【温故知新@コロナ その1】1979年 たった200枚だけプレスされた自主制作レコードが蘇った!達郎フォロワーの大学生たちがつくった音は時代の空気感に満ちていて「SO NICE」♪♪♪

 

 大阪に FM COCOLOというラジオ局がある。45歳以上がターゲットらしく、懐かしい曲が続々かかる。今どきのヒット曲もかかる。そのバランスがすばらしい。最近、平日のJ-WAVEは情報量多め、音楽少なめなので、昼間の移動が多かったころはよくCOCOLOを聞いていた。

 そしてコロナ。ひさびさ、昼間のCOCOLOをリアルタイムで聞いていて、出会ったのが「SO NICE」というバンドの『光速道路』。

f:id:megmikke:20200516222721j:image https://youtu.be/k5EvWDGJugM 

アルバムのジャケットには、どこか、ユーミンのアルバム『流線形'80』を彷彿とさせるクルマが描かれていて、あの頃の空気感が漂う。ボーカルの声は山下達郎系だし、サウンドも当時のシティ・ポップ最先端。

 "ふたり歩く浜辺" とか、"遠い島 寄せる波" なんて歌詞にも、時代を感じて思わず遠い目。当時の歌詞には、とにかく「海」とか「南の島」「浜辺」といった言葉がよく出てきたっけ。

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 「SO NICE」は、日大芸術学部の音楽サークルに所属していた鎌倉克行を中心に、1976年、結成されたんだそう。『光速道路』が入ったアルバム『LOVE』は、1979年、卒業記念で身内向けにたった200枚だけプレスしたんだとか。

 

 時は流れに流れて、2007年。mixiの「シュガー・ベイブ」コミュニティで、このアルバムが大きな話題になり、 2011年、奇跡のCD化!

 そんな動きは露知らず、さらに時は流れ、2020年。コロナでステイホームしていて、あたしはこのバンドのこの曲に出会った。1980年代前半に、大学の音楽サークルでバンドをやっていた身としては、(ちょっと先輩だけど) 彼らの音を聞くと、忘れていたことだのなんだかんだ、夏のバンド合宿、大学構内の練習場、アイドル的存在だった同学年の女のコ、みんながうだうだたむろっていた食堂、男のコたちのアパートの部屋... いろんなコトがセットで蘇ってきた。

 ま、彼らみたいにうまくなかったけど(^_-)。「SO NICE」は江古田マーキーにも出演してたっていうし、ライブはさぞかし盛り上がったことでしょう。

 

 何年か経って、ワクチンもできて、コロナが過去になったとき、2020年のコロナ禍思い出の音は、1979年に録音された『光速道路』かもしれない。

 

 曲のタイトルみたいに、速く、速く、コロナが過去の歴史になりますように。

 このアルバムは、現在、Amazon Primeのサブスクで聞けてます。彼らの詳しい情報は、下記のリンクも参考に。

so nice(鎌倉克行) – 新潟でポップスの魔法を信じているかい?

達郎ファン必聴 so nice幻の名盤CD化|HMV&BOOKS onlineニュース

#音楽を止めるな

#コロナが早く収束しますように

(敬称略)