銀座の1日〜シンガポール料理 Ginza Six 名物ネコ そしてあん食パン

GWは(女)ともだちと、銀ブラ(この表現も昭和( ^ω^) 。まずは「シンガポール・シーフード・リパブリック銀座」でランチ・ブッフェ(^^) 相変わらず「ブッフェ」という4文字に滅法弱い。食い気が勝り、写真を撮るのを忘れたコトに気づいたのは、デザートをいただく直前。

次はGinza Six。食欲は相変わらずだけど、最近、物欲がめっきり後退。ブランドは通り過ぎるだけ。でも蔦屋書店には、好奇心に静かに火を点けるような魅力が! そこに滞在しているだけで、知性がアップしそう(^.^)。

 f:id:megmikke:20170518191935j:image

草間彌生のオブジェ、噂にたがわずダイナミック。見てるだけで、しあわせになれそう。 

f:id:megmikke:20170518195719j:image

そして、銀座通りに出ると、彫像のようなネコのカップルが! ネコなのに、動かないのがすごいし、表情も哲学的。ウチの飼い猫ミッケだったら、3秒ももたなそう。

f:id:megmikke:20170518200206j:image

ママには「芸は覚えなくていいから、長生きしてにゃ」と言われてましゅ。安心したら、思わず大アクビ( ^ω^ )(ミッケ)

f:id:megmikke:20170518200412j:image

そして、テレビでも取り上げられた「あん食パン」。食パンとは思えない重さ。たっぷり練りこまれた、あんこ。カロリー高いものって、おいしいんだわ。ミッケもイチオシ(^_-)

f:id:megmikke:20170518233950j:image

 

 

 

 

 

山下達郎ライブ 再び @NHKホール

ネタバレバレです。
これからライブに行く予定なら、読まないほうがいいかも。

f:id:megmikke:20170513231247j:image

f:id:megmikke:20170513231508j:image

イープラスのキャンセル待ち。すっかり忘れてたら、公演2日前に届いたうれしいメールで、チケット入手(^^)v

 (インターリュードあり 実質的な) 1曲めは"Sparkle"。
イントロのギター🎸が始まった瞬間、ぐるぐるっと、1980年代の夏に巻き戻され、めくるめく約3時間半のライブのドアが開いた。

まずは、炸裂しっぱなし!トーク備忘録。

「1990年代〜2000年代前半、思うようにライブができない時期があったが、2008年、55歳のとき、ライブを再開。今年で9年め。全レパートリー240曲のうち80曲を演奏することができた」

「現在64歳。来年からは年金受給者(笑)。20代のときは、まさか60歳を過ぎてライブを続けてるなんて夢にも思わなかったが、これからも観客をいじりながら(笑)ライブをまわる老後を過ごしたい」

「今年前半は映画主題歌制作に時間がかかり、そのままツアーに突入したが、レコーディング済みの曲があるので、ツアーが終わってから仕上げに入り、もしかすると来年にはニューアルバムが出せるかも」

去年のツアーで"Can't Take My Eyes Off Of You" をカバーしたら、オリジナルよりウケがいいくらいの大盛り上がりだった」

山下達郎とカラオケに行った気分で聞いてください」という前フリで始まったのが、Tom Jones "It's Not Unusual"。

「実はトム・ジョーンズのかくれファン。自分にはない、マッチョな人大好き💕 いや、そういう傾向があるわけじゃなくて(笑)」

ギターを持たず、ステージを歩きまわりながら、気持ちよさそうに、高らかに歌い上げる。

山下達郎のライブは、今まで行ったなかで、一番ジジババが多かった」
ツイッターで若いコがつぶやいていたそう。
「そんなキミだって、30年経ったらジジイ。その時、今、キミが好きなミュージシャンは、こんなポテンシャル高いライブができると思うか? 答えはNO。(キッパリ言い切り、会場大ウケ)」

「プロンプターは、一生使わない。一度使ったら、二度とプロンプターなしのライブはできなくなってしまう」

ブライアン・ウィルソンとコラボしないか?という話があったが、興味がない。海外でライブをやらないか?という話もあったが、断った。海外でライブを演るくらいなら、NHKホールのライブを増やしたい(会場大喝采)」

NHKホールが大好き。音響がいいし、キャパシティもちょうどいい。ドームなんて、とんでもない」

総立ち批判
「ライブの1曲めが始まったときから総立ちなんて、ありえない。まだ演奏も聴いていないのに、なぜ立つのか?」

という話をした次の曲から、観客は立ち始めた(^_-)

「みなさん、お互い健やかに、元気で、まだまだ頑張っていきましょう。今日のライブが、みなさんの日常の中で、少しでも、和みとか、元気の源とか、何かいい影響になることを願っています」

観客に対する配慮がすごいんだよね。
あの夜の約3時間半のライブとトークは、あたしのカラダにじんわり沁みていっている。

そうそう、ライブの話も少しだけ。
♪「潮騒
バラードはそんなに聞かないけど、この曲は特別。高校生時代のバイト先の友達の顔が蘇った。

♪「Guilty」
鈴木雅之に提供した曲。人前で歌うのは、今回のツアーが初めてだそう。

ハイティーン・ブギ
近藤真彦が歌って大ヒット!言わずと知れた80年代アイドル歌謡の代表曲。今さらながら、山下達郎って、守備範囲が広い。

♪ 大ホールで初めてのアコースティックセットも実現! キーボードは難波弘之、ベースは伊藤広規。去年10月、伝説の225人限定ライブ@新宿ロフトと同じ布陣。

♪「So Much In Love」「クリスマス・イブ」「Get Back In Love」「Let's Dance Baby」「高気圧ガール」などなど。夏だ!海だ!達郎だ!あの頃に戻ったような心地よさ。

