【散歩】阿佐ヶ谷神明宮と日大元理事長のちゃんこ屋へ

 実は「じゅん散歩」の大ファン。毎日ハードディスクに録画している。ある日、阿佐ヶ谷特集を見ていたら、神明宮に天照大御神をお祀りしていると言っていた。えーっ!!!知らなかった。

 斉藤和義が歌う「純風」の歌詞の通り、何にも知らないことばかりだとしみじみ思う今日この頃。近くなのに知らないこと、何十回も行った場所でも知らないこと、知らない由緒やごく初歩的な歴史など、挙げ始めたらキリがない。

 今の今まで知らなかった。非礼をお詫びしつつ、お参りした。

ご由緒 | 阿佐ヶ谷神明宮 厄除(八難除)の神社 東京都杉並区

f:id:megmikke:20220102165120j:image
f:id:megmikke:20220102165117j:image
f:id:megmikke:20220102165112j:image すでにすっかり過去の出来事になった感があるけれど、日大元理事長にまつわる様々な裏取引の舞台になったちゃんこ屋にも行ってみた。駅の近くなんだけど、比較的賑わい感少なめなエリアで、隠れ家っぽい印象。
f:id:megmikke:20220102165114j:image すっかりほとぼりが冷めたタイミングだったので、周辺には誰もいなかった。営業もしてなかった。
f:id:megmikke:20220102165123j:image 日大の附属高校出身者としては、ぜひ襟を正して、清い学校経営を行ってほしいと切に願う次第です。今度こそ!!!

【追記 今日のニュース】残念ながら補助金が不交付になってしまいました。

日大への補助金 今年度は“不交付”へ 前理事長らの事件受け | 教育 | NHKニュース

 

 

 

(敬称略)

散歩した 2021/12月

【映画】花椒の味〜笑って泣いてじんわりするヒューマンドラマの大傑作 90年代の香港映画が蘇る

 

f:id:megmikke:20220119232234j:image
f:id:megmikke:20220119232232j:image
f:id:megmikke:20220119232237j:image 『花椒(ホアジャオ)の味』公式サイト|11月5日(金)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開

 旅立ったお父さんが自分(香港在住)の他に、台湾、中国本土に子供がいて、3人とも娘で、お父さんのお葬式で初顔合わせ...。でもドロドロしないのがいいんだよね。三人三様、個性も、愛情を含めた表現方法も違うけど、一致団結、お父さんが遺した火鍋屋を盛り立てようとがんばる。

 昭和系なギャグあり、人情あり、人間模様あり。広東語の響きも大好きだし、どこかすっとぼけているような表情もいいな(特にリッチー・レン)。

 印象に残った場面は「旅立った人が昆虫になってこの世の様子を見にくる」というくだり。それは本当なのかもしれない。

 三女がユーチューバーだったり、娘たちが大陸や台湾在住っていう今どきな設定を取り入れつつも、根はしっかりと香港映画の伝統を受け継いでいると思った。ただ、全体的に曇り空が多いような気がするのは、香港の今の気分を表しているのかなぁ。香港が香港らしく、昔みたいに自由にたくさんの映画が作れるよう、心から願っています。

 ところでアンディ・ラウがすっかりオヤジ、いやジイサンになっていたのを目の当たりにして、思わずため息。でも柔らかい表情で、いい年齢の重ね方をしているんじゃない?って思ったり。

 この映画を観てからずいぶん時間が経ってるのに、ブログを書こうとしたら涙が出てきた。90年代の香港映画への郷愁なのか、失われてしまったように見えてしまう香港の自由なのか、あるいは自分の青春への懐かしさなのかも。

f:id:megmikke:20211219220528j:image 手作りディスプレイ@新宿武蔵野館のロビー 
f:id:megmikke:20211219220521j:image 

 ひさしぶりに香港で飲茶食べて、散歩したくなった。

  YouTubeで「花椒の味」で検索すると、予告編、メイキングなど、たくさんの動画が出てきます。YouTubeで見てから映画を観るか、映画を観てからYouTubeを見るか。ちなみにあたしは映画を観てから、YouTubeでいろんな動画を見て、思い出して、またじんわりしました。

