【映画・ネタバレ】パラダイス・ネクスト〜主演 妻夫木聡 豊川悦司「南国 台湾。男2人、行き先不明の逃避行」というキャッチフレーズに撃ち抜かれた。レトロで昭和な?ノワール・サスペンス。

 冒頭、トタン屋根をつたって逃げる男。逃げる。逃げる。流れる音楽は、Benny More "Como Fue"。1950年代のキューバ音楽。溶けそうにとろっとろな、ボレロ

https://youtu.be/p4GggYWjRao

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 黎明の話が出てくる。ねっとりした台湾の空気が、スクリーンから客席に浸み出して来る。八角の匂い。舗装されていない道で、うっすら舞い上がる土埃。

「ところでさ、俺たち、どこへ行くの?」

「東へ逃げろ!」

「(映画の) 筋なんてどうでもいいんだよ」と言い放ったのは、故鈴木清順監督だったか。違ったら申し訳ないけど、この映画を観ていたとき、蘇ってきたのは、その言葉。筋よりも、大切なものがある。

 主人公の二人は白いランニングを着ている。タンクトップじゃなくて、昔のお父さんが着ていたランニング。枝豆をつまみに、ビールを飲み、プロ野球を見ていた、昔々の夏を思い出させるような。

 逃亡。肉の大きな塊をぶら下げたトラック。窓を全部開け、男二人並んで、座って。ランニングを着て。

 黎明。雨上がりの街を自転車とバイクで走る。妻夫木くん、豊川悦司、そして謎のヒロイン。

「ねえ、どこかへ行こう」

「どこへ?」

 楽園が待っているとはとても思えない、破滅的な匂いが漂って来る。どこか1990年代の台湾映画を彷彿とさせる。

 青く塗ったクルマで、走る。スローモーションで。

 謎のヒロインは、広大な敷地のお屋敷にたったひとりで住んでいる。何者? 彼ら二人と出会ったのは、宿命か。

 この映画を観たのは、新宿武蔵野館。来年、100周年だそう。映画をモチーフにした、手作り感満載のセットが、とってもいい雰囲気。空間すべてが、映画。大好きな映画館。

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【この後ネタバレ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 青く塗ったクルマが燃やされるのも、黎明。謎のヒロインは殺され、花に埋もれた状態で見つかる。妻夫木くんは、彼女と一緒に小舟に乗って、海へと漕ぎ出す。どこへ向かって? パラダイス・ネクストは、あるのか?

 そして、ラストにまた "Como Fue"が流れる。

 個人的に思い出の1曲。キューバに行ったとき、出国待ちの空港のロビーで、まるで映画の1シーンみたいに、この曲が流れた。この曲が流れるだけで、旅情。さまざま想いが、こみあげて来る。

 それにしても妻夫木くん、ちょいとオヤジになった気が...(°▽°) 

 

 

 

 

 

お台場夜景コース(360°の夜景を満喫しよう♪) オープンの2階建てバスに乗り いつもと全然違う角度から東京の夜景を味わうの巻

 9月7日にオープンしたApple丸の内を覗いてから帰ろうと思い、三菱ビルヂングの前に行ったら、オープン2階建てバスが停まっていた。出発まで、あと13分。一度乗りたいと思ってはいたが、一度も乗ったコトがない。東京観光なら「今しかない!」から乗るんだろうけど、住んでいるといつでも乗れるから、結局乗らない。10年位前にも、乗ろうと思ったことがあった。今、乗らなかったら、また10年乗らなそう。乗っちゃおう。

f:id:megmikke:20190929170515j:image いつもの東京だけど、こんな高さから見るのは生まれて初めて。

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f:id:megmikke:20190929170528j:image やっぱり好きだな、東京タワー。
f:id:megmikke:20190929170531j:image 特に夜、真下から見るのが最高。
f:id:megmikke:20190929170518j:image 興奮してるから?!ピントが合わないにゃ。

f:id:megmikke:20190929170704j:image 首都高に乗る。
f:id:megmikke:20190929170712j:image 運転しなくていいから、夜景見放題。しかも、完全に天井なし。すっごい開放感。
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f:id:megmikke:20190929170701j:image レインボーブリッジが見えてきた。
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f:id:megmikke:20190929170706j:image 30分ほどで、アクアシティお台場に到着。ここで1時間の自由行動。こんなインスタ映え系スポットも。フードコートで台湾料理を食べたりしてたら、あーっと言う間に時間が過ぎ、集合時間の5分前にパスに戻ったのに、すでに全員揃っていた(°▽°)。みんなすごい(°▽°)。

