ちょっと前から「大物、メジャーどころを観ておこうモード」に突入。次回、いつ日本に来てくれるかわからないし、歌うのをやめちゃうかもしれない。年齢には抗えないのが自然の摂理。そんなわけで、去年秋のマライア・キャリーに引き続き、今回はジャネット・ジャクソン。
とにかく知ってる曲ばっかり!1980年代から最近まで、ヒット曲のオンパレードって、本当に楽しい!楽しい! 隣りの席が2つも空いてたもんだから、まるでジャネットの魂が乗り移ったかのように、もう幅取りまくり、踊りまくり!
ちょいと上から目線な言い方かもしれないけれど、ジャネットは本当によく動き、踊り、歌ったと思う。若い頃と同じことをやれるわけはないにしても、エンターテイナーぶりを発揮した。そして、会場のファンたちはどこまでも暖かく、熱い声援を送り続けた。隣りにいた40代とおぼしき女性は、ライブの間じゅう、ずーーーっと叫び続けていたもんね。ちなみにマライアは踊らず、歌に専念していた。
ジャネットを囲む若いダンサーたちのパフォーマンスも素晴らしかった。ジャネットという宝石は、次の世代に受け継がれていく。
"Scream"では、バック・スクリーンのマイケルと競演。ジャネットって「生きる伝説」なんだなぁって、改めて思う。この曲は1995年5月リリース。ってことは、24年も前なのに、古くさく感じられない。
例えば "Nasty" は、1986年リリース。ってコトは更に遡って33年前。加えて書くと "Feedback" は2008年リリース。11年前。
この3曲に限ったとしても、一番古い曲と最近の曲だと、22年の差がある。なのに、そんなコトをものともしない、強烈な一貫性が圧倒的に存在している。
ま、余談だけど1986年から33年遡ったら1953年(昭和28年)。終戦から8年、小津安二郎監督の名作「東京物語」が公開され、NHKが日本で初のテレビジョン本放送を開始し、10円硬貨が発行された年だそう。1986年→2019年とのギャップはすごい!
ライブ後半には、相撲取り級だった頃の動画も流れた。人生には様々は風景があるんだなぁ。彼女ほどドラマティックじゃなくても、同世代だった観客も、様々な人生経験をして、今があるんだろう。
セットリスト live fans.jp
ホント、これだけ歌って踊るって、すごいわ〜♪