今年の夜桜一番は、五反田の目黒川沿い喫煙所。ケニア料理を堪能させていただいた後で。
初めて降りる、千住大橋駅。去年はよく足立区に行ったけど、まだまだ未開拓多し。
好みな、ひなびた感じ。
お目当てだった「みどり食堂」は、おやすみ。出直すことにして、散歩開始。
足立市場のすぐ隣に、奥の細道の史跡発見!千住は、奥の細道への旅立ちの地だったとか。長く生きてるのに、知らないコトだらけ。
やっちゃ場の由来は、たくさんの問屋さんのセリ声が「やっちゃい、やっちゃい」と聞こえてくる場所(市場) から来ているとか。耳を澄ませば、江戸時代にタイムスリップ!?
旧千住郵便局電話事務室、現在のNTT千住ビル(昭和4年竣工)。設計したのは、日本武道館、聖橋、永代橋などの名建築を残した山田守さんだそう。当時の逓信省、お堅いお役所の建物だけに質実剛健極まっちゃってるけど、レトロ感満載。レンガひとつひとつに郷愁を感じる。上海を思い出すなぁ。
帰り道、北千住駅に向かって歩いていたら、出会ってしまいました「ザ・キング・オブ・銭湯 大黒湯」。
千と千尋の神隠しみたいだ。芝浦の見番所も、こんな雰囲気だったっけ。まだ営業していなかったので、お風呂も後日。
数か月後。リベンジで、みどり食堂訪問。市場関係者と思われるグループが、仕事終わりなんだろうな、思いっきり飲んで盛り上がっている。
あたしもランチビール🍺
昼間に外で飲むビールは効く。思いっきり顔に出てしまい、しばしお散歩。北千住の飲食街は、昭和の香り。電線がよく似合う。
「年増羊」かと思ったら「年増¥」。「としまえん」って読むのね、きっと(^_-)。
昔々、日本堤に「廿世紀浴場」という銭湯があった。仕事で近くに行き、サボって散歩してて見つけた。サボった上に、風呂まで入るのはいかがなものか...と躊躇。改めて行こうと思っているうちに、なくなってしまった。
なので、今回は、大黒湯に絶対入ろうと決めていた。内部の写真は撮らなかったけど、お座敷から外を見ると、鯉がたくさん泳いでいる池があった。女湯の壁画は新幹線。板張りの天井がレトロでカッコよかった。
お年寄りが多かったけど、母と子供もいた。昭和だった子供時代に戻ったみたいなひととき。和んだにゃ〜。
広告業界で成功し、裕福な老後を送っている老婦人ハリエット(シャーリー・マクレーン)。何事にも超強気で、他人に対しても超ハッキリとモノを言う彼女は、何不自由なく暮らしているが、80歳を超え、孤独と死への不安を感じるようになる。
そんなある日、たまたま新聞の訃報記事が目にとまり、生きている間に自分の訃報記事を書かせようと、新聞社を訪れたハリエット。担当になった若い女性訃報記者アン(アマンダ・セルフライド)が、ハリエットの知人達や元夫を訪ねたところ、返ってくるのは「憎々しい」「最悪の女」「彼女のせいでテラピーを受けている」等々、讃美のカケラもないコメントばかり。
アンの報告を受けたハリエットは「最高の訃報記事」に欠かせない4つの条件をクリアするため、自分を変えるべくチャレンジを開始する。4つの条件とは...。
1) 家族や友人に愛されること
2) 同僚から尊敬されること
3) 誰かの人生に影響を与えるような人物であること
4) 記事の見出しになるような人々の記憶に残る特別な何かをやり遂げること
手始めに、地域のコミュニティセンターに向かったハリエットとアンは、反抗的だが、気骨があり、頭脳明晰なブレンダという少女と出会う。
3人の女たちは、年齢を超え、刺激し合いながら一緒の時間を過ごすのだが...。
主演は大女優シャーリー・マクレーン。ジコチュウで、嫌味だらけの老人が、生き生きと輝き出す様を見事に体現している。
自分を変えるってホントに大変。年を取れば取るほど頑なになり、むずかしくなる。絶望的に嫌われ者だったという事実を突きつけられたとはいえ、彼女はサッと変わる。潔さがカッコいい。いくつになっても、カッコよく生きるコトはできるし、新しい何かを始めるコトもできるのだ!
3人娘?!が、ハリエットの娘に会うためクルマを飛ばすシーンはロードムービー的で、躍動感に満ちている。裕福だけど、死への不安を抱えた老婦人の物語に留まらず、様々な要素が含まれているのが、この作品の魅力。
そして、ハリエットの珠玉の言葉たち。辛辣なだけじゃなくて、人生の真実を捉えているような。アマゾンプライムビデオに追加されたら、しみじみ噛みしめながら、見直したい。
ここから、ラストシーンのネタバレ。この作品を観る予定の方は、スクロールしないでにゃす。
実はハリエットは、医者から心臓が弱っていると告げられていた。いつ止まってもおかしくない状態だと。それは明日かもしれないし、ずっと先のことかもしれないが、その時は、突然来るだろうと。
ジコチュウだったハリエットは奮起し、貧しいブレンダに教育の機会を与え、夢に向かって一歩踏み出せずにいたアンの背中を押す。
アンとブレンダが歌ったり、踊ったりしている様子を幸せそうに見守るハリエット。そして静かに、そのときは訪れる。
ハリエットがブレンダに送った最後のメッセージは「導く人になって」。
長くなっちゃったけど、ラストはこの作品を観たユーミンの言葉。
『作品の中でハリエットが挑戦したあれこれは、しなくても誰も文句を言わない程度の、人生の宿題。でもね、"しなくてもいいこと" の中にこそ、モチベーションはあるんです。"しなくちゃいけないこと" は誰でも普通にするけれど、さらにこの先、生きていくための力は、"しなくてもいいこと" の中に秘められている。それに気づかせてくれる作品ですね』。
日本橋のさくら通りから、大手町へ。線路を渡ると、日本一のオフィス街。ひさびさに来たら、ド迫力。首がほぼ地上と垂直に上を見る。「丸の内サディステック」は、今は昔?! 大手町タワーで、バリバリ働いてみたい(^_-)。
日本橋 さくら通り。
日本橋高島屋のエレベーター。ため息が出るほど魅力的。
大手町タワー。
mood board のランチは、パン食べ放題。女子パワー、炸裂!
