【ライブ】優河 X JIL CAPLAN with ROMANE

 J-Waveの"Saude! Saudade..." を聞いてたら、JIL CAPLAN来日のニュースが! その瞬間、グルグルグルッとカラダごと、1980年代後半に巻き戻された。

 時はバブル。東京ではワールドミュージックがブームになり、ヨーロッパやラテンアメリカカリブ海、アフリカなど、世界各国の音楽が巷に流れていた。「企業メセナ」なんて言葉も出始め、お金に余裕があった企業は積極的に文化・芸術をサポートしたものでした。

 J-Waveでは、ジョン・カビラがナビゲートする"Pazz & Jops" という番組があって、パリ発の音楽がよくかかった。JIL CAPLANは、この番組で知ったんだと思う。

 ジャンル的には、当時「ヴァリエテ・フランセーズ」と呼ばれていた、フランスのポピュラー・ソング。シャンソンほど歌い上げることなく、ミッシェル・ポルナレフに代表されるフレンチ・ポップスが進化し、もっと洗練された音になったイメージ。

 と、当時は思ったけど、今、聴いてみると、やっぱり時代の流れを感じたりして。

"Comme sur une balançoire", Jil Caplan - YouTube

来日公演も実現した。場所は、青山スパイラルホールの"CAY"だったと思う。
もう長いこと忘れていたし、どういう経緯かも覚えていないけど、ライブ後、彼女とちょっと話した。"Good luck!" と言うと、"I hope so"って返ってきた。たぶん、彼女にとっては、納得がいくパフォーマンスじゃなかったんだと思う。

f:id:megmikke:20171217163011j:image

 そして時は流れ、2017年。大人になった彼女が東京に戻ってきて、目の前で歌っている。歌も上手になり、声にも味が出て、表現力も豊かになって「マヌーシュジャズ」というジャンルを演っている。レトロなジャズにジプシー音楽のフレーバーをトッピングしたような感じ。マヌーシュジャズに関して、詳しくは下記サイトで。

Manouche JAZZ for JAPAN|マヌーシュジャズ総合情報サイト

 1989年以来の来日公演について、彼女はこんな感じで話した。

「あの時は、全然東京を楽しめなかった。実は妊娠していたし。長い時間がかかったけれど、また東京に戻って来れてとってもうれしい。東京、大好き!」。

 あれから28年...。振り返ると、いろんなコトがあったけど、あっという間だった気もする。調べてみたら、今年、彼女は10年ぶりにニュー・アルバムを出したんだそう。

 今回、たまたま彼女のライブ情報を知って、観ることができて、ちまちましたことに気を取られず、大きな時間の流れで捉えることの大切さを学んだような気もする。そして、積み重ねの大切さも。

 そうそう、対バンの優河、雄大な河の流れのような、器の大きさを感じさせる音楽だった。カラダをふわっとつつみこむような気持ちいい声が、心地よくて、なごんだ。

f:id:megmikke:20171210173654j:image

2017.12.7. @渋谷区文化総合センター大和田 伝承ホール

 このホール、初めて行ったら、インテリアのデザイン・センスも、音も、ロケーションもよくて感動。小ぶりだけど、ホール不足の昨今、もっと使われてもいいかも。

【ライブ】SHISHAMO お肌スベスベツルツルの若いコ達に囲まれて

 20代前半の女のコバンド。ギター、ベース、ドラムのスリーピースで、シンプルでメロディアスなロックを演る。今年は紅白にも出演する注目の若手。音はこんな感じ。

SHISHAMO「君と夏フェス」 - YouTube
 観客も若い!女子も男子もお肌スベスベツルツル(^^) そんな大量の若いコたちに囲まれるって、新鮮だ。
 ライブのトークタイム。ボーカルのコが呼びかける。「中学生!」「イエーイ!」「高校生!」「イエーイ!」「専門生!」「イエーイ!」「大学生!」「イエーイ!」

 ここまでは細分化されているのに、学生以外は「大人!」で一括りなのも、若さゆえ(^_-)。

 ちなみに、前にいた子どもはにゃんと!小学校6年生でした。
 後ろにいたグループは女子高生。聞こえてくる会話といえば「やばい、やばい、超やばい!」「かわいい!」「マジ(ステージに)近い」の繰り返しでほぼ構成されていた。

