(自慢の) iPhoneX 文鎮化するの巻【大長編】

 昨年12月、iPhoneXを入手してから、つい最近まで、幸せだった。高速なレスポンス、液晶を超えた有機ELの超キレイなディスプレイ、ハイエンドモデルを持っているという優越感(°▽°)。

 しかし、台風13号が東京を直撃する可能性が高いと天気予報が繰り返し伝えていた8月8日の午後、タッチパネルが反応しなくなった。実はその数週間前にもタッチパネルが反応しなくなったことがあったんだけど、すぐに復活したので、すっかり忘れてた。

 今回はなかなか復活しない。台風で仕事が早上がりになったので、帰りにApple Storeに寄ってみた。

 店員さんはとっても冷淡。

 そもそも予約が前提。今日は予約でいっぱい。今からだとネットで予約が取れるのは1週間後。最短で対応するためには、明日の10時の開店と同時に来て、予約券的なものを入手したら、メールを待つ。メールが届いたら15分以内に来店しないと、キャンセルになるという。メールが届くまでどのくらいの時間がかかるかは、ハッキリしないが、夕方になるかもしれない。

 といった内容を小出しに伝える。訊かないと説明しない。見ためも無機質でアンドロイドっぽいが、話す様子にも感情がまったく感じられず、ロボットみたい。

 いくら外回りの仕事とはいえ、これはムリ。早々に見切りをつけて、新宿西口のビックカメラへ。ここには「Apple 正規サービスプロバイダ」があるのだ。

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 窓口のおにいさんは若いが、どこか昭和の香りが漂い、体育会系で、わかりやすく修理の流れを説明してくれた。Apple Storeのアンドロイドは、ネット予約は1週間後と言っていたが、最短でお願いすると、明後日のApple Storeの予約が取れた。めでたし、めでたし。

 しかし翌朝、突然iPhoneXが息を吹き返した!初期化できれば、完全復活するかも? 慌てて飛び起き「工場出荷時の状態に戻す」を試してみた。無事完了。普通に使えるようになったので、修理の予約をキャンセルしたが、復活後36時間で、再び完全文鎮化。

 こりゃ、修理依頼するしかないと腹をくくり、ビッグカメラを再訪。対応してくれたおねえさんが言う。

「これじゃ、不便ですよね」。

 不便というよりは、使えないのにゃ。

 Apple Storeは、基本的にその日中に修理完了だが、サービスプロバイダは、5日間程のお預かりになる。ただし、その間、代替機を貸し出してくれるシステム。

 修理料金は、購入後1年以内で、水濡れ・破損など過失がなければ無料。過失があり、Apple Care+ に加入していないと、ディスプレイ修理はにゃんと!31,800円🙀😱🙀😱

 Apple Care+ に入っていれば3,400円だけど、Apple Care+ が2年で22,800円だからね〜、うまく出来ているというか、にゃんというか。

 隣りに座ったお客さんは、水濡れ。内部までたっぷり水が入っていて、本人も観念していたよう。お代は41,000円。ビックカメラのポイントが5,000円貯まっていたので、差し引き36,000円。

 あたしのは水漏れも破損もなく、めでたく無料と判定していただけました。

 しかしApple の工場がお盆休み。Appleとお盆という単語は結びつきにくいが、戻ってくるまで10日ほどかかるという。

 修理は案外早く完了し、1週間後、ビックカメラから修理完了の電話があった。出向くと、担当のおにいさんは、こんな風に説明した。

 「タッチパネルが反応しなかったので、ディスプレイ交換を依頼したのですが、ディスプレイを交換しても症状が改善せず【新品もしくは新品同様】の製品をお渡しすることになりました」

 ツッコミたい気分がムクムクこみ上げた。

 新品同様って?