 

 そういえば、1990年代後半 "Las Juanas" というコロンビアの連続ドラマ(テレノベラ)も似たようなシチュエーションだった。コロンビアの土地土地の女性に密かに身籠らせた5人の娘が成長して、父親のもとに全員集合するという展開。

 この映画とは関係ないけど、当時作った " Las Juanas" のホームページのリンクを貼っておきます。LAS JUANAS フアナたち

 

花椒の味を観た 2021/11月

【映画 ネタバレあり】K'sシネマ ペルー映画祭に行ってきた『くもり空の下で』異なる気候のもと ペルーに生きる3人の女性たちを描くオムニバス映画

 

f:id:megmikke:20220118221633j:image

f:id:megmikke:20220118221630j:image 1話めは熱帯アマゾン、2話めは都会、3話めがアンデスの山岳部を舞台に、女性たちの日常生活を淡々と描いていく。

 淡々とは言いつつも、スクリーンにアマゾンが映し出されると、まるで自分がそこにいるかのように、光る汗の匂いと高い湿度に包まれているようなリアリティがある。

 3話めのアンデスを舞台にした物語が一番印象に残った。コンドルが飛んでいくような、高地に暮らす「母」。2人の子供たちは家を出て、都会で暮らしている。(クスコを思い出させる)町に行き、娘と電話で話すのが楽しみだが、母の家にはテレビも電話もない。現金収入は娘からの仕送りと、手作りのニットを町で売って得られるお金だけ。普段は畑を耕し、薪を拾い、じゃがいもを食べている。

 多くは持っていないが、静かに平和に暮らしていた母のもとに、疎遠になっていた息子が帰ってくる...。

f:id:megmikke:20220102163454j:image
f:id:megmikke:20220102163451j:image
f:id:megmikke:20220102163503j:image
f:id:megmikke:20220102163457j:image
f:id:megmikke:20220102163448j:image
f:id:megmikke:20220102163443j:image
f:id:megmikke:20220102163440j:image

【この後 ネタバレ】

今年(2022年) 3月には大阪でペルー映画祭が開催される予定です。

Filmfestival | ペルー映画祭2021 | 東京都

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 息子は刑務所に入っていたが、模範囚だったので早めに出所。なぜ突然帰ってきたのかは語らないが母は息子を歓迎し、息子も母の手伝いをして、束の間の平穏な日々が訪れる。

 しかし息子は、ある日突然、母のなけなしの現金を盗み、姿を消してしまう。娘と電話で話しても、息子がやったことは口にしない。そして母はいつもの日常に戻っていくのだ。

【この映画を観終わって個人的な感想】

 クスコに行ったとき、路上で野菜やアンデス的手作りグッズを売っているセニョーラたちが、たくさんいた。映画はフィクションだろうが、背景を垣間見る思い。村に残らない子供が大半だろう。残された親たちは昔ながらの生活を営みながら、現金収入を得るため、子供と電話で話すために町へ行く。セニョーラたちに売り込まれた時、もっといろんなものを買っておけばよかった...。

 日本人の根底には「がんばれば夢はかなう」という概念?!があるように思う。それは鎖国明治維新→開国後に、がんばって発展したこともあるだろうし、第二次世界大戦後、焼け野原からものすごくがんばって、世界第二の大国に上り詰めた、そういう全国民的な成功体験がある気がする(今後はわからないけど)。

 でもペルーは、なかなかそうはいかない。母の表情に「何かをしたとしてもうまくいくとは限らない」というような「あきらめ」が浮かんでいるように見えてしまった。

 右往左往することなく、ジタバタすることもなく、息子を責めず、現実を受け入れる母の姿は、カッコいいと思うのだ。

ペルーに行ったときの旅行記  60日間のラテンな旅行体験記インデックス


f:id:megmikke:20220102163500j:image 話変わって、K'sシネマのロビーに置いてあった写真。拡大すると「昭和館」の文字が!かつてここには、ヤクザ映画と成人映画専門館があった。遠い遠い昭和のお話でした。