 観てた場所がステージに向かって左側。ちょうどベースの正面だったんだけど、ホント、うまいわ。ボーイッシュで、どこか宝塚的。ありゃ、女のコからも憧れられるタイプね。

 ボーカルはもっと線が細いタイプの声かと思ったけど、生で聴くと声がしっかりしてて、声量もある。

 ドラムはリズムの刻みが正確で、ブレイクもキッチリ決まり、安定感抜群。

 曲はボーカルの宮崎さんが作ってるそうだけど、コード進行やメロディーライン、リフに個性があって、ライブで観てさらに大好きになった。
 曲間の女子会ノリの本音トークも、おもしろいしね。例えばベースの松岡さんは潔癖症、ドラムの吉川さんは大雑把、宮崎さんはその中間とか、それぞれ、キャラが全然違って。
 ライブ後、高校生たち「疲れたあ〜!こんなに立ってることないもん」なーんて言ってるのを聞いたら、うっふっふっ。

 そう、たっぷり2時間半のライブでした。

f:id:megmikke:20171211014343j:image 

f:id:megmikke:20171211014414j:image

f:id:megmikke:20171211024815j:image 

 若いコたちのエネルギーを吸い取らせてもらって、充電バッチリ。

f:id:megmikke:20171217190731j:image

これからどんどん好きな音楽を作って、あたし達を楽しませてね。

f:id:megmikke:20171211024929j:image 

 そうそう、入場時、スマチケの画面をスタッフに見せたら、なぜか「使用済み」にならない。なぜか? 記念に残しておいたスクリーンショットを表示してたのでした(^◇^;) ボケずに、ついていこう(^з^)

2017.12.9. @Zepp Tokyo

ワンマンツアー2017秋「奇跡なんて起きないと言ったあの娘も、いつか誰かととびきりロマンチックな恋をする」

プロジェクション・マッピングは進化していた@東京スカイツリー

 何はなくとも、まずはランチ。SNSでよく広告を出している食べ放題、飲み放題系のお店。っていうか、到着してみたら「お店」じゃなかった。まるで学園祭の模擬店...だったのでパスし、近くの中華食べ放題、飲み放題店へ。もうカラダが(胃袋が)「放題モード」になっていたので、あーうれしい!

f:id:megmikke:20171210200147j:image

 むか〜し海南島に行った時飲んだココナッツジュースが懐かしい。王老吉というドリンクは、漢方系。仙草やリコリスなど、いろんな草のエキスが入っているんだそう。味は亀ゼリーにちょっと似てる。お茶系なのに、甘いのがアジアっぽい。

 そして昼間のスカイツリーを通り過ぎ...。

f:id:megmikke:20171211004432j:image

 帝釈天へ。お昼に待ち合わせたのに、着いた頃には、夕暮れ時。目的のペットちゃんお守りと御朱印も、無事ゲット(^^)

f:id:megmikke:20171210222955j:image

f:id:megmikke:20171210223038j:image

f:id:megmikke:20171210223412j:image

 「寅さん」を知らない世代がだんだん増えていくのかな、なんて話をしながら歩く。

f:id:megmikke:20171210223454j:image

 再びスカイツリーへ。いよいよ!プロジェクション・マッピングの始まり、始まり。

f:id:megmikke:20171210223916j:image

 スカイツリー向かいのビルの壁に、クリスマスの風景が映し出される。これが鮮明で、臨場感があるんだわ。

f:id:megmikke:20171210224043j:image 

 3年位前、初めてプロジェクション・マッピングを見たときは、ちゃちかったけど、もう全然別物。

f:id:megmikke:20171210224206j:image

f:id:megmikke:20171210224302j:image

f:id:megmikke:20171210224527j:image

 若いコたちがスマホを斜めに向けて撮ってたので、真似してみたけど、いまいち。要もうちょいと練習(^_-)

f:id:megmikke:20171210224647j:image

f:id:megmikke:20171210224739j:image

【大食い日記】奥芝商店 八王子田代城 スープカレーがこんなにおいしいなんて!そして紅葉

 スープカレーが東京に進出して久しい。何度か食べたけど、有名店含め「すっごいおいしい!」と声を上げそうになったことはなかった。 でもこのお店では、おいしい!おいしい!と(無意識のうちに)声に出しながらいただきました。

 メニューはきめ細かい。

 1)スープ

 2)メインのカレー

 3)オプションのトッピング

 4)辛さ

 5)ゴハンの量 の順に選んでいく。

 あたしが選んだのは、こんな感じ。

1) 薬膳チキンスープ(+120円)
2) やわらかチキンと大地の恵み(税込1600円)

