「親ガチャ」が転じて、国ガチャ、時代ガチャになった。たまたま日本に生まれ、平和な時代に育ち、いろんなことができる。この映画を観て 今のあたしに何が不足しているんだろう?と、考えてしまう。
観るかどうか迷っている人には、ぜひ勧めたい。でも今の日本には、もっと楽しい映画や娯楽がたくさんある。こんな厳しい現実を映画で観て、観てもどうしようもないのに、何で観るのか。とても遠いところで起こっていることなのに。
1時間半たって映画が終われば、観客であるあたしはガザの風景から離れることができるけど、そこにいる人々はずっとそこにいる。
海はあるけど、山はないし、雪も降らない。今はスマホで他の人が何をしているか、知ることができる時代。「国ガチャ」で当たったあたしたちが人生を満喫し楽しく過ごす様子を、命の危険に晒されながら、スマホの画面を見つめる人たちがいるのに。
じゃあ、何ができるんだろうと思った時、まずは知ることだとNPO法人の人が言っていた。「いいね」を押すだけでも、励みになることもあるという。
パレスチナの石鹸を買ってみた。まだ使っていないので、使い心地はわからないけれど、小さいことでも積み重ねていけば、今とは違う世界になるかもしれない。
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