日本のスタイリスト第一号 高橋靖子さん展覧会

日本で初めて「スタリスト」という職種で確定申告を行なった、高橋靖子さんの展覧会。
 
元祖スタイリストの彼女が活動を始めた1960年代後半から現在まで、スナップ写真や思い出の品々で彩られている。
 
デビッド・ボウイやキャロル、忌野清志郎などなど名だたるミュージシャン、俳優たちと一緒に写っている写真も多数。
 
印象的だったのは、キレイな歯並び、ほとんどが弾けるような笑顔で撮られていること。
 
(会場は撮影禁止だったので、パンフ写真)
 
そして、この展覧会を紹介するサイトには、こんなコメントも。
 
 「時代が変化しながら流れているなかで、いつも、もがきながら、楽しみながら生きてきた自分自身を発見して、ワクワクしています」
 
 
いくつになっても、ワクワクするって、大切だ〜。
 
70年代の雑誌も展示されている。時代を映し出すような文章表現がいいな。例えば「あらかじめ失われた恋人たちよ」的な。
 
あの頃のあたしはまだ子供で、大人に憧れていた。キャロル、原宿、クリームソーダ...。
 
ところで、70年代のビームスと言えば、アメカジの代名詞だったけど、時代は移り変わった。日本をキーワードに、幅広いカテゴリーのコンテンツをキュレーションする「ビームス ジャパン」というプロジェクトを立ち上げていることを、今回初めて知った。

しかも大好きなトンカツ屋、タイ料理屋、カレー屋が集中する新宿三丁目エリアの目と鼻の先にあったのが、ビームス ジャパンのビル。せっかくなので、全フロア見てみたら、待っていたのはホンモノの上質なファッション。
 


最近、ファストファッションばっかり。クオリティがとってもよくなっているから、日常はそれでいいのかもしれない。ただ、昔の言葉で言う「一張羅」も必要かも。ひさしぶりに物欲が顔を出した。

会場で購入したのは、大御所スタイリストの中村のんさん著「70' HARAJUKU」という写真集。その名の通り、1970年代の原宿がモノクロの写真たちの中で、いきづいている。ドラマ「傷だらけの天使」を思い出した。久々にDVDで見てみようかな。