備忘録〜最近観たお芝居と映画


【ルーマーズ〜口から耳へ、耳から口へ】
アメリカでの上演では、700回以上も爆笑が起こったというジェットコースター・コメディ。黒柳徹子さん主演海外コメディシリーズは、これが第29弾っていうから、すごい!


お芝居も素晴らしかったけれど、終わってみて印象に残りまくっているのは、黒柳徹子さんのトークショー。昭和の伝説の著名人たちのマル秘エピソードが、出てくる、出てくる!森繁久彌さん、向田邦子さん、渥美清さんなどなど。忘れたらもったいない!メモしておいたので、今度、書きます。
@EX THEATER ROPPONGI

【藤戸】
李麗仙 上演台本、平安末期の源平の藤戸合戦を題材にした能を現代語で描く。


ご本人から年賀状をいただいたとき、観に行こうと心に決めた。世の中、どんどんきな臭くなる今日この頃、強烈な反戦メッセージを送ろうとしているその気骨!さすが、元祖アングラの女王。

で、お芝居が終わって、平和について語るのかと思いきや、さらっと共演者紹介。名前間違えたりして客席が和む。気迫とあっさり、ほどよい混ざり加減が、彼女の魅力なんだろうな。
銕仙会能楽研修所

【バードマン】
アカデミー賞の監督賞、作品賞を含む4部門を受賞!待ちわびていた話題作。
溢れる情報をシャットアウト、予備知識を限りなくゼロに近づけ、映画館へ。

監督は、2000年の東京国際映画祭でグランプリを受賞した「アモーレス・ペロス」のアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ。体験したことがない、衝撃的な作品だったなぁ。

当時、ホームページで書いた記事

あれから15年。監督本人には会ったこともないけど、昔机を並べて仕事してた同僚が全世界的に有名になったような、そんな感慨がある。

繰り返される不条理な出来事、うごめく欲望、全篇ワンカットで撮ったような未知の映像、エトセトラ、エトセトラ。

世紀の傑作?それとも駄作!? 実際に観て、確かめる価値ある映画だと思います。


1920年代の南フランス、セレブ一家を惑わすアメリカ人美人霊能力者。皮肉屋で毒舌家のイギリス人マジシャンは、彼女化けの皮を剥がそうと、一家のもとへ乗り込んでいくのだが、逆に...。

ウディ・アレンの映画って、ノスタルジックで、自然と和む。アメリカ人の監督なのに、昭和を感じたりして。しばしタイムスリップ、レトロなラブコメに身を任すの巻。