開演まで ハラミちゃんのMCと、自身で選曲した(と思われる) 曲が流れていた。オザケンの「ぼくらが旅に出る理由」とか、aiko とか。
今日は47都道府県ピアノツアーの東京FINAL。2023年4月から始まって、9か月以上の旅が (とりあえず) 終わる。いや、まだまだ続いていくんだけど。
チケットは「一般ハラミ定食券」。というわけで、ガーデンシアターのバルコニー席。改めて、広さと大きさを実感した。
「銀河鉄道999」をつくったタケカワユキヒデ、ご本人が登場し、作曲秘話を語った。
「奈良橋陽子さんの英語詞を待っていたら、そば屋の出前のように『いま、出来上がってきた』とプロデューサーに言われ、3時間で作曲した」
こうして、名曲が次の世代へと受け継がれていく。
弾いてほしいリクエストで、引き当てた1曲は吉幾三の「俺ら東京さ行くだ」。ハラミちゃんはこの曲を知らなかったようだが、耳コピで何回か聴いてすぐ弾いた。
「ネコ踏んじゃった」は普通に弾くと37秒かかるそう。でも彼女は15秒で弾くと宣言。2秒以上余った。
ライブが終わったのは19:00過ぎ。3時間近い熱演。彼女は言っていた。
「終わっちゃう」
「朝まやっていたい」
セットリストはライブ会場ごとに変えていたそう。
彼女のそんな丁寧さに感動した。速いことが評価される昨今。多少、雑でも、速いことが優先される世の中。「1音1音丁寧に」と言い切るなんてすごい。
「会場に来ることが、とっても大変だった人もいるでしょう」との気遣いにも。
配信ライブもいいけれど、やっぱりリアルな体験は何ものにも代え難い。そしてリアルな体験ができることに、感謝する気持ちになれたことは、コロナ禍がくれたかけがえのないプレゼント。
熱く語る彼女の言葉ひとつひとつが胸に響き、思わず熱い涙。今でも思い出すと、涙💦
こんなにたくさんのお花が飾られていた。
今度は、東京ではなく小さい会場で観たいと思う。
一部敬称略
2024/01/13 @東京ガーデンシアター