前回、EX THEATER ROPPONGI は、座席エリアで3回くらい申し込んでみたけど、全部ハズレ。彼女(性別も公表していないそうだけど、女性的な印象だったので) の歌声は、どこか懐かしく、大人にも響くんだろうな...と思いつつ、今回、LINE CUBE SHIBUYA を申し込んだら、あっさり当選。
顔出ししていないので、そんなに前じゃなくてもいいや...と思ったら、案外、前の方でよく見えた。
最近、「往年の」的アーチストのライブが多かったので、若いミュージシャンは新鮮。観客もフレッシュ。開幕するとすぐに立ち上がって、ノリノリだ。若さはそれだけで刺激的。
2020年、「春を告げる」を初めて聞いた時は、衝撃を受けた。声、歌詞がつくる物語と世界観、想像する景色、初めて聞くのに懐かしいメロディ、自然に身に纏った昭和感などなど。特に歌い出しの声は、耳について離れない。
今回は「春を告げる」と、これまた昭和感溢れるVaundy作「くびったけ」を生で聞ければそれでいい、そんな風に考えていたけど、さらに先があり、山下達郎の「クリスマス・イブ」まで歌ってくれた。
彼女のバックグラウンドはわからないけれど、今の20代は、親の青春時代が80's音楽とともにあり、子供世代も80's音楽を聞いて育ったケースも多いみたいで、音楽的な意味ではジェネレーション・ギャップが狭くなっているような気がする。だから「クリスマス・イブ」は、若い世代にもすんなり受け入れられているんじゃないか...と、考えたりする。
基本的なプロフィールが非公表。歌っている声を聞くと女性だけど、喋っている声は、確かにボーイッシュ。東京以外の出身であることはわかっているけど、どこの出身かはわからない。
最初はフシギだったけど、プロフィールがわからないのも、ありなんじゃないかと思うようになった。
そういえば昔、とあるデパートの広告に「不思議、大好き」というコピーが使われていた。いくつになっても、不思議をおもしろがっていきたいと思ったりした。
2023/12/21 @LINE CUBE SHIBUYA