Luz Casal ライブ〜映画ハイヒール、あのシーンが蘇る!

好きな映画監督を3人挙げるとしたら、ペドロ・アルモドバルウォン・カーウァイ、そして先日旅立った鈴木清順。どの監督の映画も、観た時代にグサッとクサビを打ちこんでくれるような、印象的な作品がたくさん。
アルモドバル監督に関しては、お気に入り作品数々あれど、ダントツで大好きなのが「ハイヒール」(原題:Tacones Lejanos 1991年)。母と娘の愛憎と確執を、原色溢れるコテコテのラテンフレーバーで描いた作品。色彩、ストーリー、女優さんたち、どれをとっても極上の濃さ。加えて音楽もラテン感たっぷり、中でも素晴らしいのが主題歌 "Piensa En Mi"。
娘に充分な愛情を注ぐことができず、女として生きる道を選んだ歌手である母が、娘への懺悔の気持ちをこめて歌うシーンで使われる。母がステージにひれ伏したときの、背中の無数のシミ。日本人に比べて、ヨーロッパ人はシミが多い傾向があるにしたって、すごい迫力だったなぁ。男の顔は履歴書って言うけど、女の背中も履歴書なんだな、きっと。
ま、それはさておき、劇中では、母役のマリサ・パレデスが歌っている設定だが、実際に歌っているのは、今回ライブに行ったLuz Casal。
Luzはもともと骨太系ロックシンガーだったが、最近はジャズを歌っている。そんなにメジャーな存在ともいえない彼女が来日すると聞き、少し迷ったが、行くことにした。食べられるときに食べておく、観られるときに観ておく、これが鉄則。

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さすがにロックシンガー時代のヒット曲は演らなかったけど、"Piensa En Mi"は歌ってくれた。ギターのイントロが聞こえてきたとき、映画「ハイヒール」のステージのシーンが蘇ってきて、思わずうるうる。
Luzの背中は、映画のシーンよりずーっとキレイだった。強烈なスペイン語訛りの英語、懐かしかったな。スペイン(プチ)留学中の思い出が次々蘇ってくる。

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あんまり声出てなかったし、アンコール合わせても1時間弱のステージだったので、不完全燃焼感は残ったけど、時代時代に聴いてた音楽があって、こういうキッカケで思い出が蘇ってくるのは、かけがえがないって改めて思う。やっぱり No Music, No Life なんだよね。

2017.5.13(土) @ブルーノート東京

 

映画 フラワーズ@京橋フィルムセンター

京橋のフィルムセンターで行われていた上映企画「EUフィルムデーズ2017」(2017.5.26〜6.22)

欧州連合(EU)加盟国の近作を一堂に集め、ヨーロッパ社会・文化の多様性を紹介するユニークな映画特集(ホームページより)

「映画で旅するヨーロッパ」なんてサブタイトルもステキ💕 地元密着型?!の映画を25か国から集めて、一挙公開! 一般公開はちょいとキビシそうな作品が多い印象だけど、スクリーンに吸いこまれ、主人公といっしょに旅ができそう。

ということで、旅に出たのはスペイン、作品タイトルは「フラワーズ」。スペイン映画だけど、全篇バスク語。惹かれる〜。バスクについては、後ほど。

以下、ストーリー詳細。ネタバレバレなので、もし「どこかで観るかも」と思っている人は、読まないでにゃ。

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更年期を迎えたアネは、夫との関係も倦怠気味。そんな彼女のもとに、差し出し人不明の花束が届くようになる。最初は訝しがっていたアネだが、だんだん花束を心待ちにするようになる。

一方、ベニャトとルルデスは、子供ができないことを義母のテレに責められ、夫婦仲がギクシャクしている。箸の上げ下げまで厳しく注意し、自分のやり方を押しつけるテレの態度に、ルルデスは疲弊していた。

そんな妻と母の間に挟まれ、真面目で優しいがゆえ、ベニャトは苦悩する日々を送る。そしてある雨の日、ベニャトは考え事をしながら車を運転、カーブを曲がりきれず、交通事故で亡くなってしまう。

