映画など
ラブゴーゴー : 作品情報 - 映画.com この作品が製作されたのは1997年。世紀末感がなんだか妙に懐かしい。遠い過去になったポケベルなどの道具、声しか知らない異性にドキドキする感覚、そしてクール風景。舞台は台北だけど、東京でも、似たような空気が漂っ…
K'sシネマで台湾映画の特集をやっていて、見逃していた『熱帯魚』が日本最終上映。というわけで、行ってきた。 あらすじはこんな感じ。 熱帯魚 : 作品情報 - 映画.com 1990年代の台湾が舞台。ノスタルジックで、昭和40〜50年代の日本の雰囲気に満ちている。 …
マギー・チャン レトロスペクティブ | Bunkamura 2004年の作品、日本公開は2009年。マギー・チャンが「かつて女優だった」存在になってから、長い年月が過ぎた。彼女がなぜ女優という職業から遠く離れてしまったのか、彼女の「最新作」を観ても、結局ナゾは…
(ネタバレあり) マギー・チャン レトロスペクティブ | Bunkamura マギー・チャンの顔立ちそのものは、そんなに鼻が高いわけでもなく、パーツが大きいわけでもなく、決して派手じゃないんだけど、凛とした佇まい、そして食べ進む姿の力強さが、誰とも比較でき…
「ル・シネマ」が「ル・シネマ 渋谷宮下」となって移転。そのオープニング上映は「マギー・チャン レトロスペクティブ」だった。 マギー・チャンのすべてを知っているような気になっていたけれど、案外、観てない作品が多いことに気づいたりして、いい機会な…
映画『コンペティション』公式サイト3/17(金)ロードショー 1980年代のペネロペとバンデラスを知っていると、年齢を重ねて落ち着いてなんか欲しくないと心から願う。この映画では、そんな希望が見事に叶い、ペネロペは自らの主張を1ミクロンも曲げない突き…
映画祭で上映された作品は、一般公開に至らないことも多いので、見逃したらそれっきり、ということがよくある。 コロナ禍真っ盛りの2021年、この作品が東京国際映画祭のグランプリを受賞したというニュースを聞いて、観たい!と思ったが、時すでに遅し。地味…
アルモドバル最新作の主演は、長年、彼の作品のミューズであり続けるペネロペ・クルス。そして長編映画2作目の出演だというミレナ・アレット。大女優になっても瑞々しいペネロペと、新人の瑞々しさが魅惑のコラボ。 ストーリーはこんな感じ。 まるで!1980年…
大富豪の娘との結婚を目前に控え、学生時代からの男友達3人組は、さよなら独身!と称した3週間の旅に出た。行き先はスペイン。 コスタ・ブラバでスキューバ・ダイビングに挑戦し、ブニョールでトマト祭に参戦、セビリアではスカイダイビング、パンプローナで…
映画『七人樂隊』公式サイト – 香港を代表する七人の監督による“香港七重奏” この作品の公開は、東京では終了しましたが、それ以外の地域では、順次公開中(2022/11/29 現在)。東京でも今後、また公開されるかも。配信もあるかも。『七人樂隊』という作品名を…
映画『彼女のいない部屋』公式サイト ミステリアスな展開なんだけど、一方でロードムービー的だったりもする。主人公の女性が乗るのはレトロなクルマ。検索してみたら「AMCペーサー」というアメリカ産のヴィンテージで、1970年代につくられたそう。個性的で…
ABOUT THE MOVIE|映画『秘密の森の、その向こう』 公式サイト 見終わってから知ったんだけど、監督のセリーヌ・シアマは、スタジオジブリ作品の大ファンだそう。なるほど、納得。言われてみれば、このファンタジー感は、ジブリを彷彿とさせるような気がする…
まず音楽が超不穏。これから悪いコトが起きるんじゃないかと、ドキドキしてくる。映画が始まってほどなくすると、映画館を出て、ウチに帰って、ネコとふにゃふにゃしたいと思っちゃったくらい。音楽は、確かに起こることを暗示してもいるけど、主人公の心の…
映画『こころの通訳者たち』公式サイト 気合いを入れまくって観にいく映画より、何気なく観に行った映画のほうが、印象に残ったりする。この作品が、まさにそうだった。クラファンのご縁で鑑賞券をいただき、期限が切れたらもったいない...くらいの感じで劇…
ウォン・カーウァイの作品が4Kで公開されるという記事を読んだ。「恋する惑星」「天使の涙」「ブエノスアイレス」「花様年華」...。1960年代と1990年代の香港に会いに行くことにした。 20世紀末に産み落とされたウォン・カーウァイの4つの映画 | ザ・シネマ…