2021/12月 @K'sシネマ

【映画】『東京画』ヴィム・ヴェンダースが小津安二郎に寄せる熱い思い 1953年 1983年 2021年 3つの時代が交錯

 

f:id:megmikke:20220115113328j:image

f:id:megmikke:20220115113347j:image

 小津安二郎の大ファンであるヴィム・ヴェンダースが、1983年の東京で小津映画の面影を探す物語。東京を舞台にしたロードムービーとも言える。登場するのは、当時一世を風靡した竹の子族やローラー族、パチンコ屋、食品サンプルの工場など。

1953年 『東京物語』が撮影された

1983年 『東京画』が撮影された

2021年 この映画を観た年

東京物語』から『東京画』まで30年

『東京画』から現在まで38年

1953年→1983年のほうが短いけど、東京の変貌は大きかった気がする。1953年はまだ戦後っていう印象が強い。

 外国人の視点で見る東京は、別物。あたしが外国人と仕事をしていた1980年代半ば、彼らは何かというと原宿に行きたがったし(竹の子族はすでに下火だったけど)、合羽橋に行って食品サンプルをお土産に買ったりしていた。

 本気で食べたくなるくらい緻密に作られているもんね。今は食品サンプルを置くお店は減った気がするけど、日本人らしい几帳面さを活かした素晴らしい日本文化だと思う。

 パチンコ屋のネオンに近いものとして、新宿西口ヨドバシカメラを真剣に撮っていた外国人の姿も思い出した。これまた海外にはないスペシャルな存在。

f:id:megmikke:20211220233400j:image
f:id:megmikke:20211220233403j:image 小津安二郎といえば「おじいちゃん」というイメージがあった。が、今回、この映画を見て検索してみたら、彼は還暦の誕生日に旅立っていることがわかった。1903年に生まれ、1963年没。下の写真は1951年頃というから、48歳...。昔の人は、成熟が早かったんだなぁ。

f:id:megmikke:20220115163113j:image小津安二郎 - Wikipedia

 映画の中で取材されている笠智衆は、小津安二郎よりたったひとつ年下なんだそう。年齢差はひとつだけど、絶対的な主従関係があったよう。

 そしてローポジションへの小津監督の強いこだわりについては、撮影の厚田雄春がインタビューで語っていた。

 あたしが小津作品を初めて観たのも1980年代前半。当時「おじいさん」的存在だった名匠についての映画を、40年近い年月を経て観る。

 初めてと、懐かしさと、新たな発見が入り混じった不思議な感覚。観終わった後の超個人的な感想は、小津安二郎って強烈なこだわりと、支配的なキャラを持ち合わせていて、だからこそ『東京物語』みたいな名作が撮れたんだろう、ということ。

 ヴィム・ヴェンダースからは離れちゃったけど、今になってこの映画を観るキッカケがあってよかった。いい加減、もっと大人になれよってメッセージかも(°▽°)

 

(敬称略)

2021/12月 @ル・シネマ

 

【散歩】東京に4年ぶりの大雪

 もうずいぶん前のことみたいだけど、先週(1/6)、東京に雪が降り、都心で約10cm積もった。朝の天気予報では1cm積もるかもしれないくらいの話だったのに、10cmの積雪は東京では大雪。

 子供の頃とは違って、雪の予報に浮かれることはなくなった。雪に慣れていない東京人、滑るし、コケるし、クルマはスリップするし、日陰は凍るし、坂道は...。特に寄る年波な今日この頃、雪は降らないでほしいとひたすら願う。