やわらかチキンに野菜をたっぷり加え、超ボリューミー(^^) 入っている野菜はピーマン、キャベツ、玉ねぎ、水菜、玉子、にんじん、ナス、かぼちゃ、じゃがいも、ブロッコリーなどなど。

3) さらにオプションでホールトマト🍅を加え、これでもかっ!の野菜三昧。オプションは1種類まで無料でトッピングできる。

4) 5辛

 辛さは13段階から選べ、5辛までは無料。

5) ゴハン中盛(+50円)

f:id:megmikke:20171210231720j:image
しめて1770円! 飲み物なしだし、デイリーなランチとしてはお高めだけど、たまには贅沢してみよう!なんて思った日にはいいかも。スープカレーがボリューミーなので、次回、ゴハンは普通盛りにしよう。

 「よろしければゴハンにレモンを絞ってみてください。カレーに合いますよ」と言われ、素直に試してみたら、これがおいしい! 今までなぜ気づかずに長〜い間生きてきたのか?! 思わず自分の人生を振り返るほど、目からウロコの意外性。
 ちなみにこのお店、入店時にスリッパに履き替える。友達のお家で美味なカレーを振舞ってもらってる雰囲気。
 待ち時間は10〜40分(混雑時) と書いてあって、あたしは30分くらい待った。後から入ってきたカップルは10分くらいで出てきた。ま、待ってでも一度しっかり食べる価値ありだと思います。

f:id:megmikke:20171210231849j:image

お仕事ついでに紅葉も堪能。

f:id:megmikke:20171211003009j:image

f:id:megmikke:20171211003300j:image

f:id:megmikke:20171211003337j:image

 

【ライブ】きゃりーぱみゅぱみゅ THE SPOOKY OBAKEYASHIKI ~PUMPKINS STRIKE BACK~

  “KAWAII”を世界共通語にした彼女のライブ、一度、体験してみたい!と、東京体育館へ。

 スマホでの撮影はOK!デジカメ、フィルムカメラ、一眼レフ、三脚、望遠レンズは禁止。

  1曲めは「ファッションモンスター」2曲めが「インベーダーインベーダー」。代表曲をアンコールにまわすのではなく、オープニングに持ってくるのが潔い!!

f:id:megmikke:20171130132624j:image 

 スタンド席だったので、きゃりーちゃんは遠かったけど、会場全体はバッチリ見渡せた。

f:id:megmikke:20171130132804j:image

 すぐ近くにいたメキシコ人の父娘。きゃりーちゃんに気づいてもらおうとメキシコ国旗🇲🇽を大きく広げ、アピールする父。隣で娘がノリノリ🕺 こういう光景って、2017年の日本だなぁ。

f:id:megmikke:20171130132832j:image

 ハロウィン直前のライブだったので、お化けネタで構成された演出ね。人間界に降りてきて、悪さをしようとしたお化けたちが、きゃりーちゃんのかわいい説得に納得、心を入れ替えて、お化け界に戻っていく...なんて書くとシンプル過ぎるストーリーを、演出で魅せる、魅せる。パワポを使って、お化けはなぜお化けになったのか?をプレゼンしたり、いまどき。

f:id:megmikke:20171130132902j:image

 口パクのライブって、どうなんだろう?って思ったけど、いわゆる完全パッケージ状態。きゃりーちゃんが同じ空間にいて、彼女のワールドが目の前で展開されれば、敢えて生で歌う必要はないのかも。

f:id:megmikke:20171130133318j:image

 条件反射で「KAWAII!」とつぶやいてしまう徹底した世界観。きゃりーちゃんのトークも自然体で、作られた感がない。飽きさせないアイデア満載、ライティングなどお金をかけてつくられたステージングは魅力的。今さらながら「歌を聴かせるためではないライブ」の魅力に気づいた夜でした。

f:id:megmikke:20171130133351j:image

f:id:megmikke:20171130133431j:image

 @東京体育館 2017/10/28 

 

 

 

 

【映画】洲崎パラダイス赤信号(1956)@ラピュタ阿佐ヶ谷

 AmazonでDVDは買えるんだけど、やっぱり映画館の暗闇で観たくて、機会を探していた作品が、ついに!!!

