リアルタイムで聞いてた世代なんだけど、そんなに大ファンというほどでもなかった。情報量が圧倒的に少ないあの時代、ヒット曲は限られていて、洋楽がかかる場所ではどこでも、彼女の歌が流れていた記憶がある。
心底すごいと思ったのは、スーパーボウルでの国歌斉唱 (1991)。7万人以上の観客、1億人以上の視聴者の前で、生で歌い上げた圧巻のパフォーマンス。スーパーボウルのハーフタイム・ショーは、毎年、話題になるけれど、こんなにすごい独唱は、後にも先にもこれっきりじゃないかと思う。眩しくどこまでも白い、整った歯並びもすごい。
Whitney Houston - Star Spangled-Banner - YouTube
そして永遠の名曲 "I Will Always Love You" が主題歌だった映画『ボディガード』(1992) にも、感動したっけ。なんのことはない恋愛映画なんだけど。歌い上げ系の名曲 "I Have Nothing" もこの映画の挿入歌。
振り返ってみると、この頃が彼女の円熟期+全盛期だったのかもしれない。
ホログラムコンサートでは、彼女のヒット曲が軒並み歌われた。あぁ、そういえば、こういう仕草をしていたっけ...と、当時を思い出した。
ちょっと小生意気な表情から、何から何まで再現してるんだよね。
今回は奮発して、プレミアム指定席¥13,200を購入したので、実質的に一番前だった(最前列3〜4列はクローズド)。ただ、ホログラムの場合、あまりにもステージに近いと、アラが見えちゃう気がする。しかもこのコンサート、イベント割対象だったので、たられば話になるけど、イベント割のS指定席だったら7,480円、限りなく半額に近い。学ぶの巻。
近くにいた人は「舞台がちゃちい」とか「L.A.では、○○ドルだから全然安い」とか言っていた。その気持ちはよ〜くわかる。ただ、ハツラツとしたホイットニーが、2023年に、ホログラムにしたって体験できるって、すごいコトだと思う。
ホント、観られるときに観る、食べられる時に、食べる。チャンスは捕まえなくちゃ!と、しみじみ思った冬の日。
「ホイットニー・ヒューストン ホログラムコンサート」日本公演初日オフィシャルレポート|ムービープラスのプレスリリース