f:id:megmikke:20191006000809j:image パレットタウン大観覧車。
f:id:megmikke:20190929170655j:image この建物、千葉方面から首都高で戻ってくるとき、とっても目立つ。この角度から見るって、とっても新鮮。f:id:megmikke:20190929170815j:image 帰りは首都高が通行止め。一般道で戻ることとなる。
f:id:megmikke:20190929170755j:image 構造物との間隔は20cmくらいとか。ガイドさんは「アトラクション感覚」という表現を多用。
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f:id:megmikke:20190929170805j:image 築地を通り、銀座へ。
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f:id:megmikke:20190929170850j:image Ginza Sony Park
f:id:megmikke:20190929170846j:image アトラクション感満載。
f:id:megmikke:20190929170853j:image ジェットコースターに乗ってるみたい。
f:id:megmikke:20190929170843j:image 有楽町。

f:id:megmikke:20190929170948j:image もうすぐ丸の内。
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f:id:megmikke:20190929170937j:image 戻ってきちゃいました。
f:id:megmikke:20190929170943j:image よくよく考えてみたら、2階建パス(Sky Hop Bus)の写真を撮ってなかった。今回は乗り放題コースではなく...。

f:id:megmikke:20190930012647j:image お台場夜景コース。料金は大人2100円(税込)。消費税が10%になったら、料金変わるのかにゃ? 

【映画】『誰もがそれを知っている』〜熟女な魅力も加わったペネロペ・クルスの主演作

 ペネロペ・クルスといえば、もはやスペインの至宝。ハリウッドでも大活躍、アカデミー賞も受賞したし、ラテン好きじゃなくても、知名度は高い。

 彼女とは一度も会ったことないし、見かけたこともないし、何のつながりもないけれど、1980年代後半、外国人モデルのマネージャーをしていた頃、彼女に似たタイプのラテン系のモデルがいたこともあって、妙な親近感がある。

 彼女が初めて世の中に出たのは、スペインの超有名バンド Mecanoのビデオクリップ。"La  Fuerza Del Destino"っていう曲。心底好きだったんだよなぁ。詞も曲も最高。

https://youtu.be/_mAmEKNqg1g

 Mecanoは青春。ひさしぶりにこの曲を聴いて、懐かしくて、昔を思い出して、キュンキュン。ついでに言うと、このビデオクリップで共演した Mecano のメンバー Nacho Canoとペネロペは、その後恋仲に。6年くらい付き合ったと言われている。

 というわけで、彼女の映画デビュー作 "Jamon, Jamón" から、日本で公開された作品はほとんど観てきた身としては、見逃すわけにはいかないこの作品。

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f:id:megmikke:20190929184653j:image 映画「誰もがそれを知っている」公式サイト 2019年6/1公開

 実生活でも夫婦であるペネロペとハビエル・バルデムが主演。監督は2度のアカデミー賞に輝く名匠アスガー・ファルハディ。(と、もっともらしく書いたけど、この監督の作品は初めて観た(^_-))。

ま、とにかく飽きさせないストーリー展開。上映時間132分と長めなんだけど、脚本は緻密だし、息詰まりそうで、眠くなんてならない。

 この作品のロケ地は、マドリードから車で1時間ほどのTorrelaguna という村だそう。Wikipediaによると、2018年現在、人口4,724人。ここがまさしく典型的なスペインの村の雰囲気で、いいんだなぁ。

 スペインに行った気分になるトリップ感も満載。TSUTAYAでは2019/12/4から、レンタル・販売開始だそうです。観る価値あり!だと思います。

(敬称略)

 

 

 

 

【映画・ネタバレあり】『家族にサルーテ!』秘密が次々暴かれる群像劇。イタリア映画の底力!

 「人間模様」が、大好き!様々なキャラクターが登場し、すったもんだを繰り広げる。とりわけラテン圏の群像劇は、大声で喋り、時にわめき、怒鳴り、相手の傷口に塩を塗りまくったりするもんだから、スカッと爽快!(^_-)。

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f:id:megmikke:20190929193843j:image 動画に乾杯!【映画・ドラマ・アニメ無料動画研究所】|観たい映画やドラマ、アニメの配信状況などを紹介し一番お得に作品毎では無料で視聴することができる方法紹介。Hulu、U-NEXT、Netflix、TSUTAYADISCASなどの使い方・登録方法についても解説