f:id:megmikke:20171128010953j:image

 ラピュタ阿佐ヶ谷阿佐ヶ谷駅北口から、徒歩数分。住宅街と飲食店街の境界あたりにある。ウチからけっこう近いのに、行くのは今回初めて。

f:id:megmikke:20171128083004j:image

 小津、黒沢、溝口といった巨匠の作品をはじめ、名作からマニアックな作品まで、多種多様な切口で特集を組む。それも昔の日本映画に特化して。

 並木座が閉館、「文化都市」東京に名匠達の作品を上映している場所がない!という現実に直面、映画館をつくったという館主の方のコメントは、こちら。静かにほとばしる情熱と決意が滲み出ていて、感動。全文はこちらで。Laputa : INFORMATION

f:id:megmikke:20171128083441j:image

 さて、映画の話。今回は「伝説の美女、魅惑の独演 昭和の銀幕に輝くヒロイン 第86弾 轟夕起子」という特集で、この作品を観ることができた。今年は轟夕起子さんの生誕100周年なんだそう。

 ストーリーは、こんな感じ。親に結婚を反対されたカップル(新珠三千代三橋達也)は、地方から上京し、ふらふらと東京を彷徨う。女はかつて廓にいたこともあって、洲崎遊廓へ。洲崎パラダイス入口にある一杯のみ屋の女将(轟夕起子)の店で働くことになる。

 女将のつてで男は近くのソバ屋で仕事が決まったが、やる気も覇気もないまるでダメ男。挙げ句の果てに店の売り上げに手を出してしまう。そんなとき、女の前に魅力的なラジオ成金が現れ....。

 印象に残ったのは、女将さんの人情。面倒見がよくて、ほとんど面識もない人を同居させたり、仕事を紹介したり。で、相手も気軽に採用しちゃうんだわ。

 子育てもおおらか。女将さんの子供2人は一緒に寝起きしてるけど、あと3人子供がいて、どこの誰の子なんだかよくわからない。今でも途上国だとそういう話がよくあるけど、経済的に豊かになった分、この60年ちょっとでおおらかさや人情など、失ったものは大きいんだろうなぁ。

 ただ女将さん、老けてる。撮影時点で30代後半のはずだけど、今だと50代に見えるなぁ。ま、昔は50代っていえばすっかりお婆さんだったし。

 そうそう、こんなシーンもあった。

 主人公カップルのヘタレ男が女に見放され、女が今付き合っている羽振りいい男を探すため、神田(今の秋葉原)をヘロヘロになって歩き回るシーン。全身汚れた状態で路上に倒れこむと、すぐに誰かが駆け寄ってきて、大丈夫ですか?と声をかける。
「オレのおにぎり食いなよ。半分しかないけどさ。遠慮しないで」。
 海苔も巻いていないおにぎりに男は食らいつき、貪るように食べる。モノクロの画面に、キラキラ光る真っ白なおにぎり!

 「この辺も戦前とはまったく変わっちまったね」なんてセリフがあったけど、かつて「洲崎」と呼ばれた現在の東陽町近辺は、もはや当時の面影は、ごくわずか残っているだけ。

 そういえば、細野晴臣のニューアルバムに『洲崎パラダイス』という曲が入ってることを発見!まさか、密かで静かでマイナーな「洲崎」ブーム到来?!

 関連リンク 去年(2016年)、洲崎エリアを訪れたブログは、こちら。

旧洲崎パラダイス - 検索よりも実体験 (^^) 食べる 観る 見る 波に乗る ネコはミッケ

 

 

 

「ケの美」展 @POLA MUSEUM ANNEX

f:id:megmikke:20171118182924j:image

 グラフィックデザイナーの佐藤卓氏をディレクターに迎え、日本人の伝統的な世界観である「ハレ」と「ケ」の「ケ」、すなわち当たり前に繰り返される日常生活の中における「ケ」に着目、そこに潜む「美」とは何かを、クリエイター14名の方々にご参加頂き、浮かびあがらせます。 (オフィシャルサイトより)

 それはミトンだったり、海苔だったり、中学生の頃から使っているクマのポーチだったり、お箸と箸置きのセットだったり、歯ブラシだったり。

 一人ひとりが日常生活の何気ない「モノ」たちについて語る言葉と文章に、人生の幅と深さがにじみ出る。特に石村由起子さんが祖母の立ち振る舞いについて書いた文章は、すごい。

