!舞い上がる!


「三つ子の魂百まで」を例に出してしまうと、じゃあどう努力しても、挑戦しても、ほとんど意味がないんじゃない?って話になる。

ある高名な評論家は「人間は35歳を過ぎたら変わらない」と断言した。

「人生で勝利を収めるために必要なのは、自分に向いていることを早い時期に見つけ、その分野のエキスパートになることだ」と言ったのは、とある大学教授。彼も若くして、教授になった。

つまりスマートな人は、身を結ばない努力はしない。身を結ぶかどうか、即座に判断する。

「努力しなきゃできないことは、所詮自分に向いていないので、努力はしない」と言い切った人もいたっけ。

で、舞い上がりやすいあたしの場合。「今だ!ここで冷静沈着になるのだ」と気づいても、ついつい間違える。

小さなことだと、お客さんから申し込みをもらい、帰るときに出口ではなく、自信たっぷりにお手洗いに向かって歩き出すとか。押印が5カ所あるのに3カ所しかもらわず、再訪したのに4カ所しかもらわず、再々訪になったとか。

特に商談が終わった後に方向感覚を失うっていうのはよくあって、オフィスの大奥に入っていこうとしたり、別の会議室に踏み込みそうになったり。

ウケ狙いではなく、いわゆる天然ボケなので、けっこう笑いが取れて、雰囲気が和むこともある。まあ、それがキャラなら、開き直らない程度に大切にしようと思うようになった。

天然ボケから「天然」が削除されない程度に。

ボケっとしているといえば、あたし。日々ひたすらボケっとしてましゅ。舞い上がるのは、ネコジャラシ対決!(ミッケ)