丸の内ブリックスクエアの喫煙所からの風景。喫煙所まで、こんなにオシャレ(^_-)
明治生命館。こういう建物は、命がけで保存してほしいな。
1週間に1回くらい開店している、お寺カフェ。ちょうどタイミングがあって、初体験。うっとりするような室内の雰囲気、庭園、そして丁寧な接客とおもてなし。日本の文化って、カッコいい!
近所にもステキな桜が! 夕方だったので、またまたちょっと幽玄。ライトアップして、無料開放してくれるなんて、太っ腹!
大手町に行ったとき、たまたま皇居が一般公開されていることを知り、足を踏み入れたら、筆舌に尽くしがたい素晴らしさ! 快晴ではなかったけど、薄曇りの下で見る桜は、ちょいと幽玄の世界。ってなわけで、40枚の写真、一挙掲載!
宮殿 - The Imperial Palace お巡りさんがガードしてました。でもたった一人だし、装甲車がいるわけでもなく、やっぱり日本は平和だなぁ。
蓮池参集所
ウスズミサクラ
局門
道灌堀
この天守台から見える大芝生周辺には、江戸城本丸御殿の建物が並んでいたそう。江戸時代の人が見たら、ビックリするだろう、2018年の大手町。
後ろに見える建物は「桃華楽堂」。隣りには「宮内庁楽部庁舎」がある。
オハツモモ
ヒュウガミズキ
本丸中之門石垣。江戸城の中でも最大級の巨石が使われ「布積み」という技法で積まれているそう。ペルーのクスコで見た、剃刀1枚の隙間もないという石積みを思い出した。
下界に戻る。
先月、20歳になったばかりにもかかわらず、すでに3枚のアルバムをリリースしている彼。印象的なアーティストネームは、音楽活動を始めたころ、ラップが「棒読み」だったことに由来しているとか。
新しい音なのにどこか懐かしさを感じさせるメロディ、ラジオのインタビューで発揮していたいまどきの感覚と印象的な個性。一度、生で体感してみたくて、EX THEATER ROPPONGIへ。
もっとラップの分量が多いかと思ったら、実際に聴いてみると、メロディアスで、歌い上げるような展開も多い。懐かしい70's〜90's調の曲もたんまり。
Wikiを見てみたら、お母さんがEGO-WRAPPIN'やMONDO GROSSOのファンなんだそう。そういえば『罠』なんて、もろ!だもんね。エゴ・ラッピンといえば昭和歌謡がエッセンス。まわりまわって、ずーっと年下のミュージシャンのライブを観て、昭和を感じるなんて、輪廻的なものを感じたりして。
ぼくのりりっくのぼうよみ『罠』
DJのスクラッチも、もろ80's。ハービー・ハンコックの "Rockit" を彷彿とさせる、クラシカルな響き。
Herbie Hancock "Rockit"
バックバンドがテクニシャンなオトナたちで、うまーく彼をサポートし、盛り上げる。
先月(2月) Superorganism を観た時にも同じようなコトを感じたけれど、新しい世代の音楽で、新しい要素に溢れているのに、懐かしい。昔の音は、若いコたちにとって新しいんだろうなぁ。
彼自身は、天才肌。中学を卒業して高校に入る前の春休みに作った曲も、完成度高し。ちょっとしたトークや受け答えで頭の良さが伝わってくる感じ。いまどきの若者であり、彼独特の感性があるのね。印象的だったのは「ニコ動」が心の故郷って言ってたこと。そういう世代が世の中を動かすようになったってこと。
スタンディングのライブで、ふと思ったのは、昔はアーティストが登場した瞬間!ドドドっと観客が押し寄せたりしたもんだけど、最近はそれがない(少ない)気がする。今日もほとんど動かず。ノリノリではないけれど、マイペースでライブを楽しんでいる様子の若いコたちを見てると、草食系の標準化を感じる。MC中、スマホを見てた女のコを目撃し、軽く衝撃を受けたりしつつ(^_-)。
2018/3/15 @EX THEATER ROPPONGI
湘南のゆる〜い波で、メローにレイドバックして楽しんでいこうと思ったのは、つい先週。すでに物足りなくなり、やって来ました一宮。
去年は10月の半ばに急に寒くなり、11月前半から冬休みに入ったので、一宮は約半年ぶり。以前だったら大好きな胸肩サイズ、なんだかとっても大きく感じる。しかし、エクスタシーは突然、やって来た。
波乗り以外のコトでもそうかもしれないけど、乗れるときは、あっさり乗れる。あっ、乗れちゃったって感じね。
パフォーマンスは確実に落ちているので、無謀にならず、ときどきエクスタシーも求めてみようと思う今日この頃。