キッカケは忘れたけど、昔々『桃尻娘』(1978)にハマった。まだビデオが普及していなかった時代。『桃尻娘』を観るために情報誌をくまなく確認、(場末の) ポルノ映画館に行ったコトもあったっけ。 なんであんなに好きだったのか、今回の映画紹介キャッチコピ…
高校が下高井戸だったせいか、下高井戸に来ると、散歩したくなる。 特に世田谷線。昔々は、芋虫みたいな緑色の電車が走っていて「 イモ電」とか、呼ばれていたっけ。 ちょっと時間があったので、線路沿いを歩くと、見事な咲きっぷりの花が並んでいた。手をか…
映画『オートクチュール』公式サイト 「孤高のお針子」というワードにそそられ、ル・シネマへ。昔々、プレタポルテの世界はチラッと関わった時期があったけど、オートクチュールは未知。スクリーン越しでも覗いてみたい。「人生賛歌」にも弱いんだよね。人生…
【全体的にネタバレな内容を含んでいます】 シネマカリテでの上映は5/26(木)まで その後 シネマ・ジャック&ベティ、あつぎのえいがかんkikiなどで上映予定 映画『リンダ・ロンシュタット サウンド・オブ・マイ・ヴォイス』『スージーQ』『ローレル・キャニオ…
あの!伝説のライブが映画館で限定公開されることをラジオで聞き、観てきた。 内容はこんな感じ。 ザ・ビートルズ Get Back:ルーフトップ・コンサート : 作品情報 - 映画.com 人生初のIMAX、予告編を見てるだけでスクリーンの大きさと映像の鮮明さ、そして…
新宿シネマカリテ、渋谷WHITE CINE QUINTOでの上映は終わりましたが、2/12(土)から横浜ジャック&ベティで上映中!3月にはアップリンク吉祥寺でも上映予定!全国順次公開中です ミレニアル世代を描くアーティスト、アマリア・ウルマンの長編初監督作品『エル …
オフィシャル・サイトより スズさん〜昭和の家事と家族の物語〜 昭和の時代には「洋裁」という言葉が存在していた。あたしはギリギリの世代。母が作ってくれた洋服を着た晴れの日の思い出があり、祖母がセーターを編んでくれたこともあった。が、だんだん洋…
観たのは短編映画2本。 「スラム」34分(1962年) かつて日本にもスラムがあったという事実を記録したドキュメンタリー映画。旅行先でスラムを目にしたことはあっても、日本のリアルなスラムを目で見たこと自体が衝撃的。南国のトロピカルな街並みとは全然違う…
高校生のとき、何本かのATG作品を名画座で観た。そのうちの1本がこの作品。強烈な印象、忘れられない作品になった。ラピュタ阿佐ヶ谷で上映されると聞き、もう一度、観てみようと思った。 「基地」の街から|作品解説2/ラピュタ阿佐ケ谷 ----------------…
(ちょいと時間が経ってしまったけれど) 10/30〜11/8 東京国際映画祭が開催された。今年から日比谷・銀座エリアに移転。ラテンビート映画祭との共催上映もあり、『箱』と『リベルタード』を観ることができた。どちらもラストシーンが印象的な、深くて繊細な作…
渋谷のル・シネマで、ヴィム・ヴェンダースの大特集が開催されていると知り、行ってきた。 ヴィム・ヴェンダース レトロスペクティブ ROAD MOVIES/夢の涯てまでも | ル・シネマ | Bunkamura そんなに混んでいないだろうと、タカをくくりつつも1時間前に到着…
ラジオを聞いてたら、この映画が紹介されていた。「人生の仕立て屋」とは? 観に行ってみよう。ということで、吉祥寺アップリンクへ。「人生は測れないから面白い」っていうキャッチコピーにも惹かれた。主人公の顔が、ちと辛気臭いけど(°▽°)。 映画『テーラ…
下高井戸シネマに『アメイジング・グレイス』を観に行った。下高井戸は高校3年間を過ごした懐かしい場所。数年前、日大がある南側は歩いたので、今日は北側を。 駅は多層構造になったけど、駅前の風景は昭和の頃とあまり変わっていない印象。写真は駅構内2階…
作品情報|サマー・オブ・ソウル(あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)|サーチライト・ピクチャーズ あちこちで、絶賛、感銘、といったコメントを目に、耳にした。これは観に行かなくちゃ。 何度も拍手したくなった。まるでリアルにライブを観てい…
約4か月ぶりの映画館、アップリンク@吉祥寺。コロナ禍で時間短縮営業していることもあって、最近すっかり映画館から足が遠のいていた。ひさびさ行ってみたら、こういう空間が大好きだと改めて実感!そして1人でも多くの人に観てほしいと願う素晴らしい作品に…