「今どき、飛び込みなんて存在するの?」
初めて飛び込み営業を経験したのは2000年代初頭。かなり遅いデビューだったけれど、当時ですら、飛び込み営業はすでに過去の手法。ま、泥臭い通信系とか、複合機系は今でもやってます。
まさに泥臭い通信系の営業でした。固定電話通話料金割引サービス、マイライン(すでに死語)が登場し、各社顧客取り込み合戦華やかなりし時代のお話。
ある日の都内某所。いつものように飛び込んだら、歓待され(女性営業はやっぱり得)「どうぞどうぞ奥へ奥へ」と通され、責任者の部屋へ。
紳士的に話を聞いていただき、次回の訪問へと繋ぎ、部屋を出ようと向きを変えたら、目に飛び込んできたのは、壁一面の巨大な日の丸。かつて日本軍が使っていた「旭日旗」と言われるタイプ。
部屋に入るときに気づけよって話もあるけど、仰け反りそうになるのをかろうじて抑え、何も見なかったかのように装い、丁寧にご挨拶してから失礼しました。
そういえば飛び込んだ会社のネット接続が切れていて、あれこれ確認してるうちに昼どきになり、中華丼をごちそうになったこともありました。
<飛び込み営業から学べたこと>
飛び込みは旅に似てる。知らない場所に行く、知らない風景を見る、初めての人と会って話す。思いがけないコトが待っていることもある。