(敬称略)
「高木ブー 鼻血ブー」(すいません 現代では不適切な表現かも) は、ドリフ全盛期の小学生にとって必須アイテム。当時はいじられ役だったが、2022年、「伝説のバンドマン」となって、横浜 新都市ホールに降臨した。
まずは1曲、この曲を聞いてみてにゃ🌴
関口和之 & 1933ウクレレオールスターズ 「LOVE AFFAIR~秘密のデート~」 (Official Visualizer) - YouTube
あたしの青春時代は、ウクレレってダサさの象徴みたいなもの。もっとロックがいいってね。そして長〜い時が流れ、みんな一様に年齢を重ね、ウクレレに出会って74年になるという彼は、ハワイアンの神様的存在になった。
「嫌なコトはしないのが長生きの秘訣」と言って、「ふぁっふぁっふぁっ」と笑う。豪快に笑うんじゃなくて「ふぁっふぁっふぁっ」。そのへんの力の抜き具合が「秘訣」なんだろう。
こんな会話もあった。ダブルネックのウクレレに関して、「どちらかでリズムを刻み、どちらかで旋律を...」と、関口和之が解説しかけると、神様が横から入ってくる。
「重いから疲れるんだよ。だから持たなくなっちゃった。ま、ハッタリみたいなもんだよ。ダブルネックのウクレレなんて、ステージで目立つじゃない?」。そしてまた、「ふぁっふぁっふぁっ」。
ライブが行われた新都市ホールが入っている そごう横浜店で開催されていた「ウクレレの島」展。
たくさん展示されていたウクレレの中には...。
ダブルネック、そしてトリプルネックのウクレレもあった。
Boo Takagi と書かれている。
歌姫の荻野目洋子、ウクレレ王子の野村義男、口笛の国際大会で世界一になった分山貴美子、パーカッションのはたけやま裕、バンマスのヤナギマン、そしてキャプテン関口和之と、まさにオールスターズ。『コーヒー・ルンバ』『ダンシング・ヒーロー』のウクレレ・バージョンから、往年のハワイアン『小さな竹の橋』『珊瑚礁の彼方に』、そして『いい湯だな』まで、楽しんだ、楽しんだ15曲。
記事を読んでいると、実体験したくなるかも。関口和之率いる1933ウクレレオールスターズ、サザンやドリフの名曲カバーした初ホールワンマン(ライブレポート / 写真4枚) - 音楽ナタリー
そういえば、関口和之がラジオで言ってた。1990年代に彼と会って、名刺交換したら、「高木ブーで〜す!」って留守電が入っていて、イタズラかと思ったけど、そこからお付き合いが始まったそう。
何かひとつのコトをやり続けていると、ステキな未来が待っている。派手さはなくても、たくさんの人々が彼の音楽を聴いてしあわせになる。時代が彼に近づいてきたんだなぁって、しみじみ思う夜だった。
(敬称略)
@ウクレレの島
そごう横浜店から見た横浜の風景
2022/08/16 @新都市ホール