2023/09/13 追記(一番下にあります)
1曲めは『ピーターラビットとわたし』。最初、声が出てなくてドキッとしたけれど、すぐにどんどん出はじめた。
『ぼくの叔父さん』を歌ってから、愚痴じゃないんですよ、と前置きしてから、彼女はこんなことを言っていた。
「最近の映画は何年も、何度も観たいと思う作品がない」。大推薦映画は『ぼくの叔父さん』。
観てないので検索してみたら、1958年製作のフランス/イタリア合作作品だった。
彼女の音、ヨーロッパ的な雰囲気は、こういう映画を観て養われたんだろうな。フランス映画も、イタリア映画も、公開数がめっきり少なくなってしまった気がする(特にイタリア映画)。
でも、彼女の歌声、演奏、曲調、すべてまったく古びていない。マイペースさも。ま、当時を知っているから、そう思うのかもしれないけど。今回は、あまり演奏されない80年代の曲を歌ってくれたんだけど、当時のオケを再現するために、壮絶な「人力」の作業が必要だったんだそう。詳しくは、ページ下部のPR TIMESのリンクを参考に。
ラスト近くに「坂本くんも、ユキヒロも旅立ってしまって...」と涙ぐみながらも、「あたしはまだまだがんばります」と力強く言ってました。
ついて行きます! というわけで、11月のコンサートのチケットも購入済み。今回、聴けなかった曲が聴けるかもしれない...なんて、密かに期待しつつ。
そういえば、マネージャー兼キーボード担当の方、坂本龍一にどこか雰囲気が似ているような。1970年代後半〜1980年代には、いろんなことがあったっけ。
大貫妙子、初披露曲多数の貴重なライブをレポート!|株式会社ソニー・ミュージックレーベルズ レガシープラスのプレスリリース
そして、ひさびさの恵比寿ガーデンホール。そんなに混んでないし、全体を見渡せるベンチなんて並んでて、いい雰囲気。ブルーノートの系列店も新しくできたりして、穴場かも。
2023/08/21 恵比寿ザ・ガーデンホール
【追記】2023/09/13 20年近く続いた J-Wave "RADIO SAKAMOTO" の最終回は「坂本さんのご希望で」大貫妙子がナビゲーターを担当していた。その中で、彼女はこんなことを言っていた(要約)。
「『ふたりの星をさがそう』のドラムは、どうしても高橋幸宏さんに叩いてほしかった。誰が叩くかによって音は変わるし、音楽ってそういうもの。彼の体調のいい日が1日だけあって、その日にレコーディングした。結局、残念だけど、これが最後のレコーディングになってしまった。本当に彼のドラムじゃないとダメなのよ。何度も言うけど」。
この番組は、YouTubeにアップしてくれた人がいて、改めて、もう一度、聞くことができた。彼女自身のライブについても、語っています。ぜひ!聞いてみてにゃ。
https://youtu.be/_guLzvPJLuw?si=4nrSh0yoWjkozgzB