デパートのエスカレーターの近くの休憩スペースや公園で、ほにゃんと座っている男性の営業を見ると、「仲間になりたくない」って思う。売れてない感が、カラダ全体からにじみ出ている。
外回りをしていたら、魂が抜けそうになることがたくさんある。でも、ええかっこしいなので、その姿を人に、特に知ってる人には、絶対見られたくない。
そんなときに、よくお世話になったのが、カラオケボックス。
例えば、うたひろだったら(店舗にもよるけど)お茶する値段にちょっと上乗せすれば、完全個室。歌うもよし、踊るもよし、寝るもよし。小さい部屋でもソファになっているので、ま、ちょいと狭いけど、寝られる。
ある日、カラオケボックスに行ったときのこと、ちょっと歌っただけなのに、言いようのない眠気に襲われ、リモコンをお腹の上に乗せたまま、入眠。
こんな感じで寝てた |
「大丈夫ですかーーーっ!!!」。
突然、ドアが開き、男性が飛び込んできた。 どうやら終了10分前のコールをしたが、反応なく、「もしや!!!」と思い、走ってきたらしい。
カラオケボックスのフロント裏には、Hしてないか、のっぴきならない事態になっていないか、確認できるように各部屋のモニターがついている。
トドのように爆睡していたので、自殺したんじゃないかと思ったみたい。
トド あるいはセイウチ @Punta Norte, Argentina 1994 |
彼もビックリしただろうけど、あたしもビックリした。ガバッと起きると、お腹に乗せていたリモコンがガタンと床に落ちた。
ま、寝るにしたって、寝過ぎないように、というお話でした。