息子の死をキッカケに、テレは仲直りしようと持ちかけるが、ルルデスは拒否。亡き夫が大切に育てていた花もゴミ袋に突っ込み、捨ててしまう。

アネのもとに届けられていた花束は、ベニャトが亡くなると、ぱったり途絶えてしまう。他にもいくつかの符合があり、職場の同僚でありながら、言葉を交わしたのはほんの数回しかなかったベニャトが花束の送り主だったと、アネは確信するようになる。

一方、万が一のときには、検体するとサインしていたベニャトの遺体は、医学部に保管されることになった。

「息子の遺体は、いつ戻ってくるのか?」。検体に反対していたテレが尋ねると「4〜5年はお預かりすることになります」という返答だった。

3年後。

ふとしたキッカケで、アネとテレはお茶を飲んだり、語りあったりするようになる。子供時代のベニャトのビデオをいっしょに見たりもする。幼いベニャトは山あいの風景で、羊と戯れていた。

ルルデスには新しい恋人ができたが、ベニャトの死を受け入れられず、事故現場に足を運ぶこともできずに、鬱屈した日々を過ごしている。そんなとき、事故現場に定期的に花がたむけられていることを知り、誰かを突き止めようとする。

ヒッチハイクで事故現場に通うアネの存在を知ったルルデスは、偶然を装い、アネをクルマに乗せる。お互いまったく面識はなし。ルルデスはアネに事故現場に通う理由をさりげなく尋ねるうちに、問い詰めてしまう。

身の危険を感じ、クルマから無理矢理降りようとするアネとルルデスは揉み合いになってしまう。「ドン」という鈍い衝突音。様子を見に、恐る恐る車外へ出る二人。そこに横たわっていたのは、一頭の羊。しかし二人が覗き込むと、弾かれたように立ち上がり走り去っていく。アネもどさくさに紛れて、逃げ帰る。

さらに2年後。

医学部に検体したベニャトの遺体は荼毘にふされ、ルルデスのもとに戻ってきた。自分が遺骨を持っているべきか悩んだ彼女は、アネのもとに遺骨を届ける。しかし「自分は適任ではない」と言われ、ベニャトの母テレのもとへ向かう。

テレは認知症になっていた。息子が死んだこともわからず、あんなに憎んでいたルルデスに子供のような穢れのない、満面の笑顔を向ける。泣き崩れるルルデス。

ラストシーン。事故現場で、こころ穏やかに花をたむけるルルデスの姿と、花のアップで、映画は終わる。

ベニャトを巡る女性たちの心のひだをきめ細かく、時間の経過とともに起こる変化に沿って描いた、すばらしい作品。観てから半月近く経ったけど、今でも思い出すと、じんわり涙が出る。

特に印象に残ったのは、認知症になったベニャトの母のおだやかでやさしい笑顔。怒りと憎しみをあらわにした以前の表情とは、まるで別人。認知症になり、過去が消え去るのは、しあわせでもあるのかも。

車中でルルデスとアネが揉み合い、「ドン!」という音がする場面。あたしのなかでは、このシーンが一番緊迫した。もしまた交通事故が起こってしまったら...。しかし相手は羊。しかも、すぐ立ち上がり、走り去る。羊は解放されたベニャトの魂の象徴だったのか。

最初に書いたように、この映画は全篇バスク語。スペインではスペイン語の他に、バルセロナがあるカタルーニャ州で話されるカタルーニャ語ガリシア州で話されるガリシア語、そしてバスク語の4つの言葉がある。方言じゃなくて、独立した言語。

ざっくり言うと、カタルーニャ語スペイン語とフランス語が混じり合ったような言葉、ガリシア語はポルトガル語に近い。でもバスク語は、ラテン文法にルーツを持たないばかりか、どこから来たかわからない謎の言語。ハンガリー語に似てるという説もあり、いや日本語に似てるという人も。かつて騎馬民族が馬に乗って、スペインに運んできたというロマンチックな説もある。フランコの時代には話すことが禁止されていた。

