【映画】台湾巨匠傑作選2023 その2『ラブゴーゴー』ポケベルや電話の声でドキドキ 懐かしさ溢れる都会のお伽噺

 

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f:id:megmikke:20230827194513j:image ラブゴーゴー : 作品情報 - 映画.com

 この作品が製作されたのは1997年。世紀末感がなんだか妙に懐かしい。遠い過去になったポケベルなどの道具、声しか知らない異性にドキドキする感覚、そしてクール風景。舞台は台北だけど、東京🗼でも、似たような空気が漂っていたような。スカイツリーはまだなかった。

 あたしが子供の頃、SF小説や映画では、21世紀は近未来として描かれていたように思う。そのちょっと前、世紀末。ノストラダムスの大予言によれば、1999年、人類は滅亡するはずだった。

 あたしはそんなに信じていなかったけど、心のどこかで「21世紀は来ないかも」と思っていたような気もする。今になってみると、そんなほんのり甘い感覚を抱きしめたくもなる。

 ま、若い飛び込み営業マンが、屋上でメッセージをつくるシーンなどは、ちょいと長過ぎるんじゃない?と、タイパ重視の世の中を生きている今の時代だと思ったりもする。

 でも考えてみれば、当時はTikTokもなかったし、 YouTuberもいなかった。コンテンツという言葉さえ、存在しなかったかも🦆 

 ストーリーより、世紀末感が気になった映画。リアルタイムで観ていたら、どんな印象を持っただろう?

 

 

August 2023 @K's Cinema