前代未聞の10連休は プチ・サーフ・トリップ in 千葉

 湘南ばっかり行っていた。とにかく近いのが魅力。湘南は雰囲気も景色もステキで、お洒落の遺伝子が脈々と受け継がれているような気がする。

 しかし...波がない。膝程度の小波に大勢で群がる一員になってみると、思わず苦笑い🤣。

 さあ、GW!行くぞ!房総。せっかくのプチ・サーフ・トリップなので、今まで入ったことがない、未知のポイントで波乗りすることにした。

 アクアラインが大渋滞。京葉道路経由で、里山や、田植えしたばかりの田んぼの風景にほっこりしつつ、約4時間かかって、南房総に到着。けっこういい時間になっていたので、通りがかった駐車場にクルマを停めた。花かごポイント。

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f:id:megmikke:20190506192524j:image 駐車場の真ん中に藁葺きのあずまやがある。何か、由緒がありそう。
f:id:megmikke:20190506185750j:image 海に向かっていく砂利道。どんな波が待っているだろう。
f:id:megmikke:20190506185754j:image 一見、地味なビーチ。波はクセがあって、乗りにくかったけど、エクスタシーは突然やってきた。面ツルで、起伏がある、レフトのいい波。最近、満足の目盛りが下がったので、こんなもんでいいかと思ってたら、今度はレギュラーでエクスタシーが!滑っても滑っても、いつまでもツルツル。適度にパワーがあって、適度に速い。あぁ、スッキリ!しかもウグイスのさえずりを聞きながら、波乗りできるなんて、至福。
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f:id:megmikke:20190506193147j:image 次の目的地は「なぎさドライブイン」。レトロな雰囲気で、クジラ料理を食べさせてくれるそう。しかし、本日休業の札がかかっていた。残念!

f:id:megmikke:20190506193137j:image なぎさドライブイン前の海は、リーフ。岩がゴツゴツ。
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f:id:megmikke:20190506193144j:image 夕焼けを見ながら、しばし黄昏れるの巻。
 今日の宿泊予定は、一宮の「太陽の里」。とりあえず、一宮方向にクルマを走らせていたら、お魚料理の看板が!

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f:id:megmikke:20190506193911j:image ちょっと躊躇したけど、勇気を出して、引き戸を開けると、フレンドリーなお母さんと、ご家族?ご親戚?ご近所の人々?が迎えてくれた。

「ここはクジラがとれる町だから」と、お母さんはクジラ料理を勧めてくれる。竜田揚げ、南蛮漬け、お刺身、いろいろ種類があったけど、せっかくなのでクジラカツにした。お刺身とセットになっていて、アジか、ウルメイワシを選べる。

「ウルメもおいしいわよ」とお母さんが言うので、ウルメイワシにしてみた。

「給食でクジラの竜田揚げを食べていた世代なんですよね」

「あれはマッコウクジラ。油のためにとっていたから、肉は固かったはず。これは槌クジラ(ツチクジラ)なので、全然違うよ。柔らかいでしょ」と、隣の席に座ってた漁師さん風の人が語る。

「ものすごく柔らかいですよね」と、あたしは答える。もちろん、くさみもなく、言われなかったら、何を食べているかわからないくらいの新食感なのだ。

「クジラは高タンパク、低カロリー。(お皿に載っているカツをチラッと見て) ま、いろんな食べ方があるから、パワーを付ける食べ方もあるしな。ハッハッハ!」。

 複数の人に「どこから来たのか?」と複数回訊かれ、方言講座も繰り広げられた。プチ・サーフ・トリップとはいえ、旅情をヒシヒシ感じる。

 いろいろな考え方があると思うけれど、強く感じたのは、クジラへの愛と誇り。じゃ、なんで食べるのか?って話にもなるだろうけど、昔々からクジラ漁を行ってきた土地だからこそ、クジラに対する深い思い入れがあるのではないか、と思う。カンタンには書けないような。

「宿はどうするんだ?」と訊かれ、「太陽の里に泊まる」と言ったら全員ビックリ!「1時間半はかかる」「いや、2時間はかかるんじゃないか?」と、けんけんがくがく状態。

 房総半島を一括りにしてたけど、Google Mapで調べたら、和田町から太陽の里までクルマで71km。ちなみに九段下駅から横須賀駅までが同じくクルマで68km。和田町から太陽の里は、延々、下道を走るので、確かに遠い。

 そういえば、一宮の話になったとき、「あそこはオリンピックで盛り上がってるからね〜」と、他人事のような反応だったっけ。そう、一言で房総半島と言っても、広いのにゃ。

 そうそう、お店の名前は「さかな」です。近くに行ったら、ぜひぜひ!

関連リンク

くじらのお話 | 南房総市朝夷商工会

南房総の歴史 水産業史

f:id:megmikke:20190506194201j:image そんなわけで、太陽の里に到着し、温泉に入ったら、バタンキュー(^_-) 朝も温泉にしっかり入った。ここのお湯はカラダに合う気がする。気のせいか、お肌スベスベ(^^)v 
f:id:megmikke:20190506194216j:image 次の目的地「Hotel 一宮シーサイドオーツカ」の朝食バイキング(税込1620円)は、一度試してみたかった!和洋取り揃え、お料理が並んでいる。どれもこれも、なんでもかんでもふつうにおいしい。

f:id:megmikke:20190506194208j:image というわけで、バイキングを満喫し過ぎて、浜辺の駐車場で再度睡眠。起きてみると、あらら、すっごいオンショア。せっかくなので入ってみたけど、風が強過ぎて、グッチャグチャ。波の質はよくないけど、乗っちゃえば、かなりのスピードが味わえた。

 1泊でも、旅気分は味わえるんだなぁ。