「◯◯様は、いらっしゃいますか?」
「はい、少しお待ちください」
(保留音)
「はい、電話替わりました」
「大変ごぶさたしております。元△△の☆☆です。今、大丈夫で...」
「いや、◯◯は席を外しています」
こっちはすっかり本人かと思い「大変ごぶさた」に、全身全霊で申し訳ない気持ちを込め、どんな反応が返ってくるだろう?とドキドキしながら「元△△の☆☆です」と言っているのに、いきなり「いや」と否定されるガッカリ感。
統計を取ったわけじゃないけれど、比較的、システム関係の会社や部署に多い気がする。
ま、よく相手の声を聴いて、喋り始める前に確認しましょうねって話なんだけど、変化激しいこの世の中、こんな小さなことにも、移り変わりを感じたりする今日この頃。
やっぱり、電話を取った人が本人じゃないんなら「◯◯は、席を外しています」って、先に言うのが自然ではないでしょうか。
初めて社会人になったころ、「◯◯様はいらっしゃいますか?」と訊かれたら、「はい、少しお待ちください」と言ってはいけない!と教えられた。
「はい」と言ってしまうと、相手は「いるんだな」と思うかもしれない。なので「確認致します。お待ちください」と言ったほうがいいと。
昔のほうが緻密だったな、って思う。
今は、個人情報とか、マニュアルとか、キョーレツに細かいこと大増加していると同時に、ミョーにザックリしたことも増えているような。
敬語でいえば「お名前様」って、違和感あるしね。