 が、雪が舞い、一面雪景色になっているのを見ると、反射的にウキウキしてしまう自分がいた。気分はユニコーンの『雪が降る街』。

f:id:megmikke:20220108024835j:image 最近、検索済みのお店に行くことがほとんど、行き当たりばったりで入るのは、久しぶり。「雪は初めて見る」と、インド系の店員さんが外を見ながら言った。カレーもナンもおいしかったな。グルメサイトが充実する前は、何の予備知識もなく土地土地のお店に入ってたっけ。そっちの方が普通なんだと、改めて思う雪の日。マヒマ@田端 
f:id:megmikke:20220108024302j:image @池袋
f:id:megmikke:20220108024256j:image 近所の公園。若いコがピンポイントで木の枝を撮っていたので、真似してみたら、視点が違う写真が撮れた。f:id:megmikke:20220108024307j:image
f:id:megmikke:20220108024249j:image モノクロで撮影したのではありません。
f:id:megmikke:20220108024259j:image 子供たちが作ったらしい雪だるま。動物をイメージしてるのでは?!という説あり。
f:id:megmikke:20220108024254j:image クルマに積もった雪をほじってみた。
f:id:megmikke:20220108024246j:image 

 雪が降り過ぎないように、そしてこれ以上大雪の被害が出ませんように。

【映画】『スズさん〜昭和の家事と家族の物語〜』懐かしいだけが昭和じゃない 今の時代が失ってしまったモノや生活 昭和に学ぶコトとは?

 

f:id:megmikke:20220113204057j:image

f:id:megmikke:20220114001109j:image
f:id:megmikke:20220114001112j:image

オフィシャル・サイトより スズさん〜昭和の家事と家族の物語〜

 昭和の時代には「洋裁」という言葉が存在していた。あたしはギリギリの世代。母が作ってくれた洋服を着た晴れの日の思い出があり、祖母がセーターを編んでくれたこともあった。が、だんだん洋服は「買うもの」になっていった。

 漬物もお盆の準備も、今の日常生活からは離れてしまったが、向田邦子さんの「父の詫び状」を彷彿とさせるような、昭和の家事の数々がこの映画には記録されている。

 戦前、戦中、戦後を生き抜き、「手を動かしていれば大丈夫」と言いながら、専業主婦として、様々な手仕事を休みなく行っていたスズさん。手仕事の暖かみ、じんわり伝わってくる愛情、勤勉であることの大切さをこの映画が思い出させてくれました。

 当時の暮らしには戻れないだろうし、働き者という言葉はあまり耳にしなくなり、昭和が終わり、平成も終わり、令和になった。

 そんなに遠くない昔、多くの日本人女性が行っていた「家事」の芸術的素晴らしさに、スズさんの人生、時代背景を重ね、長女の小泉和子さんの映像と語りを挿入し、丁寧に描く。地味めな作品だけど、観て、本当によかったと思った。小泉和子さんが館長を務める「昭和のくらし博物館」にも、行かなくちゃ。

昭和のくらし博物館 トップページ

 懐深く、暖かく、包みこむような小林聡美さんのナレーションも、素晴らしい。

f:id:megmikke:20220111120858j:image

f:id:megmikke:20220111120855j:image 年表、写真、コメントなど盛りだくさんなパンフレット。最近、パンフレットは買わないことが多いんだけど、思わず購入。

YouTube予告 映画『スズさん~昭和の家事と家族の物語~』予告編 - YouTube

 

2022/01月 @CINEMA Chupki TABATA

【映画】《昭和30年代の暮らし映画特集》英映画社「住宅問題」@ポレポレ東中野

 

f:id:megmikke:20211209112615j:image
f:id:megmikke:20211209112638j:image

f:id:megmikke:20211209113111j:image

 観たのは短編映画2本。

「スラム」34分(1962年)

 かつて日本にもスラムがあったという事実を記録したドキュメンタリー映画。旅行先でスラムを目にしたことはあっても、日本のリアルなスラムを目で見たこと自体が衝撃的。南国のトロピカルな街並みとは全然違う。舞台となっていたのは、朽ち果て、崩れ落ちる寸前、時に重厚だったと思われる古い日本家屋。

 60年前が大昔なのか、意外に最近なのかは、意見が分かれるかもしれない。個人情報保護とか存在しない時代なので、人々の顔がそのまま映し出される。日本に住んでいる人々の顔は、とっても変わった気がする。映像を保存することの重要性を、しみじみ感じた。