フランコの死後、内政が落ち着いてくると、バスク地方独立の気運の高まりとともに、「バスク 祖国と自由(ETA)」という分離独立を目指すテロリスト組織が台頭した。(現在はほぼ武装解除状態)

-----------ここから思い出話-----------

昔々、バスク地方サン・セバスティアンに行ったときのこと。たまたま祝日に当たってしまいホテルが見つからない!まだネットもない時代、タクシーで夜の町を走り回ったが、ない。「そういえばペンションがあった気がする」。運転手さんの記憶だけを頼りにたどり着いたのは、住宅街にある普通の民家。

「もう民宿はやってないんだ」と言ったかどうか、もうよく覚えてないけど、家の主人おぼしき男性は、泊めることを渋りに渋った。

「日本から来て、泊まるホテルがなくて困ってるんだ。1泊でいいから」と運転手さんも加勢してくれて、渋々首を縦に振ったのだった。

「明日の朝、9時には出ていってくれよ。忘れないでくれ、明日の朝9時だ」

建物は新しく、部屋は小綺麗で快適、ベッドも清潔。シャワーを浴びると、倒れこむように深い眠りに落ちた。

ドン!ドン!ドン!ドン!ドン!!!

翌朝、激しいノックの音とともに、男性の大きな声が響いた。

「もう9時だ。起きてくれ。昨日、言っただろう。さあ、出ていってくれ!」

顔を洗うのもそこそこに、転がるように追い出された。外に出ると、郊外の普通の風景が広がっている。団地があって、公園があって、ヒマそうな老人たちが楽しそうに立ち話をしていた。

当時、拠点にしていたサラマンカという町に戻り、友だちにこの話をした。

「そこってさぁ、組織のアジトだったんじゃない? 指名手配されてる過激派をかくまってて、気づかれたら大変だから、早く出てって欲しかったんだよ」

すっごい想像力!と、当時、関心したっけ。確かに、そうだとしたら辻褄があう。ま、昔々の思い出話だけど、バスクに関連した単語を耳にすると、いつも蘇る。

今回も、映画を観ながら、あの日のサン・セバスティアンの郊外の風景が何度も重なった。

映画で旅するヨーロッパ。

 

桐生〜小山から両毛線に乗って

縁あって、この2か月の間に、3回桐生へ行った。まずは湘南新宿ラインで小山へ。ここで両毛線に乗り換える。両毛線は、昼間は1時間に1本、ややマニアックな?!ローカル線。北関東小さな旅の始まり。

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小山駅両毛線のホームは、ちょいと離れている。電車のドアは手で開ける系。

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小山駅から約50分、小俣駅に到着。のどかな無人駅。ここは足利市

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目的地に向かう途中で。とても背の高いツクシのようにも見える。

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川を越えると、桐生市なのにゃ。

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降りるとき、オートチャージができなかったので、残額不足になり、帰りはスイカで入場できず。ひさびさ、切符を買いました。なつかしい感覚。

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知らなかった! 萩野公介は、小山市出身。

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リオ五輪 全国市区町村出生別メダル獲得数 (小山市独自調査)  小山市が日本一。カッコして独自調査って書いてあるところで、思わずクスッ(^^)

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初めての小山はディナーする余裕はなかったけど、2回めはメラメラと食欲こみあげ、小山駅から徒歩10分ちょっと。 地元で有名なラーメン屋さんへ。

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せっかくなので、チャーシュー麺にしてみたら、どデカく、ぶ厚いチャーシューが3枚も!

