オフィシャルサイトの紹介文は、こんな感じ。
「最愛の父の誕生日パーティ。7歳の少女が"別れ"を知るまでの、かけがえのない[1日]を描く感動作」
結末はある程度予測がつく。その結末に向かって、あたかもスクリーンに飛び込んだように、登場人物たちとその日を一緒に過ごす。そんな映画だと思った。
監督はリラ・アビレス。女性ならでは(と書くと、ジェンダー違反か?!)の感性で、描写はとことんきめ細かい。親族の一人一人のキャラクターがあり、現実を抱えている。
メキシコ映画というとアバンギャルド的だったり、残酷な芸術性を思い浮かべる人もいるかも。この作品を観た時、それは昔々、レトロなイメージのメキシコ映画だったと気づいた。
全国的に順次上映中。
下記のオフィシャルサイトで、上映情報が確認できます。
新宿武蔵野館で観た。手作り感満載、かつ作品への愛情が溢れるディスプレイに、思わずキュン。こういう(地味だけど)丁寧でステキな映画を観る機会を提供してくれて、ありがとうございます。