高円寺駅を出て、阿佐ヶ谷方向に向かって横断歩道を渡ると、「高円寺ストリート」というアングラな道がある。入口付近には店舗が入っている。歩いていくと、中央線の高架下になり、1970年代感っていうか、いい具合にさびれてて、もう街ごと抱きしめたくなる。
「1ヶ月位お休みします」なんて、アバウトさがいい。
「無常」は高校生のとき観て、難解さに引き寄せられたけど、よくわからなかった(^_-)
前から気になっていたカフェで、お茶することにした。
JULES VERNE COFFEE
「すぐ隣りをご相席にはしませんので、お荷物などを置いてゆったりおくつろぎください」なんて言われたりして、おもてなし感もバッチリ!
まだ「ソーシャル・ディスタンス」なんて言葉はなかった、2月の話。たった3か月ちょっと前のコトなのに、遠い昔みたいだなぁ。
流れる音楽は、フランク・シナトラの「マイ・ウェイ」「夜のストレンジャー」等々。ベタなんだけど、フィット感がすごい。古い曲たち、でも響きが違って聴こえる。近くに座っていた男性は、ゆったりと読書していた。
壁に飾ってあるエッフェル塔のモノクロ写真、カッコよかったな。塔の下から、てっぺんを見上げる構図。真っ青な空なんだろう。白い雲が浮かぶ。
「撮影はお手元のみでお願いします」と書いてあるから、素直に従った。なのでエッフェル塔の写真はない。なんでもかんでも写真に残さなくていいんだよね。
タンザニアのフレンチロースト 600円
JULES VERNE COFFEE 外観
夜は、阿佐ヶ谷の名トルコ料理店「イズミル」へ。
友達とあれこれいろいろ喋ってて、詳しいメニューは記憶の彼方だけど、おいしかった。さすがの食べログ☆3.71‼️
帰りは南阿佐ヶ谷駅へ。向かう途中で、見かけた牛乳箱。昭和に始まり、昭和に終わった冬の1日。コロナがこんなに長く、大きな影響をあたしたちにもたらすなんて、想像もしていなかったころの話。
(2020/2/21)