【お芝居】『少女仮面』ザ・スズナリ@下北沢 渡辺えりさんが登場した時 息が止まった

 

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1980年代前半に初めて「ザ・スズナリ」に来た時と、印象がほぼ同じだったのが不思議。とてもひなびていて、深夜に一人ではいられない、暑い夏にピッタリの雰囲気。

 

今のところ、再開発からも免れ、一帯はあの頃のまま。なんだか時間が止まっているみたい。

 

お芝居のセリフは難解で、時間が経っても理解できない。でも、渡辺えりさんが客席の脇から登場した時は、息を呑んだ。スポットライトが当たっていたからかもしれないけど、後光が差していた。存在感っていうか、大御所感がすごいんだよね。彼女との距離、数メートル。

 

お芝居が終わってからの彼女の舞台挨拶。「山形から東京に出てきた時と何も変わっていない」とキッパリ言った。あれから流れた時間は長いし、時代は超絶変わったし、当時は「超絶」なんて言葉もなかったけれど、すべてを超越して変わらないものは、確かにある。

 

昔々から演じることに夢中になっていた若者たちがいた。ウチに帰って、もらったフライヤーを見ながら、今もみんなこんなに情熱を注いでいるのか...と胸がうずいた。変わらないもの、変わったもの。過去や現在、そして未来にまで思いを巡らせている。

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そうそう、検索したら、スズナリは本多劇場の所有って書いてあった。

 

 

観た日:2025/06/13

@ザ・スズナリ