今回もネタバレバレです。
2017年のツアー、2公演申し込めば、どっちか当たるかも?と、軽い気持ちで申し込んだら、2公演とも当たっちゃった。
昔だったら、友達に譲ったりしたもんだけど、今どきは入場時に写真付き本人確認書類が必要な世の中。ま、裏ワザとかあるにしても、せっかくのラッキーなので、ありがたく観せていただくことにしました。
前回のNHKホールのブログは、こちら。
http://megmikke.hatenablog.jp/entry/2017/05/13/233345
しかも、電子チケット画面を見てビックリポン‼️前から6列め。こりゃ、かぶりつきに近い。実際、ご本人と目がバチバチ合ったんだわ(妄想?!)
MCによると、今回(7/8)の中野サンプラザ公演が、一番倍率が高かったとか。去年9月の新宿ロフトも225人/6万人の倍率で当選したので、こと彼のライブに関しては、運がいいかも。っていうか、彼のライブで、運つかい果たしてるかも(^_-)
新宿ロフトのアコースティック・ライブの模様は、こちら。
http://megmikke.hatenablog.jp/entry/entry/2016/10/07/234000
225人定員の枠に6万人の応募があったことが発覚すると「ドームができるじゃないですか!」と、マネージャーが叫んだとか。「いや、ドームはやりたくないんだよ」と、たしなめたよう。
ドーム公演1回で、中野サンプラザ(キャパ2000人)が25回分!今年のツアーは半年かけての49公演なので、ドーム2回で上回る。だから、年齢を重ねたミュージシャンはドームをやりたがる、とも。
でも、彼はサンプラザ規模のホールでライブをやりたいと言う。
中野サンプラザはあんまりいいホールじゃなくて、オーディエンスの拍手が聞こえにくいと言いつつも、聖地という言葉で表現する。
取り壊す壊さないで二転三転しているサンプラザ。ホールは儲かっている。ホテルはダメだったが、近年外国人観光客が大増加。収支がよくなっているので、取り壊さない方向でいくようだ、なんて話も。
「ボクも人間が丸くなりました。(会場から笑い) なんで笑うんですか(本人も笑い)」。彼が語ったとき、単に昔に比較してかと思ったら、「あなただけのライブではない」とマナーの悪い観客に説教した(@大宮ソニックシティ)というエピソードをネットで見かけた。
気骨があって、好きだなぁ。自分の音楽に対するこだわり、そして美学。ライブの雰囲気が悪くなった代償として、オマケの演奏を追加するあたりも粋。
そういえば、今回のサンプラザでも、軽いアクシデントがあった。さぁ歌うぞ!の場面で、キーボードの不具合を調整していたスタッフが、誤って♪ピロン♪と電子音を出してしまったのだ。とっさに舞台の袖に逃げ込むスタッフ。
コラッ!コラコラ!と山下達郎は、苦笑しつつ注意してたけど、会場の雰囲気はそんなに悪くならなかった。この時も、オマケの曲を追加してくれたっけ。
以下、達郎語録。
北朝鮮からミサイルは飛んでこない。人間はそんなにバカではない。
ミュージシャンは音楽ですべてを表す。政治観を語らず。
「YouTubeで世界に発信しましょう!」と言う人もいる。でも、世界に発信したくない人もいる。
音楽にウソが出る。
ヘロン 1曲だけ歌うんだったらいいけど、3時間超えのライブでこの曲を歌ったら、あとがもたない。
介護とか、様々な現実がある中で、このライブを観ているときは、現実から離れたステキな時間を過ごしてもらえたらうれしい。みなさん、どうか健やかにお元気で。また、ライブでお会いしましょう。
観客を気遣う彼の言葉、今回もこころにしみるの巻。
「60歳を軽く越えて、ライブを演ってるなんて考えてもみなかった」と、彼は言ってたけど、2017年に彼のライブ観てる自分がいるなんて現実も、想像できなかった。
1週間後。湘南に波が入り鵠沼に行くと、浜辺のビーチハウスから「高気圧ガール」や「JODY」が流れてた。なんだか1983年の夏みたい(^_-)
2009年に前橋で観てるので、正確に言うと山下達郎のライブは4回め。同じアーティストのライブに何度も行くほうではないので、4回観たのは、彼だけ。音楽はもちろんすばらしいし、言葉の数々が沁み入る。
NHKホールと中野サンプラザでは、トークの内容がけっこう違ってたし、地方に行ったら、ご当地ネタなんかもあるんだろう。行ったことがない町で、彼のライブを観るのもおもしろそう。
来年は例えば、網走とか!
(敬称略)
2017.7.8(土)@中野サンプラザ