アルモドバル最新作の主演は、長年、彼の作品のミューズであり続けるペネロペ・クルス。そして長編映画2作目の出演だというミレナ・アレット。大女優になっても瑞々しいペネロペと、新人の瑞々しさが魅惑のコラボ。
ストーリーはこんな感じ。
まるで!1980年代に一世を風靡した大映ドラマの「乳姉妹」。原作は、戦後すぐ、1948年に発表された吉屋信子の小説だそう。
いまや巨匠になってしまったアルモドバル監督。この作品の映像もとっても洗練されている。だけど彼がメジャーで作品を発表し始めたころからのフォロワーとしては、もっとおどろおどろしく、雑然としていて、ザラザラした感触の作品が懐かしい。テレノベラみたいな『ハイヒール』とか。
ビバ!アルモドバル
叶わぬ願いと知ってはいるけど、一抹の期待を抱きつつ、新作が公開されると、映画館に行く。たぶん、これからもずっと、ずっと。