 自分の日常を振り返ってみる。iPhoneのOSを11にアップデートしてから、動きが遅くなったとか、もうとっても書きたくないくらい、小さいあたしを象徴するような出来事がてんこ盛り🙀 そんな自分に気づきなさい!って、メッセージかもね。

 銀座に行くことがあれば、ぜひ! 12/24(日)まで。こういう展示会を入場無料で開催するなんて、POLAさんて太っ腹!

http://www.po-holdings.co.jp/m-annex/exhibition/index.html

f:id:megmikke:20171120010015j:image

f:id:megmikke:20171120010153j:image

f:id:megmikke:20171120010243j:image

f:id:megmikke:20171118183025j:image

 すでにクリスマスのイルミネーションが始まっていた。

 

新しいボードももう8年〜ボディボードの生き字引化していたの巻

 新しい、新しいと思っていたけど、購入したのが2009年だから、おーっと!もう8年!時間は超特急なスピードで過ぎていく。そもそも8年前に買ったのに「新しいボード」と呼んでいる自分が、とってもこわい(゚∀゚)

f:id:megmikke:20171116171000j:image

f:id:megmikke:20171116171429j:image

 ちなみに先代のターボには、四半世紀乗りました。いったいいくつ?って、話(⌒▽⌒)

f:id:megmikke:20171116171643j:image

 最近は、デカイ波にたくさん乗りたい!という気持ちは沈静化傾向。ゆったり長〜くボディボードを続けるコトを大切にしようと思うようになってきた。

 なので、千葉はちょいとご無沙汰、今月に入ってからは鵠沼ばっかり。近いし、富士山が見えたり景色もキレイだし、海水温は高いし。

f:id:megmikke:20171120015325j:image

f:id:megmikke:20171120015351j:image

 鵠沼海岸には「サーフビレッジ」という公共施設がある。よくあるハコモノだと思い、入ったコトはなかった。でもやっぱり行ってみると、何かが待っているもの。

f:id:megmikke:20171117194918j:image

 鵠沼海岸では、明治時代から波乗りが行われていた! その名も「板子乗り」。板子っていうのは、和船の船底に敷く揚げ板のことだそう。この板を使いボディボードのように、腹ばいで滑って遊んでたのね。

f:id:megmikke:20171117194947j:image 

 1963年 平凡パンチのグラビアに載った写真だそう。平凡パンチって雑誌です。今となっちゃ、知らない人も多いと思うけど。

f:id:megmikke:20171117195007j:image

 1965年の新聞記事。(おそらく)日本で最初に結成されたサーフィン・チーム「シャークス」のリーダーにインタビューしている。 

f:id:megmikke:20171117195115j:image

f:id:megmikke:20171117195147j:image

 1954年の東浜海水浴場。この風景、さすがにリアルタイムでは知らないけど、1980年代前半の湘南も、ここまではいかないけど大混雑。駐車場にクルマ入れるのが大変だった。

f:id:megmikke:20171117195740j:image

f:id:megmikke:20171117195802j:image

 ところで、鵠沼のことをウィキペディアで調べてたら【歴史】の項目に「1983年、ハワイ生まれのビーチスポーツボディボード鵠沼から辻堂にかけての海岸で見られるようになった。これは日本における最初だとされる。」って書いてあった。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/湘南海岸公園_(藤沢市)

 記憶を辿ってみた。ターボを買ったのが確か1984年。その前にScottとオニールのボードにも乗ってた。どっちも短命に終わった気がするけど1シーズンずつは乗ったから、ボディボードを始めたのは1982年か? ってことは、すでに自分が生き字引化してるかも(°▽°)

 今度、昔の写真を探してみよう。

 そうそう、鵠沼はビーチバレー発祥の地でもあるんだってね🏐 

【大食い日記】シャンウェイ@外苑前 骨までとろとろの蒸し鶏にクラクラ +龍の子初体験

 ◆シャンウェイ

 孤独のグルメに登場したとはいえ、まだまだ外苑前の穴場的ランチ・スポット的存在のお店。

 単価高めな有名店が立ち並ぶ中、どっこい生き残ってる昭和な超雑居ビルの2階。多種多様なサラダブッフェがついて890円!という破格プライスで、お昼ゴハンがいただけます。

f:id:megmikke:20171022021559j:image

f:id:megmikke:20170915124135j:image

 渾身の力をこめてオススメするのは「蒸し鶏の葱醤油」。骨までとろとろなので、決して!骨を残しちゃダメなのよん。

f:id:megmikke:20170915124151j:image

 ランチタイムが遅めの青山エリアだけど、ここはけっこう早い時間から混み始める。店内もこじんまりしているので、12時よりもちょいと早めに到着するのがオススメ。

 外苑前駅から徒歩数分で、このコスパ! ゆっくりするタイプのお店じゃないけど、近くに行ったらぜひ一度! 決してご損はさせません(キッパリ)。

 