「新しい街」27分(1964年)

 同時期、中野に画期的な建物が建設された。その名も中野ブロードウェイ(正式名称:コープ・ブロードウェイ センター)。

 現在は「サブカルの聖地」として世界的に?!名を馳せているが、当初は「家に閉じ込められている主婦を家事から解放し、新しい時代を生きる」というようなコンセプトのもとに、商業施設と最新設備完備の住宅を一体化させた建築物だった。低層階は商業施設、5〜10階は約250戸の住宅、屋上には公園とプール。プールがステータスだったんだよね、この頃。

 この建物を建てた不動産業者「東京コープ」は、あの!「コープ・オリンピア」も手がけていたことを、初めて知った。終戦後、混乱期を経て、日本が急成長を遂げようとする時代の息吹が、画面からほとばしっている気がした。

 東京コープという会社に関しても、いろいろ調べたら興味深いエピソードがたくさんありそう。

2本の映像を見比べて 同じ時代とは思えないほど、強烈な格差。そして日本は大成長を遂げ「1億総中流」と言われたが、また格差社会に戻った。「新しい街」は不動産屋さんの広告映像なんだけど、時間が経てば戦後史になるという事例かもしれない。あたし達の時代、学校の勉強では戦後史はいつも時間切れ。大切なコトを学校では学べなかったからなぁ。

 そして、にゃんと!この2本はYouTubeで観られます。(2022/01/11 現在)

 スラム 英映画社制作 1961年 - YouTube

 新しい街 コープブロードウェイセンター 英映画社製作 - YouTube

 この2本を制作した英映画社にも興味がある。たくさんのニュース映画を作った会社らしい。

f:id:megmikke:20211208162546j:image ポレポレ東中野 外観 
f:id:megmikke:20211208162550j:image
f:id:megmikke:20211208162552j:image どちらかと言うと地味めなドキュメンタリー映画を上映する映画館は、大切だと思う。温故知新のヒント、ありがとうございました!
f:id:megmikke:20211208162543j:image
f:id:megmikke:20211208162555j:image 《昭和30年代の暮らし映画特集》短編プログラムC/英映画社”住宅問題” Eigaland

2021/12月 @ポレポレ東中野

 

【映画 ネタバレ】『地の群れ』1970年 配給ATG 被爆者集落と被差別部落の対立を描く社会派作品

 高校生のとき、何本かのATG作品を名画座で観た。そのうちの1本がこの作品。強烈な印象、忘れられない作品になった。ラピュタ阿佐ヶ谷で上映されると聞き、もう一度、観てみようと思った。

「基地」の街から|作品解説2/ラピュタ阿佐ケ谷

 

 

----------------この先 ネタバレです----------------

ちなみに、今日現在(2022/01/09)、Amazonプライム・ビデオで、この作品が観られます。かなり重いけど。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

f:id:megmikke:20220105220932j:image
f:id:megmikke:20220105220934j:image

下記のサイトから あらすじをお借りしました

地の群れ - 映画ならKINENOTE

f:id:megmikke:20220108220927j:image ラピュタ阿佐ヶ谷 外観
f:id:megmikke:20220108220930j:image
f:id:megmikke:20220108220925j:image

 映画を観終わって外に出ると、宅急便のおにいさんが荷物の確認をしているいつもの風景。50年前の日本から、タイムスリップするみたいに2021年に戻り、幸せで、うれしくて、そういう感覚に包まれてしまった。

 50年前はずいぶん昔かもしれないけど、人類の歴史から見たらほんの短い時間なのに、今、あたしが生きている日常はなんて快適なんだろうと思ったりもした。ただ、格差は拡大し、差別意識も高まっている現在、この作品で描かれるような憤りとはまた別のかたちで、差別は心の奥底に深く沈んでいるのかもしれない。

 とにかくこの作品、差別用語が次から次に出てくる。今じゃ考えられない言葉の数々。

 最初にも書いたけど、こういう作品がAmazonプライム・ビデオで観られるって、すごいことだと思う。観る観ないはともかく、あたしなんかが言うのもなんだけど、日本の戦後史として受け継いでいかなくちゃいけない映画だと思う。

