会場のEX THEATER ROPPONGIへは、裏道を通って行くことにした。六本木の裏道、昔、よく通ったなぁ。古い建物が多くて、レトロだけど元祖オシャレな香りがして、好きだ〜(^^)
六本木ビジネスアパートメンツ。検索してみたら、1973年生まれ。六本木のメインストリートはかなり整備されちゃったけど、まだまだたくさんのむかしが残ってる。
あーっという間に、タイムスリップが終わり、EX THEATER ROPPONGI 着。
ここからが本題、映画の話。この作品の準備期間は、なんと5年! ワン・センテンスで書くとしたら「一筋縄ではいかない魑魅魍魎な登場人物たちが、複雑怪奇に入り乱れて繰り広げる強烈な人間ドラマ」といったところ?! ホラー的要素もあるし、ミクスチャーの極み。
映画『列車旅行のすすめ』製作期間5年「ぶっ飛んだ映画!」監督渾身のデビュー作 アリツ・モレノ監督と原作者アントニオ・オレフド 記者会見レポート 第32回東京国際映画祭 | 映画ログプラス
かなりギリギリな表現もあったりして、一般公開はむずかしいかもしれないけど、やっぱり映画の表現は自由じゃなくちゃね。昨今、いい子ちゃんっていうか、「こうあるべき的」な考え方が多勢になっているような気がする。
上映終了後のティーチインには、アリツ・モレノ監督、原作者のアントニオ・オフレド、プロデューサーのティム・ベルダが登壇した。
備忘録なので、正確じゃないかも。この時の模様がYouTubeに上がっていたので、ご興味がある方は、YouTubeで。https://youtu.be/4sAkN1umENg
「観客とのプレイを楽しんでいる」
「こういうことがあったと言っているわけではない。もし、こうだったとしたら、想像してごらん、ということ」
「琴の音色が入ったジャポネスクな音楽が挿入されるけど、作曲家は日本に行ったことは一度もない」
「フィクションか、真実か、区別がつかない。それが世の中の問題の根幹にあるのでは?」
「ドンキ・ホーテだって、現実か、真実か、混沌としている世界」
ワードとして出てきたのが、多重構造、バランス。
監督は、サン・セバスティアン在住。
------------備忘録ここまで-----------
リンクも貼っておきます。
コンペティション『列車旅行のすすめ』公式インタビュー|第32回東京国際映画祭
映画『列車旅行のすすめ』あらすじと感想レビュー。アリツ・モレノ監督は「ブっ飛んだ」奇想天外な原作がお好き|TIFF2019リポート16
外に出て、西麻布方向に向かっていくと、イルミネーションが。現実の世界に戻ってきたと、実感。西麻布はどの駅からも遠い、都心の大秘境的存在?! レトロな建物も、てんこ盛り。また、来よう。大好きなラーメン屋さんも近くにあるし。
2019/11/2