お父さんと川を散歩してたときにできた、と紹介していた曲は、さらさら流れる川が浮かんでくる。川沿いには緑が溢れ、タンポポが咲いているような。
彼は「川」を見たことがなくても、作った曲は、川のイメージが湧いてくる。今まで経験したことがない感動が押し寄せてくる。
印象に残ったのは、純粋さ。心がキレイなだから、音が澄み切っているんだろうなぁ。それは見なくていいモノゴトを見てないから?
今回はオーケストラとの共演。特に後半、掛け合いする展開にゾクゾク。アドリブじゃないんだろうけど、感情表現が豊か、自由で、伸び伸びしていて、おおらかで、力強い。すごかったなぁ。
すばらしい時間を過ごさせてもらいました。ひさびさのサントリーホールは、喫煙所まで品格に溢れてて、これまた感動。
辻井伸行《自作&クラシック》
オーケストラ・コンサート
2015.8.25