ラピュタは何回か来たことがあったけど、ザムザ阿佐谷は初めて。靴を脱いで入る劇場は斬新。アングラな流れ、中央線沿線っぽいな、と思った。受付で渡されたレジ袋に、靴を入れて中へ。
「椅子席 129」と表示がある。案外、ステージは広くて、今回は6人編成だったけど余裕。
編成は...。
・中山うり
・スチール、アコースティック、エレキなどギター系なんでも
・ウッドベース
・静かなドラム
・バイオリン
・チェロ
とにかく声がすごい。まわりの空気ごと、包みこまれているよう。唯一無二。
2006年にリリースした「月とラクダの夢を見た」を初めて聞いたときと、なにも変わっていない気がしてしまう。あたしの中ではたくさんのことが変わったけど。
あれからずっと、彼女は自分のペースで音楽をつくってきたんだな。自分の歌いたい歌をつくる、そんな気概が、静かに、ほんわりと、でも確固たる意志を持って、伝わってくるような気がした。
Camel,under the moonlight / Uri Nakayama "月とラクダの夢を見た" - YouTube
英語のタイトルは "Camel, under the moonlight" って言うんだ。あぁ、うっとり。
楽器の音がみんな暖かい。特にスチールギターがよかったなぁ。マヒナスターズを思い出したりして。「メレンゲ」「南国タクシー」が、特に印象的。
ずーっと聴いていたい 包みこまれていたい。
彼女が視線を投げる方向にあたしがいたらしく、バチバチと目があった(気がした)。そんなこともあって、まるでお宅に招かれて演奏を聴いているみたい。思い込みの親近感が生成された。
そういえばMCで、アキ・カウリスマキの映画を2本観た、っていう話をしてた。出演者が違うだけで、2本とも同じストーリーでビックリしたとか。
今年(2024) のライブ始めは、重要文化財 京都文化博物館。いつか行きたいなぁ。
2023/12/29@ザムザ阿佐谷