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餃子は3個にしておくべきでした。なぜなら、とっても大きいから( ̄▽ ̄) 残すのは、申し訳ないので、渾身の力を振り絞って、完食。

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3回めのディナーは、小山駅ビル内の小山うどん屋さんへ。開運肉汁うどん+唐揚げ。前回に学び、唐揚げはたった1個のみ。汁は濃いめだけど具だくさん。うどんは水沢うどん系のコシありで、おいしかった。今回はあっさり完食。4回めの小山もあるかも。何食べようかにゃ。

 

J-Wave TOKYO M.A.P.S【備忘録】

六本木ヒルズでフリーライブ。

Rei和田唱 (TRICERATOPS) &chay を観た。

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▪️Reiはちょうどライブに行こうと思ってたところ。噂にたがわずシブい。GWの六本木ヒルズ、お日柄も考慮したのか、ややライトめなブルース。それにしたって、目を閉じて聴けば、Creamか?!ってくらいのブルージーなロック。こういう若いブルース女子が出てくるって、頼もしい(^^)v 世の中全部AKB系アイドルになったら、つまんないもんね。

▪️和田唱 (TRICERATOPS) &chay
女性ボーカルはややハスキーな、ちょいとクセがあるタイプが好き。なので快晴のGWの空みたいに透き通ったchayの歌声、(いにしえの表現だけど)お姫様系ルックス、どちらも新鮮。
「あなたに恋をしてみました」から始まり、
「赤いスイトピー」「レット・イット・ビー」などのカバー曲を交え、chay と和田唱がアコギ2本と声だけで繰り広げる、爽やかな世界。気持ちよ〜く、楽しめた(^^)。

chayの印象は、礼儀正しい、お辞儀が深い、敬語が人懐っこい。和田唱はオヤジ(^_-)

インターバルに流れたのは、Bad Company "Can't Get Enough"や、T.Rex "Telegram Sam"。70'sロックもよかった♪

それにしてもフリーライブなのに、出演ミュージシャンがすごいラインナップ。さすが天下のJ-Wave

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2017.5.6.(土) @六本木ヒルズアリーナ

映画 おとなの事情

隠し事満載のスマートフォン愛する人に見せられますか? "夫婦の愛"が試される96分間。
イタリアでは28週間の驚異的なロングランを記録。世界中の映画祭で16の栄誉に輝く注目作。(フライヤーより)

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月食の夜、ホームパーティで集まった3組の夫婦と共通の友人1人、計7人。みんな夫婦仲がよさそうだったり、新しい恋人ができたり、充実した生活を送っているよう。しかし!メンバーの一人が、あるゲームを提案したときから、不穏な予感が...。
そのゲームとは、それぞれのスマホにかかってきた電話やメッセージを共有するというもの。
妻にどうしても知られたくないヒミツを抱えた男性は、たまたま同じ機種だった友人と無理くりスマホを交換する。が、ゲームが進むうちに、スマホ交換した友人はゲイだったコトが発覚!ヒミツがバレるより悲惨なゲイ疑惑をかけられるハメになる。
満ち足りた人生を送っているかに見えるカウンセラーは、娘と折り合いが悪く、実は自身が不安定要素満載だったり、小さなヒミツがひたひたと洩れだしていく。

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画面の傷を気にしたり、雑に扱わないでくれよ!と注意したり、スマホLOVE❤️は、万国共通?
スティーブ・ジョブスから電話?!実はパソコンの修理屋さんとか、小ネタたくさん。外国人から電話がかかってきて動揺。「ボクは英語が喋れない」とか。
満月🌕は狂気を呼び、犯罪が増えるという。Pink Floydの"Dark Side Of The Moon" の話になるあたりは、世代を感じたりして。イタリア的な展開もありつつ、国を超えた共通点もあり、クスッと笑いの連続だった。
7人の登場人物がホームパーティで繰り広げる会話のみで構成される密室劇。お芝居にして、上手な役者さんが演じたら、おもしろいだろうなぁ。日本だったら大竹しのぶ寺島しのぶ小日向文世あたり?!
ちなみに主演女優のひとり、エヴァ役のカシア・スムトゥニアクは、ポーランド生まれ、ポーランド育ち。17歳でモデルとしてデビューし、ワールドワイドに活躍した後、イタリアで女優業をスタートしたんだそう。登場人物の中で、最もイタリア人っぽいと思ったけど、意外でした。
東京では7/1(土)〜下高井戸シネマで上映されるそうです。緻密な「おとな」コメディ。ぜひ、堪能してにゃ。

