プリンスの遺伝子を受け継いだシンガーとして注目を浴びているのが、ジャネール・モネイ。ちょいと時間が経ってしまったけれど、7月に観てきたので、備忘録的に書いておきます。個性が際立った、素晴らしいライブ!
バックバンドは、全員女性。性差を超越しているというか、とにかくカッコいい。みんなそれぞれ超個性的。かわいくてカッコいい、かわカッコいいって印象。
ウィキぺディアによると、ジャネール・モネイはロールモデルとしてグレース・ジョーンズを挙げているそう。見た目の雰囲気はかぶっている帽子といい、どこか80年代のジャネット・ジャクソンを彷彿とさせる。
観客をしゃがませ、ステージを降り、しゃがませた観客の中に隠れるパフォーマンスがあったんだけど、間近に見る彼女は意外なほど小柄。そのキュッと引き締まったカラダに、音楽のエッセンスが凝縮されて、詰まっている感じ。
外国人の観客もけっこう多くて、隠れた彼女から遠く離れた場所にいると思われる男性が "Don't touch our queen!!! " なーんて、叫んだりしている。ま、触りたくもなるよね、彼女がすぐ近くに来たら(^_-)。
ライブ後半は政治色が強くなり、反トランプ、LGBT賛成!と、力強くハッキリ主張する。そんな彼女は小気味よく、爽快で、凛としている。現在33歳。歌もパフォーマンスも、脂が乗り切っている!
ラジオでライブ音源を耳にした時は、あんまりピンと来なかった。ま、チケット買っちゃったし、行くか...くらいの気持ちだったんだけど、実際はパワーとエネルギーに満ち満ちた、素晴らしいライブだった。やっぱり、観てみなくちゃね。生で、本人と同じ空気を吸いながら。
"Purple Rain" のギターフレーズが、サラッと盛りこまれていたのは、殿下へのリスペクト? そしてライブが終わった直後にかかった曲は "Sex Shooter" - Apollonia 6 (1984)。あらららら、懐かしい!
2019/07/24 @Zepp DiverCity(TOKYO)