 心底ビックリするほど景色が強烈にキレイ!さすが往年の超名作『太陽がいっぱい』のロケ地だけあるにゃ〜と思いつつ、そんな美しい風景の中で、あたかも自分も登場人物のひとりになりきったような2時間弱を過ごした。

 人間って、本人がどう思っているかはともかく、そんなに完璧じゃない。「そ〜んなコトしないでしょ。それって、ありえないでしょう」。登場人物たちを客観的に見ていると、そんな風に、思ったりする。そう、他人の言動は冷静に分析できるけど、自分を冷静に見るのはカンタンじゃない。

 

◆ここからネタバレ◆

 

 

 

 

 

 ラストシーン近く「人間はあるとき、間違いに気づく」というセリフが出てくる。ハリウッド映画だと、NEVER TOO LATE とか言ったりするけど、現実的には気づくのが遅過ぎて、取り返しがつかないことだってある。

 細かいセリフは覚えてないんだけど(メモ忘れ(°▽°))、間違いは起こるし、気づいた時には手遅れでも、人生は続く。間違いも受け入れて生きていくのが人生だ...というような展開で、さすがイタリア映画、深いなぁって思った。

「願えば夢はかなう」もそうだけど、全員の夢がかなうはずもなく、真価が試されるのは夢が叶わなかった時。「これからどう生きていく?」と考えて、考えて、考えることで、夢はかなわなくても人生に深みが出るのかもしれない。

 この映画のDVDは2019/12/4 販売・レンタル開始予定。配信されたら、もう一度、じっくり観てみよう。新たな発見が、きっとありそう。

【ライブ】Fender presents "Meet the Legend" 無形文化財的なベテラン天才ギタリストCharが背中を見せ 後輩たちを盛り立てる姿にウルウル

 ライブが終わってからチケットをよくよく見ると、こんな長〜いサブタイトルが付いていた。

 

CHAIポルカドットスティングレイの2マンライブに加え、あの世界的ギタリストCharと繰り広げる奇跡のスペシャルセッション&トークショーも! 出演:CHAI & ポルカドットスティングレイ meets Char」

 

 親切と言えば親切だけど、読まないでライブを観て本当によかった。「奇跡のスペシャルセッション」は、事前に知らないから奇跡なんじゃないかと、ふと思ったりする。

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 実はこのライブ、ワンマンで観るほどでもないかな、っていう2つのバンドが同時に観られる!って節約志向でチケットを購入。しかもCharのライブを最後に観てから四半世紀以上。還暦を過ぎ、更に円熟味を増した天才のギター・プレイも聞いてみたい。これってかなりお得じゃない? そんな軽い気持ちだった。

 最初に演奏したのは、ポルカドットスティングレイ。個人的な印象は、音圧が弱い(迫力がない)、個性がウリのボーカルもアウェイなジョイント・ライブで空回り気味、加えてギターの音がトロピカル過ぎ。ポロポロしてて、カリブ海のリズムにはピッタリだけど、ロックにはちょっとね...。しかし、ギターに関する感想は、後ほど的ハズレだったことが明らかになる。

 ちなみにギター担当のハルシくんは、ポルカに加入した時19歳。ラドウィンプスが弾きたくて、ギターを(バンドを?!) 始めたとか。そういう世代になったのね〜と、感無量。

 CHAI は、初めて感とデジャヴが入り乱れたような、とっても興味深いライブだった。Devoに影響を受けたんだそう。

 Devoは1980年代前半、空前のニューウェーブ・ブームだったころ、一瞬大活躍したテクノ・ユニット。もちろん、彼女たちは生まれていない。どうやって知ったのか、よく覚えていないよう。

https://youtu.be/j_QLzthSkfM

https://youtu.be/YMGf3zyhG94

「私の目は小さい」とか「私の脚は短い」とか、キーボードのマナちゃんが英語で言うと、ベースのユウキちゃんが機械翻訳のような日本語で訳す。「でもラブリー💕」と続ける。「NEOかわいい」「コンプレックスはアートなり」というコンセプトを掲げて活動しているそう。この辺りを引用するとかなり長くなるので、興味ある人は (あんまり事前に調べずに) ライブ体験をオススメします。コンプレックスが原動力になる!って発想、いいにゃ💕

 海外でも大ウケ!って、よくわかる気がする。オリエンタルで、キッチュ。彼女たちのライブ観てて思い出したのは、1980年代前半に活躍したThe Waitresses というバンド。

https://youtu.be/ZLCefy0_wzU

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 そしていよいよ、伝説のギタリスト Char 登場!!! 

