「真昼のお外は暑いよ〜」とママが説明してくれる。「今日は猛暑日で、35度を超えたんだから」とか。話の展開はわかっているのにゃ。そのうちママは「ミッケだけのために、今年の夏もエアコンをつけて外出してるのよん」と、恩着せがましいコトを言いだすのにゃ。
でもそこはオトニャンコ。涼しい顔して聞き流し、甘えたりしてみる。そう、飼いネコ稼業にもツボがあるのにゃ。ママももっと大人にならなきゃね、と言いたいところをグッとこらえる。余計なコトを言わないのが、飼いネコの流儀なのにゃ。
気象情報はテレビで確認しているのにゃ(^_-)
そういえば、まだ梅雨寒だったある日のこと。毛布の中に入り込み(そこまで寒くはなかったけど)、ふにゅふにゅ寝てた。しかしあたしはネコ。夢うつつの中、ハッキリと聞こえてきたのにゃ。それは、カナブンの羽音!
毛布から抜け出し、走り出し、お外に向かって猪突猛進。ジャンプしてカナブンをキャッチ!
するはずだったが、そこには網戸があったのにゃ。うーん、残念(°▽°)
ママはひたすら感心していた。爆音とは言わないまでも、けっこうなボリュームで音楽を流し、あたしは毛布の中で熟睡していたにも関わらず、セミのようにジージー鳴くわけでもない、ベランダのカナブンの羽音に気づいたあたしの特別な能力に、改めて気づいたわけなのにゃ(=^x^=)
ママのママ、つまりおばあちゃんが遊びに来たとき、抱っこしてもらったのにゃ。「抱っこしたかった」というのが本音らしい。抱っこは久しぶりだったので、最初は新鮮だった。
なぜなら、ママは「重いから」という理由で、抱っこはしてくれにゃい。いいネコ、いいネコするときは、ベッドの上が定番。
なんとにゃく、束縛されているような気がしてきて。
破談( ̄▽ ̄)
そして梅雨が明け、暑くなり、今度はママの枕の上で寝てた。寛大なママは、お尻を枕にベッタリつけなければ、枕の上で寝るのもオッケーなのにゃ。
むにゃむにゃ寝てただけなのに(大きな)カラダ全体が浮き上がるほど、突然、ジャンプしちゃったのにゃ。大きな音に驚いたわけでもないのに。しかもママにバッチリ目撃された。恥ずかし〜(゚∀゚)
舐め過ぎて、お腹の毛がなくなった。ママは遊ぶ時間が短いからかも?と気づき、一緒にいる時間を増やしてくれた。だけど、やっぱり舐めたくなっちゃうんだにゃ。というわけで、3年ぶりにお医者さんに行くことになった。
「ストレスかアレルギーですね。アレルギーを緩和する注射をするので、様子を見てください。もしよくなれば、ストレスではなく、アレルギーということになります。注射の効果は1日のみなので、よ〜く見ていてね」。
お医者さんに言われ、ママはあたしをよ〜く観察していた。なんとなく舐める時間が減ったような気がしたので、その旨、お医者さんに電話で伝えていた。
「じゃあ、アレルギーということですね。時々、注射するくらいなら、そんなに副作用もないので治療しましょう」とお医者さんは言ったそうだ。
ここで、ママは考えた。もともとあたしは目ヤニが多かったりして、どちらかというとアレルギー体質(アレルギーがまったくないママより、進化しているネコ(^^)v ) なんだし、元気で、新陳代謝も順調、よく寝て、よく走り、よく遊ぶ。わざわざ、注射しに行く必要があるんだろうか?と。
しばらくは何もせず、様子を見ることにしたらしい。ホッとしたのにゃ。 そんなわけで、またまたぼーっと寝てばかりいる日々。
ママ〜、そんなに近づくとシャッター音がうるさくて、熟睡できないのにゃ〜🔥 と、片目を開けて、無言で抗議する、今日この頃なのにゃ(ミッケ)。