とにかく爽快な映画!もがきながら先に進もうとすればきっといいコトがあるって、思わせてくれる。
大人になっても、それもかなり大人になったとしても、悩みは尽きない。でもいくつになっても悩みながら先に進もうとすれば、そのうちいいコトはやってくる。そんな経験則が確信に変わるような映画。
主人公の少年少女たちはみんな悩みを抱えている。両親の不仲や、自分がやらせたいことを押しつける父親...。古今東西、いつの時代も人間は自己主張したがる生き物で、自分の考えを(特に子供に対して) 押し付けがち。若いコたちの悩みの根底は変わらないし、大人になっても似たようなものかも。
昔は「文部省推薦」っていうと、唱歌的で堅苦しいイメージがあったけど、そういう意味では時代は変わった。確かに勧善懲悪的な面もあるけど、あまり身近ではないノルウェーという国の人々の生活や、風光明媚な風景が映し出され、彼らの言葉で語られる。ユーモアもふんだん。急にノルウェーに親近感を持ちました。
マッティン役のヨナス・ホフ・オフテブローは、写真で見るよりずっとイケメン。 ツイッターでハッシュタグ #ロスバンド で検索すると、ポジティブな感想が出てくる、出てくる。
お近くで上映の際、あるいはどこかで『ロスバンド』という映画のタイトルを目にしたら、ぜひ!観てみてにゃ。高確率で、爽やかな気分になれると思います。
観に行った日 2022/03/09 @シネマカリテ