まだツアーは続いています。ネタバレバレなので、これから観に行く予定の方々は、読まないことをお勧めします。
「森山直太朗 コンサートツアー 2018〜19 人間の森」と題されたライブ、ステージ上には、巨大な木が置かれていて、開演前、ほの明るい中、バンドが静かに旋律を奏でているのが、新鮮。バンド構成は、キーボード兼パーカッション、ベース、ギター兼バンジョー、ドラム兼パーカッション、バイオリン、チェロ、アコーディオン、計7人。
そして、直太朗は照明を落とさないまま登場し、1曲めは「夏の終わり」。今の季節(冬)に、この曲から始めるあたりが、彼らしい(^_-)。
実は彼の音楽がものすご〜く好きかというと、そういうわけでもなく、ラジオで耳にした、彼のトークがイマジネーションに溢れ過ぎていて、こりゃ、生で聞かなくちゃ、と思った次第。開始早々、期待通りの展開。
「今日が最後のつもり。明日はクールダウンみたいなもの」。中野サンプラザ2daysの1日め。2日めは何て言ったのか、想像して、むふふ。
「ガッツと愛嬌」「着の身着のまま」「深層心理の奥にある無意識がカタチになった瞬間」「優雅で有意義な休憩時間をお過ごしください」。直太朗節は、続々出てくる。
そう、今回のライブは二部構成。後半はぐっとアクティブ。
「ヘンにリズミカルな曲ができちゃった」と言いつつ歌った新曲は「すぐそこにnew days」。
去年8月発売されたアルバムは「822」パニーニ)。ステージには「パニーニ・ランプ」なる装置が設置されていて、点灯している時は、このアルバムの収録曲が演奏されている仕組み。
「822を聞いていない、あるいは822が発売されたことすら知らない人は、手を挙げてください」と、直太朗が求める。会場は、多少、ゾワゾワっとした雰囲気に包まれる。そう、彼のメジャーデビューは2002年。
昔、ジュリーはブロードウェイの上のマンションに住んでいた、なんて話を交えつつ、アンコール前のラスト曲「群青」へ。
「ちょっと出てくるのが早かったかな。喝采の中、迎えられるかと思ったら、案外、座っている人が多くて、カクッ!」。再登場すると、そんなトークが。「カラダいっぱいにアンコールを受けて、歌を歌いたいと思います」と続け、「さくら(独唱)」を、絶唱。
満喫したにゃ、彼のライブ(^^)。
「中野サンプラザで歌うのは、これで最後」と、直太朗もライブ中、何度か言っていた。中野のシンボル、いよいよ建て替えか〜。
(敬称略) @中野サンプラザ 2019/02/22