 

2017.5.4.(木) @新宿シネマカリテ

阿佐ヶ谷ダブルヘッダー ランチはハワイ 夜はガーナ

午前中、阿佐ヶ谷でアポが入り、ランチすることに。夜はもともと友達とガーナ料理を食べる予定だった。しかも2つのお店は、ほぼほぼお隣り。そんな奇遇@阿佐ヶ谷な1日にフォーカス。

◆YO-HO's cafe Lanai

オックステールスープが有名なお店でランチ。お箸でほぐれるとろとろお肉を、たっぷり生姜とお醤油につけて御飯と食べる。どこか定食系。滋養強壮、カラダによさそうなあっさり味かつコクあるスープに、残ったゴハンを入れておじやにする喜び。生ピーナッツの歯ごたえもたまらない!何もかも初めて!おいしかったなぁ。ゴックン(^^)

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◆Antaru Cafe 8

夜は人生初のガーナ🇬🇭料理!

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「ハッピードリンク」という名のカクテル。ラムと生姜がハーモニーを奏でる、ちょいと薬膳酒系なお味。

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豆(ブラックアイビーンズ)のフリッター。なぜかさつま揚げを彷彿とさせ、初めて食べる気がしない。

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ブラックアイビーンズ。鬼太郎目玉親父みたいで、親近感倍増。

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タロ芋(ガーナではヤムと呼ぶ)のフライ。うわぁ、とろけそう。

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パームヤシのトマトビーフシチュー。ハヤシライスとビーフシチューが合体したような趣き。

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チャンチャンガ。ガーナのスパイス炒め。今回は鶏肉篇。どこか中華風。

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バナナのフライ。コロンビアでよく食べたっけ。

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オーナーのオランドさん、友達と。

料理は想像を遥かに超えて食べやすい!オランドさんによると、豆ゴハンもあるそうで、よくよく聞くと、キューバのアロス・コングリに近そう。大航海時代のつながりが、今に続いているんだなぁ。中南米に行ってたとき、食べたものを思い出した。

東京でエスニック系のレストランはいろいろ行ったけど、このお店がいちばん海外にいる感が強かった。例えばトリニダード・トバゴのローカルなお店にふらっと入ったときみたいな。

レコードでガーナの音楽を聴けるのも、うれしい♪

何だかみょ〜にやるコトが多い今日この頃。しばし、おおらかな時間に身をまかせたのでした〜(^^)

 

 

NakamuraEmiは日本のシンガーが誰も体現できなかった彼女しかないものを持っている

去年の2月ごろ、ラジオから流れてきた「YAMABIKO」。心臓と魂をギュッと掴んで振り回されるような衝撃。
進もうとして進めなくても、人にはそれぞれ道がある。自分の信じる道を前を向いて進め、と歌う。
進もうではなく、進め。 響くではなく、響け。
思いのたけをシャウトしても、
押しつけがましくない。
聴いているだけで、ガラスの破片を踏んだ痛みが、じんじん伝わってくる。
様々な葛藤を抱え、壁にぶつかり、挫折しそうになり、それでも自分が選んだ道を歩いていくと決意する強さ。
Amazonの商品紹介のコメントは、NakamuraEmiの魅力を簡潔な文章で見事に表現してた。
「世の中の仕組みも痛みも孤独も一通り経験し、それでもなお、前を向いて絞り出した言葉たち。特別じゃない毎日の中で、悩みながら"今"に立ち向かって生きるすべての人たちに聴いてもらいたい作品」。
リキッドルームは超満員。
ライブが始まる前「もっと前へお願いします」のアナウンスが何度も。さあ、ライブが始まる。
声の力、音の力、生活の中からつくられる私小説のような歌詞と言葉の力、そして人間力と謙虚さに、ガツンと撃ち抜かれた。
インディーズの頃は、自分たちでチケットを売り、クルマで楽器を運び、搬入していた。それが今じゃ、何時間も前にライブ会場に運び込まれている。そんな現実の変化も歌にする。
とにかく歌詞がすごい。
実家を出て、実家に戻ったときの風景を描いた「めしあがれ」。とめどなく涙があふれた。
一方、トークはすっとこどっこい。天然ボケ的展開だけど「スタンディングのライブ、体調どうですか?」と、何回も聞く気遣いが、印象に残った。
メジャーデビューは去年、現在35歳。
遅咲きの彼女は、日本のシンガーが誰も体現できなかった彼女しかないものを持っているって、とっても強く感じた。
ライブ終わりには、会場全員で記念撮影。みんなが彼女を応援してる。最近、ベテランのライブが多かったから、こういう一体感はひさしぶりだなぁ。
もう言葉じゃ伝えきれない。YouTubeで体感して〜。(敬称略)
「YAMABIKO」
https://youtu.be/BGVUiMskx_U
「メジャーデビュー」
https://youtu.be/9_u8TuHnQR4

