戦争中は従軍記者として活躍。太鼓を叩き、笛を吹くように戦意を煽った(ように見えたかもしれない)彼女。戦後は一変、反戦小説をたくさん書いた作家・林芙美子がモデル。
林芙美子の生涯はたった47年。晩年の感覚が今とは全然違う。「緩慢な自殺」と言われるほど、身体を酷使して小説を書きまくった彼女の人生と、戦争が現実として迫ってくる現代を絡めて描く。
下記のリンク、インタビュー記事、深いなぁ...と思う。
セリフ量が多く、 よく覚えられると感心。同じ人間とは思えないほど。
実はこの舞台、2004年に観ていた。チケットも出てきた。もう20年も前のこと。ただのボヤきなんだけど、世の中、大きな戦争は起こるし、世界的によくない方向に動いている気がする、20年前と比べて。
それにしても2列めだったのね。やっぱり舞台は、演者に近いほうが大迫力だし、臨場感もケタ違い。ま、長い時間が流れる間に、熟成されたのかもしれないけど。
2024/11月
紀伊國屋サザンシアター TAKASHIMAYA
(敬称略)