ある日の午後。
「確認させていただきますので、少しお待ちください。いったん保留に致します」と言って、保留にしたつもりだった。が、解除しようとして、保留にしなかったことに、気づいた。
通話相手は、関西のオジサマ。突っ込まれるだろうと思ったら、予想通りツッコマレタ。
「保留にする言うたけど、なってなかったで。鼻歌が聞こえてきたで〜」
関東人だと、こんなときは見て見ぬ振り、聞いて聞かぬフリをする。そして、何もなかったように、うわべの会話を続ける。関東人はそれが大人の対応だと信じているフシがある。
鼻歌を歌っていたのは、事実^_^;
でも、こんなときは、突っ込まれて、でへへと笑ったりするほうが、親近感が増すこともある。
フランス人たちが、揚げ足を取りあい、突っ込まれたら、こう切り返そうと次の一手を考えながら、切磋琢磨して会話の質を高めようとする姿勢に、どこか似ている。
と言いつつも、あたしが逆の立場だったら、突っ込まないだろうな、やっぱり。
「週末、ウチの嫁の友達が大挙してやってきて、大お喋り大会。聞いていてふと気づいたのは、さんざん喋くりまくったあとで『ま、よう知らんけどな』と言って締めくくること。知らないで、よくもあんなに喋れるもんや」
そんな、ある日。また別の関西のオジサマと電話で話した、切り際のこと。
「あんたは、小倉の出身か?」
「はっ?」
「小倉生まれか?」
「いえ、東京ですけど」
「そうか、なんやアクセントが小倉のような気がしただけや。ま、よう知らんけどな」
!!!出た〜!!!
かと思えば、さらに別の関西人のおにいさんとは、こんなコトも。
「では、今週13日の金曜日○○時にお待ちしております」
「ふふっ、13日の金曜日ですか〜」
「あはっ、そうです。やっぱり突っ込んできましたね。関西の方なので、突っ込まれそうな予感はしたのですが」
調子に乗ったあたしがそう口走った後、それまで軽快にやり取りしていた彼は、急に静かになってしまったのだ。ガラスの心を傷つけてしまったかも。
関西人、どこにボールが飛んでいくか予測しがたい。おもしろい。やっぱり、どこかラテン系と、近い気がする。
◾︎ミッケのひと言◾︎
何を書いてるんだか、さっぱりわからにゃいけど、近況としては、ママが帰ってくると、うれし過ぎて身をよじり、訳もなくイっちゃってる表情になるのにゃ〜(^з^)