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2017/6/1@LIQUIDROOM

NakamuraEmi NIPPONNO ONNAWO UTAU Vol.4 〜Release Tour 2017〜

 

矢野顕子 X 上原ひろみ TOUR 2017 「ラーメンな女たち」追加公演

 

同じアーティストのライブに何度も行くより、いろんなライブを観たいほう。でも今回はどちらも3回めのライブ。
矢野顕子は2012年のJ-Wave TOKYO M.A.P. S で、音楽の神様が天から降りてきて、彼女と結合したような、ゾゾっと寒けがするようなすばらしさを体験した。(もう5年も前!時間が経つのが速すぎる(゚∀゚))、
上原ひろみは、2005年のフジロックが初体験。ほとんど着いたら終わってたに近かったので、その後、品川ステラボールでフルライブ。鼻血が出そうな超絶テク、神がかったパフォーマンス、ビックリしたなぁ。
この二人がデュオになったらどれだけすごい展開になるんだろう?って、期待ふくらみまくり。そして、その期待はまったく裏切られなかった!
矢野顕子の世界観と、天才上原ひろみの超ハイパーテク。銀河系を音速で駆け抜けるような宇宙的なアレンジと存在感。そして、矢野顕子のユーモアに充ち満ちたMC。
「次の曲は、ピコ太郎の『ウーッ』みたいなもの。何と何がウーッなのかは、聴いてのお楽しみ」。で、演奏されるのは「東京ブギウギ」と「ニューヨーク・ニューヨーク」の合体だったりする。
考えてみればこのコラボ自体が、筆舌に尽くしがたい『ウーッ』!
心臓の鼓動まで10倍速になりそうな速弾きで演奏される「トムとジェリー」。もう原曲の面影はほとんどとどめていない。
曲が終わった後のMCで矢野顕子が言う。「あたくしは上原ひろみの4倍遅く弾ける(笑)。今日、相棒は調子がいいから、5倍かな、遅く弾ける(爆笑)」
やっぱり、こんな大物ミュージシャンでも、相棒のコンディションは、しっかりチェックしてるのね。
成熟の域に入った矢野顕子と、もしかしたら今が頂点に近い時期?ノリに乗ってる天才上原ひろみ。本公演は抽選に漏れたけど、諦めないで追加公演に申し込んで、よかった〜。
人見記念講堂は、ピアノ歴59年の矢野顕子が「このホールは音のまわりがいい」と絶賛するお墨付き。東京のコンサート会場が工事中だらけなお陰で、昭和の香りが漂う、クラシックな空間は、いいな。

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上原ひろみは天才なのに、キャラはほんわりしてて、矢野顕子を思いっきりたてていた。そんなギャップ?もステキ。
すごいパフォーマンス、見せて、魅せてもらっちゃった(^^)
(敬称略)
2017.4.25. @人見記念講堂

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オマケ:5月の海(一宮@千葉)

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大食い日記 こってりな5月〜渋谷 清瀬 東高円寺 母の日

