ステージど真ん前の席、せっかくなので軽く食事をすることにした。今年1月、ここに来たとき、まだ食べているうちにライブが始まり、歌いながら登場した演者とバッチリ目が合ってしまったので、今日は早めに到着。ライブが始まる前には、確実に食べ終わった。食べたのは"Craft Burger" SWING。レコード模様のお皿もかわいかった。
本当にステージかぶりつき。ラブサマちゃんまで2mあるかないかの至近距離。
"次の曲は『アトレーユ』" ってMCがあって、この曲大好きだから、思わず「あっ!」って息を呑んだら、ラブサマちゃんがこっちを見て、運命的に?目が合った。そのくらい近い、近い。
あたしも今回のライブでやっと気づいた。MCにまで、いちいち反応するタイプなのね。ビルボードとか、ブルーノートのようなライブ・レストランは、ステージ前の席だと演奏者と観客の距離が想像を遥かに超えて、近い。絶対、観客とは目を合わさないタイプのミュージシャンもいたけど、ラブサマちゃんは、観客と徹底的にコミュニケーションを取るタイプ。
「チケット代、高かったでしょ?」と、気遣うシーンもあった。
横浜だし『海を見ていた午後』を歌ってくれた。
お母さんが来てた。隣にいたのは多分お父さん。ここでもステージからお母さんと会話。「お母さんが一番好きなバンドは?」
「サザン」
「じゃ、横浜にちなんだサザンのカバーを歌う」
で、歌ったのは『LOVE AFFAIR〜秘密のデート』。
アンコール2曲は新曲。「聴きたい曲ある?」って観客に訊いておきながら、リクエストには応えない。そういったやりとりもなんか笑っちゃう。
新曲もシューゲイザーなロックで猛烈によかった。ニューアルバムがものすごく楽しみ。
すべての演奏が終わると、1階の客席にいた全員とハイタッチ。2階席は投げキスで対応。
コロナ禍で、いろんなよくないコトがあったけど、いいコトもあった。そのひとつは、ライブ・レストランに出演するミュージシャンの顔ぶれに大きな変化があったことだと思う。
若手や、ジャズ系じゃないミュージシャンが出演することで、とてもいい「変化」をもたらしていると、個人的には思うんだよね。
近くには、旧横浜正金銀行本店 神奈川県立歴史博物館がある。歩いていてこういう建物が現れると、昔の上海にタイムスリップしたみたい。やっぱり魅力的だ、横浜。
2023/05/21 @ビルボードライブ横浜