【ライブ】ロバート・グラスパー・トリオ@ブルーノート東京 超絶テク炸裂でお口あんぐり状態

 とある有名DJが、ベスト・ライブに挙げていた。というわけで、 新年早々、行ってきた。

f:id:megmikke:20230106012208j:image ロバート・グラスパーご本人のテクニックもすごいけど、ドラムもベースも鼻血が出て、酸欠になって、口の中の水分がすべて蒸発しそうなくらい、超絶テク。

 ステージに登場したときは、ロバートは威厳のオーラをまとっていたけど、ドラムとベースはダルそうで、特にドラムはダルさ極まってる感じ。しかし!しかし!いざ演奏が始まると、人間技とは思えないくらい上手だった。

 一見低体温、でも音はクールで熱い。これって今どきの若いコだからなのかなぁ。淡々と演奏するドラム・ソロはすごかった。その後のベース・ソロもすごかった。

 すごい!すごい!って、もっと語彙はないのか?!と自問自答。ない。言葉が見つからない。

 隣りの席でノリノリだった年配の日本人男性。ノリたくなっちゃうよね、ああ来られたら。ま、正解はないけど、あんまりノリノリだと浮く気がする。

 思いっきり最前列。ベースの正面。ベーシストに見つめられ目線が離れなくなったのは、気のせいだったのか。興奮してたから、もうみんな夢の中。

"Everybody Wants To Rule The World"

Tears For Fears の名曲が、凡人には想像もできない解釈で演奏される。っていうか、あっ、このメロディ知ってる...って、気づく感じ。もはや、メロディって意味ないのかも?!って、思ったりした。

 ステージが終わってから、まわりの人々が「Nirvanaの"Smells Like Teen Spirit" も演ったよね」って言ってたけど、気づかなかった。ひたすら呆気にとられていたのかも。

 演奏は約1時間15分。アンコールなし。演奏が終わると、みんな何もなかったかのようにレジに並んでたけど、リピーターが多いのかな。余韻に浸りたくて、たまらなかった。

 何も予習しなくてよかった。してたら、こんなにノックダウンされない。改めて予定調和しないように生きていきたいと思った。

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2023/01/03 ブルーノート東京