ミニマムな音。
ギター、ドラム、ベース兼キーボード、コーラスが2人。人の声に重きを置いてる感じ。
オーガニック。
青い衣装、青い照明。
浮遊感。
彼女がナビゲートしていた J-WAVEの「カピバラレストラン」の話も、MCで出てきた。オンエアされていたのは、1990年代後半〜2000年代初頭。あれからもう20年も経ったんだなぁ。
デビュー前に、実は就職したコトがあって、でも入社してすぐ、社長に「君がいると風紀が乱れる」と言われ、クビになった...なーんてエピソードも話してたっけ。
日本橋三井ホールは、音のつぶつぶが全部聴こえるから、歌っていて、とても気持ちがいいんだそう。「なかなかないんですよ、こういうホールって」とは、彼女の弁。
どこかビョークを彷彿とさせるようなアーティスティックさもあったり、かと思うとユーミンの「きっと言える」をカバーしてみたり、変幻自在。
「独特でいよう!」と、UAは呼びかける。
世の中保守傾向、なんとなく生きづらさを感じる人が増加している昨今だからこそ、胸に響く言葉。そうだ!個性を大事にしなくちゃね。
ライブの全体を包みこんでいたのは、どこか宇宙的な感覚。縄文の話も出てきたし、太古から彼方の未来まで、そして宇宙の果てまで届きそうなイマジネーションに満ち満ちたライブ。
そうそう、このライブは子供オッケーだったようで、あちこちで子供の声が。時にはUAと掛け合いになることも(^.^) それを笑って聞き流す観客も大人で、いい「気」が溢れてた。
東京でのホール・ライブは十数年ぶりだそう。また、新たなスタートラインに立ったUA。これからが楽しみだ〜。
会場入口に、中村佳穂名義のお花が。彼女のライブも同じ時期に観たけど、なるほど!UAに影響受けたんだろうって、なっとく。
2019/10/06 日本橋三井ホール