ユル・ブリンナーとデボラ・カー主演の映画「王様と私」は、昭和31年(1956) に公開されたそうだ。母はその頃青春ど真ん中だった世代。渡辺謙も大好き。最近、よく耳にする「一生に一度」の来日公演という触れ込みに惹かれ、チケットを取ることに。
この際、そんなにいい席でなくてもいいか、ということで、B席狙い。A席とB席って、ほとんど位置的に変わらないのに、A席は3000円位高い。大切なのは、その場の臨場感を味わうコトなのにゃ(^_-)。
チケットを取ったのはかなり前なので、詳しいことは覚えてないんだけど、確か、座席選択ができた記憶が。コネもないので、(そのとき)全公演日程で唯一空いていた二人並びの席を、何とかゲット。当日を待つこととなった。
東急シアターオーブから見る景色。渋谷大変身中。
ストーリーはこんな感じ。
ミュージカル『王様と私』2019年来日公演オフィシャルサイト
まあ、舞台が1860年代のシャム(現在のタイ)ということもあり、昔っぽいストーリー展開なのはわかるんだけど、ざっくばらんに言って、この公演がどうしてここまで人気が出るのかわからなかった。
観てよかった!と思ったのは...。
1) ) "Shall We Dance" を踊る名シーン。筆舌に尽くしがたいほど、すばらしい。イタリアの「ナポリを見てから死ね」って諺を思い出した。生きている証として、このシーンが生で体験できてよかった!
2) 母曰く、昔のお芝居は暗転したり、幕が下りたりして、次のシーンに移るのに時間がかかったけど、あっという間に展開する。
3) しかも、舞台のデザインや照明がキレイ。
4) 字幕が左右に大きく表示され、見ようとしなくても自然と目に入ってくる感じ。わかりやすかった。
5) シアターオーブは初体験。コンパクトだけど、洗練されてて、いい雰囲気。
というわけで?!ロンドン版「The King and I 王様と私」(映画) が、全国順次公開中!
渡辺 謙、ケリー・オハラ主演『The King and I 王様と私』凱旋ロードショー決定! - SCREEN ONLINE(スクリーンオンライン)
【ここからネタバレ】
ハッピーエンドかと思いきや、王様は病床に伏し、呆気なく亡くなってしまう。かなり唐突な印象で、えーーーーっ!!!って感じ。
ま、何はともあれ、健康で、無事に、母とお芝居が観られてよかった(^^)
2019/08/03 @東急シアターオーブ