約4か月ぶりの映画館、アップリンク@吉祥寺。コロナ禍で時間短縮営業していることもあって、最近すっかり映画館から足が遠のいていた。ひさびさ行ってみたら、こういう空間が大好きだと改めて実感!そして1人でも多くの人に観てほしいと願う素晴らしい作品に出会った。
何をするにもワンテンポ早い彼女と、ワンテンポ遅い彼。彼女が働く郵便局の窓口に、毎日やってきては手紙を出す彼。彼女と彼の秘められた過去とは? 消えたバレンタインとは? そして彼らを待っている未来とは?
台湾映画は久しぶりだけど、観ると懐かしい気持ちに包まれる。この作品は現代の物語だからバスは新しくて最新型だし、街の風景も、人々のファッションだって今風なのに、懐かしい。海辺の風景、写真屋さんの店先、店内、海の近くの郵便局...。子供時代を思い出す。
人々も素朴で魅力的。クスッと笑っちゃうユーモアも満載。コンプライアンスとか、気にも留めない感じ。最近の自分を振り返ってみると、自分で自分を縛っているかも...なんて思ったり。懐かしくて、新しい。見つめ直したり、浸ったり、笑ったり、ほんわかしたり。
ミニシアター・エイドの未来チケットを使った。受付のスタッフさんにその旨を伝えたら、何度も何度も「ありがとうございます」って、言ってくれた。
「お礼を言いたいのはこちらの方です。こういう素晴らしい場所があることが幸せです」って、伝えたかったけど伝えられなかったので、ここに書きます。アップリンクさん、ありがとうございます。去年はいろんなコトがあったけど、これからまた行きます、ミニシアター。
チラシコーナーには、昔々の職場の先輩が主催している「シネバカちゃん」が!