次はないかも?!と思い、大嘗宮へ。平成になったときも同じ儀式が行われたはずなのに、記憶にもない。ぜひ、行きたい!と思ったのは、年齢を重ね、歴史の重みを感じるようになったのかもね。
大手町のビル街とのコントラストが、いいな。天皇陛下の住まいと、日本一のオフィス街がすぐ近くにあるって、今さらながら、東京ってすごい。
多分、坂下門。
せっかく来たので、乾通り経由で大嘗宮に行くルートを選んだ。
今にして思えば、このあたりはそんなに混んでいなかったけど、歩きやすくするために、お巡りさんが「みなさま、一歩前へお願いします」と声をかけると、几帳面な日本人、一斉に一歩前へ踏み出した。お巡りさん、思わずニンマリして一言。「大変助かります」。DJポリスを思い出しつつ、最近のお巡りさんの変化に、時代を感じるの巻。
紅葉(カエデかもしれない(^_-))が、絶好調に色づいていた。
お手洗いの窓からも、景色が見渡せる。
乾通りのハイライトは、紅葉(カエデ?)、イチョウ、フユザクラのコラボ。そもそも、冬に咲く桜があることを初めて知った。
局門。
門長屋。
これまたフユザクラかと思いきや、これはシキザキラ(四季桜)。
道灌堀。
石室。火事などの非常時に、大奥の調度などを避難させた場所と考えられているんだそう。
いよいよ、大嘗宮が見えてきた。しかし、ここからが長くって「大嘗宮まで80分」と書かれたプラカード?を持ったお巡りさんがいた。実際には、このあたりから大嘗宮まで、1時間ほどだった。
お巡りさんが言う。「ここで焦って撮らなくても、中に入ったほうがきれいに撮れます」。わかっちゃいるけど、ちょっとは撮りたいと思うのが、人の子なのにゃ。
いよいよ!
真正面から見る絶景ポイント。写真には静寂が漂って見えるかもしれないけど、このあたりは、押し合いへし合い状態。お巡りさんのトークも絶頂となる。「お父さん、もう10枚くらい撮ってるじゃないっすか」と、若い体育会系のお巡りさん。一帯爆笑(失笑)。当の「お父さん」は「てへっ、ぺろっ」的なお茶目な顔して、そそくさとその場を離れる。婦人警官は「1枚にしといて!目に焼きつけて!」と、懇願状態。「ここまで来て嫌な思いはしたくないですよね」と、情に訴える系も。結局、大嘗宮より、お巡りさんのトークのほうが、印象に残ったりして(^_-)。
神様の気配は、まったく感じられなかった。出雲大社でも、日光東照宮でも、明治神宮でも、人が少ないときは、神様がいらっしゃる、厳かな空気に包まれたんだけど。人々がたくさん押し寄せて来て、ビックリした神様は逃げ出しちゃったんだろう。
裏から見た大嘗宮。このあたりになると、お巡りさんも少ないし、ゆっくり堪能できる。松の木とのコントラストが、すばらしかったなぁ。
見終わった後、すっごい達成感に包まれた。
大嘗宮の構成、英語版と日本語版。
桃華楽堂。香淳皇后の還暦を記念して建てられ、お印の「桃」にちなんで命名された音楽堂。1966年(昭和41年) に完成したそう。
もらったチラシ。
どこかに旅行に行ったみたい、盛りだくさんな1日だったなぁ。公開は12/8(日) まで。タイミングが合えば、ぜひ!体験する価値ありだと思います。