 「うまいぜ、ものすごく」。

 演奏が始まる前、後ろにいた若そうな男のコの声が聞こえた。くくっ、Charを知らない若者よ、聴くがいい、ジジイの魂を! とか何とか自分が弾くわけでもないのに心の中で呟いていたら、演奏が始まった。もちろん、ギター、ベース、ドラムのスリーピース。

 骨太。音が厚い、熱い。それでいてシブい、いぶし銀。彼のギタープレイを形容するのは、カンタンじゃない。「うまいぜ、ものすごく」。それだけでいいんじゃないかと思った。ロックだもんね。

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 トリは伝説のセッション。

 ポルカからはギターのハルシとベースのユウキ。CHAI からは、マナちゃん、カナちゃんがコーラスで参加。演奏するのは、もちろん名曲 "SMOKY"。日本のロックを変えた伝説の1曲ね。

 ひしひしと感じたのは、世代性。Charが、ロック・レジェンドとして生き抜いてきた中で蓄積されたエッセンスを、後輩たちに伝えようとしている。無形天然記念物っていうか、人間国宝ではないけれど、カタチとしては残せない、やっぱり無形文化財なんだと思う。ベテラン天才ギタリストの背中を見せて、後輩たちを盛り立てる彼の姿を思い出すと、ウルウルしてしまう。

 さっき、自分のバンドじゃポロポロとトロピカルな音を出していたハルシが、ロック・ギタリストに変身する。ディストーションを効かせて、ソロで速弾き。チョーキングでネックを上げ、(若干)自己陶酔。

 「おう、まあまあだな」とCharに言われ、照れたようにうつむくハルシ。彼にとって、かけがえのない、とんでもない体験になったことだろう。

 Charは昔と変わらない白いハットをかぶっている。彼は、前のオリンピック(1964年)の頃、ギターを始めたんだそう。なんだかキース・リチャーズ化してる気もするし。とんでもないギター・テクニックも、歌う声も変わらないけれど、Charだって歳は取るんだ。トークショーで、Charはこんなコトも言ってたっけ。

「次回は、Char、Chai、Chabo、Chay、茶尽くしの大競演なんて、どう? スポンサーは伊藤園(笑)」

(CHAI を評して)

「リズムがごつい。低音大好き少女だね」

(なつかしいなぁ。◯◯大好き少女、という表現!もろ1980年代)

 CHAI とのトークショーは、まるで孫?娘との会話。Charの話を聞いて、「カッコいい!」「カワイイ!」を連発。彼女たち、聞き上手。いい気持ちにさせるのが、上手。あれじゃ、おじさんはたまらにゃい。表情は見えなかったけど、鼻の下、伸ばしてるんだろう。

 3時間の大セッション・ライブ。思いがけない発見と感動に満ち満ちたひととき。予定調和から大きくはみ出した、素晴らしさ(^^)

 今はサブスクがあるから、帰りの電車の中でさっそくCharのファーストアルバム(1976) を聴き直す。以来、ヘビロテ中。やっぱ、天才だ。

シンボルツリー 再生するの巻

 ある晩、顔見知りの近所のおじさんに声をかけられた。

 「この樹、枯れてきたみたいなんだよね」

 「えっ?!」

 近くにいたおばさんも加わった。

 「ほら、こんなに枯葉が落ちちゃって。この季節にあり得ないでしょ?」

気づかなかったが、 下を見ると枯葉がたくさん落ちている。そこだけ、晩秋。

 「ずーっと前から道路工事が続いているから、弱ったんじゃないかしら?」

 しかし、すぐそばのイチョウは生き生きしている。

 「ま、1〜2週間、様子を見ましょうか。持ち直すかもしれない」と、おじさんが言うので、その場は解散となった。

 マンションの前に立つこの樹は、シンボルツリーと呼ばれている。よくある話だけど、場所が空いていたので軽い気持ちで植えたら、あれよあれよと言う間に大きくなった。あまりに大きくなり過ぎたので、丸坊主に近い状態まで刈りこまれたこともあったが、すぐに繁った。なのに...。

 心配しながら見守っていたが、ある日、ふと見ると、新緑が芽生えていた! そして、季節ハズレの新緑は、どんどん増えていき、下の写真のように、もう樹木全体に広がった。枯れた理由は木が喋らないからわからないけれど、何はともあれ再生のよろこび(^^)v

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【ライブ】yonige が武道館のステージに立った!