 役者陣も宇野重吉北林谷栄をはじめ、錚々たるメンバーで、ド迫力の演技がこれまたすごい。ちなみに、ある一定の年齢以上の人は知っているドラマ『アテンションプリーズ』に主演した紀比呂子が、この映画でもヒロイン的な存在を演じています。

 インターネットがなかった時代は、例えばこの映画を名画座で観たら、それっきり。何事も正面から受け止める傾向があるあたしは、衝撃的な内容に茫然とし、夜は眠れなくなったりする。でも今は作品名で検索すれば、他の人のレビューが読める。「2つの被差別集団、原爆を落としたアメリカの基地問題など描く対象が多過ぎて、散漫。加えて時制も混濁」なんてコメントを読むと、なぜか?!安心したりする。

地の群れ - 映画ならKINENOTE

 シェア文化というか、マニアックな映画でも簡単に他の人がどういう感想を持ったか知ることができる今の時代は、昔を知っているだけに、ありがたいなぁとしみじみ思ったりしたのであった。

2021/12月 @ラピュタ阿佐ヶ谷 

【海】2022お正月 湘南ドライブ

 

f:id:megmikke:20220104205835j:image 辻堂海岸からの富士山。海には入らないことにした。風邪ひきそう。今年はゆるめにいこう。
f:id:megmikke:20220104205846j:image
f:id:megmikke:20220104205838j:image 海浜公園前の歩道橋の上から。
f:id:megmikke:20220104205843j:image
f:id:megmikke:20220104205832j:image 134号線を走り、葉山へ。HAYAMA STATION に寄ろうと思ったら、定休日。とはいえ、出店が出ていてパンやスイーツを売っていた。
f:id:megmikke:20220104205829j:image あと、しらす丼。一番惹かれたのは、半熟卵だったりもしつつ、購入。f:id:megmikke:20220104205841j:image 話変わって、ちょっと前に購入した GO PROもどき(中国製)。ネックレスのマウントで撮ったら、波に乗っている臨場感まるでなし。ヘッド・マウントの方が目線に近くていいかも。でもちょっと激しめに動くと外れそう。Amazonであれこれ見てみて、暖かくなったらまた波乗り再開して、撮影してみよう。

 今日、湘南と音楽を聞きながらのドライブが、心から大好きなことが改めてよくわかった。

【大食い】2021年後半もあれこれ食べました 歌舞伎町でボリューミーな豚肉たっぷり野菜、人気店でスパイス系カレー@高円寺 吉祥寺、新橋でランチブッフェ、そして昭和な風景 街中華

【トラットリア クイント】歌舞伎町

f:id:megmikke:20211231191235j:image アズーリ@神楽坂の系列店。神楽坂はあんまり行かないけど、新宿なら近い!というわけでランチに寄ってみたら、神楽坂と同じようなお肉ランチがあって、感動の巻。
f:id:megmikke:20211231191239j:image

f:id:megmikke:20220102203746j:image 豚肩ロース肉のグリル(1100円)。お肉の下に大量の野菜が隠れているので、ヘルシーでもある。鮮魚のソテーもおいしそう、次回はお魚にしよう。2021/9月

【スパイスカレー 青藍】高円寺

f:id:megmikke:20220102163042j:image 食べログ驚異の☆3.80。混雑することもあるらしいけど、コロナ禍のせいか、訪問時(2021年12月)は並ばず、記帳もせず、すんなり入れた。
f:id:megmikke:20220102163052j:image ふと気づくと、こういうスパイスカレーのお店が増えていた。
f:id:megmikke:20220102163045j:image ←このメニューをいただきました。
f:id:megmikke:20220102163048j:image 
f:id:megmikke:20220102163056j:image じゃーん、これが基本、ウワサの「スパイシーチキンカレー定食」。お店のスタッフに訊いてみたら「初めてなら、これがいいでしょう」とのこと。昆布やカツオ節出汁を使っているそう。謙虚なスパイシー系で、これみよがしの真逆。野菜もバッチリ。量はちと少なめだった印象。2021/12月