◆龍の子
鶏肉とカシューナッツの炒めを注文(1200円)。鶏肉とカシューナッツはもちろん、フクロダケ、クワイも大活躍(つまりたくさん入っている(⌒▽⌒)。お味も絶妙、さすが有名老舗店

 ゴハンはお櫃で来るので、大食いでも安心。お新香も胡麻油風味で美味。
 本気でおいしいんだけど、激混み。お店も小さく、食べたら出る暗黙の了解があるので、くつろぎのかけらもないのが、残念。まわりは麻婆豆腐を頼んでいる人が多かった。次回は麻婆豆腐かにゃと思いつつも、あの混み具合を想像すると、なかなか足が向かない今日このごろ。
f:id:megmikke:20171107185212j:image

【映画】スティールパンの惑星 地球上で一番新しい楽器と音楽愛 (原題:PAN! Our Music Odyssey)

  20世紀に入ってから「発明」された唯一の楽器であり、地球上で一番新しい楽器とは?

 答えは、スティールパン(スティールドラムとも呼ばれる)。

 その誕生秘話と、現在、カーニバルで演奏されるスティールパン競技会のドキュメンタリー、スティールパンの歴史的証人たちのインタビューを織り交ぜながら描く、音楽讃歌!

f:id:megmikke:20171107083320j:image

1940年代、映画に出てくるスティールパン。まだまだドラム缶🛢(Photo:映画.comより)

f:id:megmikke:20171106182158j:image

現在のスティールパン。すっかり洗練されて、楽器らしくなった (Photo:Wikipedia より)

 1940年代、イギリスの植民地だったトリニダード・トバゴでは、庶民がアフリカのドラムを叩くことが禁止されていた。工夫してちょっと体裁を変えても、すぐお上がまたダメ出しするイタチごっこ。

 そんなころ、3人の若者が「かつて誰も出したことがない迫力ある音を生み出してやろう!」と、捨てられたドラム缶を盗み出す計画を立て、見事成功!フライパンや鍋より大きいドラム缶で作られたスティールパンが奏でる深みのある音は、人々の心を揺り動かした。

 独立前の抑圧された時代、ギャングたちの抗争も交え、音楽を愛する若者たちが希望に満ちた未来を求め疾走する!

 スティールパンの誕生物語、当時やんちゃだったレジェンド・ジジババ達へのインタビュー、現代のプレイヤー達の演奏、そして外国人達が熱く語るスティールパンの魅力などなど、画面に散りばめられているのは、スティールパンと音楽への愛!愛!愛! 

 渋谷アップリンクでの上映は、あともうちょっとで終了。ぜひ、劇場の暗闇の中でスティールパンの魅力を堪能してにゃ。

f:id:megmikke:20171107084502j:image

f:id:megmikke:20171107084538j:image

 「グッズの売上は地方上映の資金になります」と書いてあったので、ささやかにだけどTシャツを購入!もうデザインが好きで好きで、着倒す予感。
スティールパンの惑星」予告篇
https://youtu.be/6N69SJDOOuI

 アップリンクの上映スケジュール

http://www.uplink.co.jp/schedule#day-7

 トリニダード・トバゴには強〜い思い入れがある。1994年と2001年に訪れ、2001年にはカーニバルにも参加♪

 f:id:megmikke:20171107123923j:image

 f:id:megmikke:20171107123941j:image

 実際に見たスティールパンの演奏は大迫力だったし、カーニバル会場で体感したプリミティブな熱気とエネルギー、そして大音量で流れるラガやソカのリズムは、忘れられない。

 この映画に出てきた、トリニダード訛りの英語、懐かしかったなぁ。「Arima」と行き先が書かれたミニバスも。向こうではミニバスを「Maxi Taxi」って呼ぶんだよね。あぁ、思い出が蘇ってきて、溢れそう。いつか、トリニダードのカーニバル特集も書こう。