文化

【映画】『夏の終わりに願うこと』〜ひさしぶりに観たメキシコ映画は抱きしめたいほど愛おしい

オフィシャルサイトの紹介文は、こんな感じ。 「最愛の父の誕生日パーティ。7歳の少女が"別れ"を知るまでの、かけがえのない[1日]を描く感動作」 結末はある程度予測がつく。その結末に向かって、あたかもスクリーンに飛び込んだように、登場人物たちとそ…

【映画】ペルシアン・バージョン@東京国際映画祭2023 アメリカに移住したイラン人母娘の一代記 おかしくて悲しくて強烈にパワフル!

この作品は狙って観たのではなくて、たまたま空いてた日程にはまったから。そして素晴らしい映画体験が待っていた。 若くして医者に嫁いだお母さんのパワーがすごい。ほとんど子供なのに花嫁になり、イランからアメリカへ。ほどなくイスラム革命が起き、帰国…

【上品な料亭 in 静岡】浮月楼〜徳川慶喜が20年住んでいた伝説の場所 見事な日本庭園を見ながらランチをいただきました

所用で静岡に行き、歴史ある料亭でランチをごちそうになった。大河ドラマにも登場した徳川慶喜ゆかりの地。 徳川慶喜公が大政奉還の後、20年を過ごした屋敷跡。幕臣であった渋沢栄一が主君・慶喜公を迎えるために準備を整えたところで、彼が日本で初めての株…

【映画】コンペティション - ラテン的皮肉の応酬がたまらない ペネロペ・クルースとアントニオ・バンデラスが理想的に年齢を重ねていてうれしい

映画『コンペティション』公式サイト3/17(金)ロードショー 1980年代のペネロペとバンデラスを知っていると、年齢を重ねて落ち着いてなんか欲しくないと心から願う。この映画では、そんな希望が見事に叶い、ペネロペは自らの主張を1ミクロンも曲げない突き…

【映画】ヴェラは海の夢を見る Vera Dreams Of The Sea 第34回(2021)東京国際映画祭で見事グランプリを受賞した コソボの女性監督作品 大オススメ!

映画祭で上映された作品は、一般公開に至らないことも多いので、見逃したらそれっきり、ということがよくある。 コロナ禍真っ盛りの2021年、この作品が東京国際映画祭のグランプリを受賞したというニュースを聞いて、観たい!と思ったが、時すでに遅し。地味…

【散歩】ひさびさの下北沢は大変化していた

そちこちで語られる下北沢の大変化。映画を観たついでに、ちょいと散歩してみた。 小田急線専用 南西改札口。もはや、以前どんな風景だったか思い出せない。 改札口と一体化していて、雨にも濡れない (tefu)lounge という めちゃくちゃ洒落た建物に「K2 シモ…

【リスキリング】【入学】放送大学大学院文化科学研究科 修士課程 修士専科 「専科」と「全科」一字違いで大違い 目指すはエンドレスな生涯学習?!

「もうちょっと勉強したい」という気持ちはずっとあって、いろいろ調べてみた。折りしも「リスキリング」という言葉をよく耳にする昨今。 大学のワークショップよりは、大学院のほうが「やる気」が出そう。大学院を検索しまくった。今はネットで比較できるか…

【ライブ】中村佳穂 天才が東京国際フォーラムホールAに降臨 上原ひろみと奇跡のコラボ 音楽という概念が変わる予感

天才の定義のひとつは、「この人がいたから音楽の世界観が変わった」。 「天才は誰?」と訊かれたら、パッと思い浮かぶ人がいるだろう。あたしにとって中村佳穂はそのひとり。 2019年10月、青山の草月ホールで初めて彼女の生演奏を観たとき「あぁ、天才の初…

【映画】1秒先の彼女〜こんな映画観たことない!新しくて懐かしい台湾映画

約4か月ぶりの映画館、アップリンク@吉祥寺。コロナ禍で時間短縮営業していることもあって、最近すっかり映画館から足が遠のいていた。ひさびさ行ってみたら、こういう空間が大好きだと改めて実感!そして1人でも多くの人に観てほしいと願う素晴らしい作品に…

ケニア料理@五反田 マシューコウズ・バッファローカフェ

五反田にケニア料理屋さんがオープンしたとラジオで聞いて、レッツゴー! ケニアには行ったことないし、ケニア料理も初めて。 まずは「タスカー」というケニアのビール。タスカーは、象の牙という意味なんだそう。しっかりした味わい、なおかつ飲みやすい感…

ああ面白かったと言って死にたい

郊外のとある駅で、時間が余った。 小雨、しかし傘がない。 使い捨て傘は、買わない主義。早々に捨てるなんて、もったいない。 駅前の(昭和な)駅ビル、子供のころのデパートみたいな雰囲気。本屋さんがあった。平積みになってる本たち。真っ先に目に飛びこん…

代々木上原のモスク

昔々から、ずーっと気になっていた、代々木上原のモスク。正式名称は、宗教法人 東京・トルコ・ディヤーナト・ジャーミイだそうだ。略して 東京ジャーミイ。ちょっとかわいい:) 外壁には「見学は自由です。どうぞ、お入りください」と書かれた大きな垂れ幕…

フランス人は10着しか服を持たない

約1年前、図書館で予約。すっかり忘れてたら年末も近くなって、順番がまわってきましたメールが! 大掃除の前に、読んでみてよかった。例えば引き出しいっぱいの筆記用具。数えてみたら60本以上あった。文房具が好き!なのもあるけど、仕事を辞めるたびに、…

関西テレアポ 2015年11月

ある日の午後。 「確認させていただきますので、少しお待ちください。いったん保留に致します」と言って、保留にしたつもりだった。が、解除しようとして、保留にしなかったことに、気づいた。 通話相手は、関西のオジサマ。突っ込まれるだろうと思ったら、…

黒柳徹子さんトークショー!

「ルーマーズ」終演後のトークショーは、昭和の著名人のウラ話大会、お芝居以上に印象深かった。 「年上が大好きなんだけど、年上の男の人が見当たらなくなった。10歳下じゃ、疲れ過ぎててダメ。荷物を持ってもらうなら、25〜30歳は下じゃないと」 そんな話…

靴を脱ぐ日本 靴を脱ぐ会社

イギリス人の友達の実家に行ったとき、彼女が言った。 「日本では靴を脱いで、家に入るでしょ? 家の中をキレイに保つための素晴らしい習慣だって感動したわ。イギリスに帰ったら試そうと思ったけど、結局今まで通り。理由はよくわからないけど」 スペインで…

すいません

かつて外資系に勤務していた友達は「すいません」が口グセで、外国人の上司に「No Suimasen!!!」と怒られたって言ってたっけ。 外国人にとって「Suimasen」は、摩訶不思議な言葉らしい。Excuse meの意味もあり、I'm sorryの意味もあり、その他もあり、日本で…

ウソも方便と言うけれど

昔々、ヨーロッパに半年滞在し、日本に戻る帰り道、韓国に寄った。ひさびさのアジア。アタマの中は「焼肉、白いゴハン、焼肉、白いゴハン...」でいっぱい。ホテルに到着すると、シャワーもそこそこに、焼肉を求め夜の街へ飛び出した。吟味する余裕はなく、と…

外人モデル@コンビニのレジ

一番印象深い仕事は、外国人モデルのマネージャー。 この仕事がキッカケで、ラテン系ともご縁ができた。外国人モデルのマネージャーとは、モデルたちをオーディションに連れていき、売り込む、営業兼通訳みたいなもの。モデルというと、ワガママ、気位が高い…