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「『すごい人やな』って言わないつもりだったけど、すごい人やわ。みんな、こっちを見とるわ。すごい」。

 ライブは19:00ピッタリに始まり、最初のMCは、とっても率直。初めての武道館。8000人の観衆に「観られている」感覚が、ヒシヒシ伝わってきた。

 yonige はベース、ギター兼ボーカルの女子2人を中心とした4人組ロックバンド。何でもかんでも「オルタナ」で済ましてしまうのは、いかがなものか? と思うこともあるけれど、オルタナがわかりやすいでしょう。ストレートなロック。

https://youtu.be/ZPjzVpS_R30

去年の10月、日大生物資源科学部の学園祭で観て以来。その時のブログは、こちら。

【ライブ】yonige 大阪/寝屋川発!オルタナ ガールズ・バンド@日大生物資源科学部 - 検索よりも実体験 (^^) 食べる 観る 見る 波に乗る ネコはミッケ

 大きくなって帰ってきたなぁ、と感慨にふけるの巻。リズム隊が、決まってるんだよね。ベースはグルーブがあって、小気味いいし、ドラムは切れ味がいい。スパッ!!!と、スネアが鳴る快感。

 ドラムの椅子が壊れるハプニングあり、ギターのカポの位置を間違えたりなどちょいちょいあった。後半には「たくさん間違えてごめんなさい。でも、最後まで一生懸命やります」なんて言ってたけど、間違えたっていい!と思う。

 ま、勿論、プロだから!とか、yonige 武道館は早過ぎるんじゃない?とか、ご意見はいろいろあるだろうけど、潔さがyonige の身上。やりきろう感に満ちたステージは、清々しかった!

「『武道館なんてすごいね!』って言われるけど、あたしたちがこのステージに立てるのは、チケットを買ってくれたみんなと、いつもお世話になっているスタッフや、徹夜で設営してくれたスタッフのおかげ」。謙虚なコメント、若いのにすごいなぁ。

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 「地方から来ている人は?」という質問。隣りに座っていた若い女のコ2人組も含め、けっこう手が上がっていた。やっぱり「武道館」は、特別な場所なんだろう。

 yonige 初武道館はSOLD OUT。

「でも、あのへん、席、空いとるな」

「ま、一応、SOLD OUT 公演ってことやから」

と、ボケツッコミしつつも、ほぼ満席。なおかつ、これが記念すべき武道館改修前最後のロック公演。

 アンコールの後は、PV上映。『往生際』。こういう終わりかたも新鮮。しかも、このPV、ちょいと意味深。

https://youtu.be/711uSsEhnWk

 それにしても、四方八方、36方、72方、光を放つ夢みたいなミラーボール、キレイだったなぁ。

「照明がキレイだったね。いつも観てるライブは、ただ照らしているだけ」

九段下駅に向かう帰り道、そんな声が聞こえてきた。yonige の進化が楽しみ。

2019/08/13 @武道館

【ライブ】羊文学〜渋谷Club Quattro 超満員!

 SOLD OUT公演。ステージに向かって右から攻めても、左側から攻めても、あっちに行ってもこっちに行っても、柱が邪魔するんだにゃ。ま、クアトロの宿命か。

 ミニマムなスリーピースのオルタナ系。ギター兼ボーカルは、女子。昔々、ロックバンドのボーカルの女子っていえば、意味なく尖っているタイプが多かった気がするけど、最近はゆるめなキャラが多い気がする。

「東京の人って、あたしも東京暮らしているからそうなんだけど、東京以外で起こっていることにあまり興味を示さない」

「羊文学を聴く大阪人は、ギャグのセンスが低い」

 そんなMCをしつつ、「それぞれ楽しんでいってください」と、何度か言った。

「それぞれ」が、キーワードなのかも。一体感を求めるんじゃなくて。

https://youtu.be/qF-4iBz-2zI

  MCはゆるいんだけど、普遍で不変な身のこなしのカッコよさは、やっぱり脈々と受け継がれるロッカーの血統か。時に宗教音楽のような調和を感じさせる。そういえば照明もキャンドルみたいだったっけ。

 アンコール前のラスト曲のエンディング。ノイジーなギターが極まって、幻想的な照明に浮かび上がる、時代が逆流。サイケデリックな夢の風景を見てるみたいだ。

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「自分がライブを観に行くと、アンコールで登場するまで、時間がかかるなぁっていつも思っていたけど、自分がアンコールをする側になってわかったのは、ステージと控室の間に階段があるということ」