 風薫る5月のはずが、みょ〜に暑い。「今年はスーパー猛暑になる!」という予測もあるとか。そんななか、なぜか暑くるしいものが食べたくなる今日この頃(^_-)

【BON GOUT HAMBURG 渋谷店 (ボングーハンバーグ)】

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 年はとっても、ハンバーグが大好き!最近、ハンバーグの神様が降りてきて、あっちこっちで食べてます(^_-) 中でも一番おいしかったのが、ここ! BGハンバーグは、ナッツとお肉の歯ごたえコンビネーションが、絶品!新食感を体験しました(^^)v しかも付け合わせのレンズ豆との相性も抜群なのにゃ😻

お決まりのとろりチーズ、半熟卵付きでロコモコにもなり、パンorゴハン、ピクルス、スープはお代わり自由。コーヒーまでついて1280円はスゴイ!ついでにサラダバーが380円。はい、食べ過ぎです。

【キッチンスズキ(清瀬)】

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 地元で有名な洋食屋さん。到着したのが開店直後。ちょうど満席になったところだったので、けっこう待ったけど価値あり!でした。多分、ここまで来ることは滅多にないので、お店のオススメ 海老フライ、カニクリームコロッケ、ハンバーグ定食をオーダー。

ところが!写真を撮ってから気づいたのは、海老フライの姿がない。代わりにセンターにドーンと構えているのは、チキンカツ。お店の女のコに言ったら、海老フライも持ってきてくれたので、大豪華4種盛になるの巻(^_-)。

【100時間カレーB&R 東高円寺店】

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ハンバーグ、フライと来たら、次はカレー。つくづく味覚がお子ちゃまだと、自分でも思う。誠実でマジメそうなバイト君と思われる若い男のコが「LINEでお友達登録するとトッピングが1つ無料」と真摯に説明してくれるので、反射的に登録。

牛肉がゴロゴロ入ったカレーに、野菜をトッピングしたら、ゴージャスな雰囲気を醸し出していました。欧風カレーはあんまり食べないんだけど、ここのは濃いぃお味、リピートしちゃいそう。

【母の日のランチ@神戸屋レストラン】

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和歌山県堅田の真鯛と活あさりのポッリート。色あいがキレイだったので、思わずパチリ!オーダーしたのは、母。あたしはもちろんお肉をチョイス( ^ω^ )。窯だしパンは、食べ放題!(いいのか?!こんなに食べてて(°▽°))

【オマケ:そろそろ紫陽花の季節】

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 近所を自転車で走ってたら、紫陽花が!まだ蕾が多かったけど、気が早いコは咲いていた。季節は着実に進んでいく。

銀座の1日〜シンガポール料理 Ginza Six 名物ネコ そしてあん食パン

GWは(女)ともだちと、銀ブラ(この表現も昭和( ^ω^) 。まずは「シンガポール・シーフード・リパブリック銀座」でランチ・ブッフェ(^^) 相変わらず「ブッフェ」という4文字に滅法弱い。食い気が勝り、写真を撮るのを忘れたコトに気づいたのは、デザートをいただく直前。

次はGinza Six。食欲は相変わらずだけど、最近、物欲がめっきり後退。ブランドは通り過ぎるだけ。でも蔦屋書店には、好奇心に静かに火を点けるような魅力が! そこに滞在しているだけで、知性がアップしそう(^.^)。

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草間彌生のオブジェ、噂にたがわずダイナミック。見てるだけで、しあわせになれそう。 

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そして、銀座通りに出ると、彫像のようなネコのカップルが! ネコなのに、動かないのがすごいし、表情も哲学的。ウチの飼い猫ミッケだったら、3秒ももたなそう。

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ママには「芸は覚えなくていいから、長生きしてにゃ」と言われてましゅ。安心したら、思わず大アクビ( ^ω^ )(ミッケ)

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そして、テレビでも取り上げられた「あん食パン」。食パンとは思えない重さ。たっぷり練りこまれた、あんこ。カロリー高いものって、おいしいんだわ。ミッケもイチオシ(^_-)

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