【カレー食堂 リトルスパイス】吉祥寺

f:id:megmikke:20211231191516j:image これまた人気店。食べログ☆3.74。スリランカの家庭料理がヒントの辛口カレー「ブラックカレー」をいただきました。メニューには唐辛子マークが5つ並んでいたけど、そんなに辛さは感じなかった。写真だとわかりにくいけど、煮込まれた手羽先が2〜3本入ってて、見た目よりワイルド。写真右上はミックスライタというヨーグルト味のサラダ。特に暑い季節に気持ちよさそう。量はさほど多くない印象。2021/10月

【MOKU】新橋

f:id:megmikke:20211231192722j:image お目当てのお店がランチをやってなかったので、前を通ったとき、チェックしたこのお店へ。新橋といえばオジサンの街、和食系が多いと思っていたけど、にゃんと!食べ放題のお店があった。若返り?!
f:id:megmikke:20211231192733j:image 詰め放題のお弁当ビュッフェもあるそう。
f:id:megmikke:20211231192725j:image

f:id:megmikke:20220102232358j:image 食べログを見たら、メニューが出てたので備忘録として貼っておきます。揚げ物系が多かった気がするけど、この場所で、このお値段で、食べ放題は凄過ぎる。ブッフェがいつでも楽しめる平和な世の中が、早く来ますように。ランチメニュー : 燻製 鉄板焼 クラフトビール MOKU 新橋店 - 新橋/ダイニングバー | 食べログ
f:id:megmikke:20211231192730j:image 営業で新橋をまわっていた頃、本当によくお手洗いをお借りし、お世話になったニュー新橋ビルが50周年だそう。でも建て替えのため、今年にも取り壊されちゃうかもしれない。あの昭和な雰囲気がなくなると思うと、涙💦 2021/10月

 ニュー新橋ビル 50年の節目 New模索 建て替え計画 雑多さキープ?モダンに洗練?:東京新聞 TOKYO Web

 【新橋駅】再開発で消滅間近「ニュー新橋ビルと新橋駅前ビル」昭和・平成と新橋を支えてきたビル。 - 東京ってどんな街?

【東海楼】阿佐ヶ谷

f:id:megmikke:20211231193352j:image たいていのお店には、さらっと一人で入る。でもたま〜に、ためらうことがある。よくあるタイプの街中華なんだけど、ひなび過ぎているというか、あまりにも昭和レトロ度が高過ぎるのかもしれない。「今日こそは!」と決意を固め、レッツゴー!

f:id:megmikke:20211231193343j:image 水槽には大きな金魚が!
f:id:megmikke:20211231193347j:image メニューのサンプルが並んでいる。定食がお安い(600円) のでグラっときたが、グッと堪えて初志貫徹。

 昭和の日本によくあったオレンジ色の半透明なドアを開け、色褪せたような赤いカウンターに座り、チャーハン(500円)と餃子(300円)を頼んだ。

 お店の奥が住居になっているのか、子供用と大人の靴がきれいに揃えて置いてあったのも、昭和な感じ。

 チャーハンも餃子も、もちもちっとしていて、どこか昭和なお味。中途半端な時間帯だったけど、ランチタイムとか特になく、昼間はずっと営業しているよう。目と口で昭和感を味わいたいときに、ぜひ! 2021/7月

【祥龍房 大泉学園店】

f:id:megmikke:20211231191957j:image
f:id:megmikke:20211231191946j:image 日替わり定食の回鍋肉は、にゃんと!650円。他にも定食がたくさん!ご飯はお代わり自由。糖質が気になるお年頃だけど、うっとりしちゃうんだわ、この言葉を見かけると。
f:id:megmikke:20211231191944j:image
f:id:megmikke:20211231191952j:image 大泉学園駅はたぶん初めてだと思う。肉屋さんや八百屋さんが駅前にあって、昭和生まれは昭和な風景をみると、とっても落ち着くんだにゃ、と実感。2021/10月