 アンコールで登場した後のMCも、淡々と続いていく。繰り返しになるけれど、MCはゆるいが音は熱い🔥熱い🔥熱い🔥

 それにしても、気になったのは、隣りにいた男のコが演奏中もスマホを見続けていたこと。1曲ごとに確認しちゃったけど、ライブが後半に突入するころ、やっと見なくなった。でもアンコール前にはまた見てた。何年か前「ぼくのりりっくのぼうよみ」のライブで、MC中にスマホ見てた女のコがいて時代の変化をヒシヒシ感じたけど、今回の彼は演奏中も延々とスマホを見続けていた。

 ちゃんと画面は暗めに設定してたから、慣れてると見た。今は、何百年に一度の変革期に直面してると世間は言う。が、こういう変化は受け入れ難い。

 観るときは観よう。集中力がどんどん失われてしまいそう。でもそれって、大きなお世話!?(°▽°) それぞれ楽しめばいいのか。

2019/08/7 @渋谷 Club Quattro

上野動物園(その1) シャンシャンは大熟睡中だったけど、動物園の魅力再発見!

 去年、上野松坂屋で写真展を見て、シャンシャンのかわいさに悩殺された。ぜひ一度、本物に会いたい!と思ってから、ずいぶん時間が経っちゃったけど、いよいよその日がやって来た!

f:id:megmikke:20190921135214j:image 当日は曇り時々晴れ、動物園日和🐘

f:id:megmikke:20190922101540j:image にゃんと!入場料は600円(^^)。更に、にゃにゃにゃんと!年間パスポートもあるそうです。一般(高校生以上)2,400円 65歳以上1,200円 
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f:id:megmikke:20190921135153j:image シャンシャンは、お昼寝の真っ最中。ピクリとも動かず。
f:id:megmikke:20190921135204j:image ちょっと角度を変えても、やはり動かず。
f:id:megmikke:20190921135159j:image シャンシャンのお父さん リーリー。こちらもお昼寝中。
f:id:megmikke:20190921135148j:image パンダちゃん🐼たちが大爆睡中でガッカリした見物客のために、こんなフォローがあった。「ねるのもだいじ!」。1日もほとんどの時間を食事と休憩に当てること、その理由を読むと「ま、寝てても仕方ないか」という気分になるから、フシギ。

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f:id:megmikke:20190921141257j:image というわけで、動物園探索開始。まずはフクロウから。
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f:id:megmikke:20190921141302j:image コンドルは思ったより、童顔(^_-)
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f:id:megmikke:20190921141250j:image モモアカノスリは、コンドルを小ぶりにした感じ。

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f:id:megmikke:20190921141616j:image 次は霊長類へ。シロテテナガザル。テが2つ重なるのね。白い手とテナガザルだからか〜。

f:id:megmikke:20190921141946j:image ニシローランドゴリラ。
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f:id:megmikke:20190921141926j:image どことなく、オネエっぽい仕草が、ラブリー💕
f:id:megmikke:20190921141931j:image 威厳を感じさせつつも...。

f:id:megmikke:20190921142309j:image やはり、なんとなくオネエ。
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 動物園という存在に疑問を持つ人もいると思います。実際、狭い空間にいて、かわいそうだなと感じることもあった。

 ただ、ひとつ言えるのは、動物園が賑わっている国は平和だということ。経済的混乱から、動物園の運営が成り立たなくなってしまう国もある。日本だって、第二次世界大戦中は、思い出すだけでも涙が溢れてしまう「かわいそうな象」のような話もあった。

上野動物園は、こんな都会の真ん中で、動物との接点を提供してくれているんだなぁって、改めて実感した。

 上野動物園公式ツイッターも、愛情たっぷり。

上野動物園[公式] (@UenoZooGardens) | Twitter

ブログはその5まで続きます。

上野動物園(その2) シャンシャンは大熟睡中だったけど、動物園の魅力再発見!

f:id:megmikke:20190921143532j:image 次は、アリクイ。
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f:id:megmikke:20190921143545j:image インコも。
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f:id:megmikke:20190921144511j:image 「ワライカセミ」の童謡を思い出したけど、カワセミとワライカセミは色味が全然違った。

f:id:megmikke:20190921230631j:image ついにトラ登場!ド迫力。
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f:id:megmikke:20190921230959j:image タレ目?がかわいいマレーグマ。
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f:id:megmikke:20190921230952j:image カワウソなのにゃ。これまたラブリー💕

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f:id:megmikke:20190921231558j:image 昔々大昔、漫画「がきデカ」で「アフリカ象が好き!」というセリフがあったっけ。こちらはアジア象。