 おにいさんによると、一般的に欧米のメーカーは、交換用の機種を別途作っているそう。また一度でも電源を入れたら「新品」とは見なされないので、何らかの理由で電源を入れてしまった機種を、交換用として使うこともあるらしい。

 ただ、新しいiPhoneXが、どんな過去を持っているかは、ナゾのベールに包まれている。Appleって、ヒミツ主義だからにゃ〜。

 加えて、iPhoneの耐用温度は0度〜35度なんだそう。今年の東京は暑い。連日最高気温35度超えの時期もあった。39度を記録した日も、あたしはiPhoneXとともに、秋葉原にいた。暑さのせいか?!修理要請は増えているという話も耳にしたことがある。

f:id:megmikke:20180822211429j:image 購入後1年以内だったので0円だったが、もし1年過ぎてたら、にゃんと!65,664円。運がよかったと言うべきか、言わざるべきか...。

 購入から8か月。ディスプレイの問題ではなく、内部的に壊れて交換になったっていうのは、iPhoneX いかがなものか?!って思いはある。iPhoneは4台めだけど、今までこんなことえはなかった。たまたまなのか、あるいは進化し過ぎたのか...。

 文鎮化していた数日間、一番不安だったのは、電話☎️。先代のiPhone6を持ち歩いていたので、Wi-Fiがあればネットに繋がる。プチ・デジタル・デトックス状態(^_-)みたいなもので、ま、それもいいかなって感じ。

 ただ、両親も高齢だし、電話したら繋がらなくて気が動転したりすると大変。「こういう状況だから、電話が繋がらなくても心配しないで!」と伝えたけど、不安は残る。

 OCNのIP電話番号を持っていたコトを思い出したが、それにしたってWi-Fiがないと繋がらないしね。

 先代のiPhone6(キャリアはソフトバンク)がSIMフリーだったら、SIMを差し替えるだけなので、全然オッケーだった。で、調べてみたら、ソフトバンク回線を使う格安SIMも登場していたりもするし、非常時に備えて、いろいろ情報収集しておこう。

 結論。最新機を所有するのもいいけれど、スマホは単にツールと割り切って、もっとカジュアルな機種で十分かもしれない。

◆オマケ◆ 修理に出す際「保護フィルムは破棄となりますがよろしいですか?」と訊かれた。100円ショップ出身ではなく、3000円もしたのでゴネたくなったが、どうしようもない。「新しい保護フィルムを貼ってお渡しできますが、いかが致しますか?」。

 値段は3200円位だったと思う。でもその時、あたしは強烈に抗いたい気持ちになったのだ。ブチキレる人が増える昨今、世の中の雰囲気は確実に悪くなっている。怒るならもっと意味を見いだすべきだ。こんなコトで怒ってはいけない。自分自身と戦っていると、女性スタッフはこう続けた。

 「今回貼らせていただくフィルムは、画面をフチまでカバーします」。後で振り返ってみると「画面をフチまでカバー」が、キーワードだった。1000円くらい節約するため、あたしは売場で保護フィルムを買い、有料(税抜500円)で貼ってもらう道を選んだのだ。

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 「画面をフチまでカバー」する廉価なTPUという保護フィルムを購入(税抜1470円)し、有料で貼ってくれるカウンターへ。貼られて戻ってきた時、若干シワがよっていたが「だんだん馴染んで、平面になります」と言われ、信じた。

 しかし数時間もすると、信じられないコトが起こった。保護フィルムがめくれてきたのだ。最初はそれでも健気に布で拭いたりして、せっせと修復を試みた。しかしながら、事態はますます...。

 「ケースが干渉している可能性があります」。

 (文句を言いに) 再訪すると、スタッフのおにいさんは言った。

 だとしたら、フィルム貼りを依頼した時、ケースと一緒に預けたのだから、なぜそのとき言わないのか? このフィルムと今使っているケースは、合わないと。

 大人気ないと思いつつ、多少語気を強めると前回の会計はキャンセルになった。あんまり言いたくないけど、言わないと、動いてくれないのよね、世の中全般。

 おにいさんと一緒に新しいフィルムを買いに保護フィルム売場へ。「画面をフチまでカバー」はしないタイプのガラス保護フィルムを勧められ、購入。税抜1360円。安価なガラス保護フィルムもあるのね。何やってるんでしょう、あたし。

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 気泡もゴミの一つもなく、見事にピッタリ貼られたガラス保護フィルム。今回は剥がれることもない。今日は8/20。iPhoneXが不調になって約2週間。いろんなコトがあったなぁ。 けっこう疲れたのにゃ😽

f:id:megmikke:20180822192938j:image これが新しいiPhoneX。見た目はまったく変わらない(^_-)。