セットリストは、こちらを
http://www.livefans.jp/events_setlist/748114

とにかく最近、前にも増して忘れっぽくなっているので、備忘録として書きました。

1990年代、ホームページに書いたライブの感想を読んだ人から、ツイッターに転載しちゃったんだけど、大丈夫ですか?っていうメールを、ついこの間、もらった。20年近くも前のことなので、すでにライブに行ったこと自体忘れてる状態( ^ω^ )ま、老後の楽しみのためにも、観たら書いておこう(^.^) 

それにしても、後ろの席に座ってた同年代らしき女性二人組。開演直前まで介護話がノンストップ!時間の経過をしみじみ感じるの巻。

f:id:megmikke:20170513231547j:image

(⬆︎リストバンド)

2017.5.11(木)@NHKホール

映画「人生タクシー」

20年間映画製作禁止
20年間脚本執筆禁止
20年間海外旅行禁止
20年間インタビュー禁止

名匠アッバス・キアロスタミの愛弟子であり、世界三大映画祭(カンヌ、ヴェネチア、ベルリン)を制覇したイラン人映画監督ジャファル・パナヒ。しかし政府への反体制的な活動を理由に「20年間の映画監督禁止令」を受けてしまう🙀😱


ところがどっこい、パナヒ監督はあきらめない。この映画「人生タクシー」では、監督自身が乗り合いタクシー運転手に扮し、テヘランの街を走り回る。車載カメラに映し出されるのは、厳しい情報統制下にあるこの国でたくましく生きる人々の人生模様。



死刑制度を巡って激しい議論を交わす(自称)路上強盗と教師、成り上がりを目指す?!海賊版レンタルDVD屋、突然運び込まれる血だらけの男と妻、金魚鉢を抱えた二人の女性、政府から停職処分を受けた弁護士などなど。一見、つつましい普通の日常生活の中で、彼らは何を語るのか???

訪れたことのないテヘランの街は、想像していたよりずっと洗練されていた。ただ先進国の街並とはビミョーに違う。例えば南米の首都、ペルーのリマのミラ・フローレス(高級住宅街)を、タクシーで移動している感覚。旅している気分。

ラテンアメリカでは、タクシーに乗ると、よく助手席に座った。最初は「襲われやしないだろうか」なんて不安な気持ちもあった。でも慣れてくると、街の風景がリアルに迫ってくるし、ドライバーとの距離が縮まって、その国により親近感を抱くようになった。

この映画では、ダッシュボードに据え付けられたカメラが、車内外の人々と風景を捉える。それも充分に高品質な映像。

一番印象に残ったのは、赤いバラの花束を抱えて乗り込んで来る、政府から停職処分を受けても差別と闘う女性弁護士の清々しさ。

爽やかで、スッキリした表情。

あきらめないこと。意志を貫くこと。そしてユーモアを忘れないこと。この映画が教えてくれることは、たくさんある。


10年前だったら、この映画で描かれる世界は、遠い国の出来事。でも「共謀罪」が審議される今の日本では、他人事でも、遠い国の出来事でもなく、明日は我が身なのかもかも。

人生タクシー 予告編

オマケ:劇中で頻繁に「メルシー」ってフランス語を使うのが気になって調べてみたら、イランはフランスの植民地になったことはなく、流行語が定着したものだそう。日本だって、英米の植民地になったことはないけど、サンキューって言うもんね。下記リンク、とっても参考になりました。

ヘレン・メリル さよならコンサート

14歳から第一線で活躍、"You'd Be So Nice To Come Home To" があまりにも有名なヘレン・メリルが引退公演を行うと聞き、またまたブルーノート東京へ。にゃんと!ジャズ歌手として約70年のキャリアを誇るレジェンド中のレジェンド。

オープニングはピアノ、ベース、ドラムスのトリオが、小気味いい大人のジャズを演奏。もうシビレました。改めて、ここってジャズクラブだったのね、と認識。

収容人数は400人だそう。コンサートホールではなく、「クラブ」の程よい大きさ、ステージでの演奏がカラダにビシビシ伝わってくる。

力は抜けているのに、バシッとリズムが決まるドラムとベース、そして軽やかなピアノ。しばし身をまかすの巻。


ヘレンはステージに上がると、ガッツポーズ?!エネルギーがほとばしった。それでいて、喋ったり歌ったりすると、かわいいおばあちゃんになる。キュートなばあちゃん、理想型だなぁ。

"Am I Blue" "Summertime" "Bye Bye Blackbird" "All Of Me" などなど、スタンダードなジャズの名曲を続々歌唱。ジャズって、いいな。

そしてアンコール前のラスト曲は、もちろん "You'd Be So Nice To Come Home To"。

昔、レコードで聴いた、聞き慣れたバージョンがどこからか流れてくる。

"From heaven?" と女優チックに天井を見上げるヘレン。大きくフリを付けながら、声を出さずにワン・コーラスだけ一緒に歌ってから、生歌へ。

口パクする、その仕草がとってもかわいくて、抱きしめたいくらい。

アンコールの "S' Wonderful" を歌い終えると、花束贈呈。暖かいオーディエンスの拍手喝采に見送られ、70年もの長い間歌い続けた歌手がステージを降りる。クラブ全体がハッピー・オーラに満ちた、その瞬間に立ち会えて、幸せ。

ところで、隣りに座った女性と話してたら、1970年代に活躍したバンドのライブにたくさん行ってるって話をしてた。リトル・フィートの名前が出るくらいだから、かなりシブくて、マニアック。

「今、一番行きたいライブは?」と彼女に訊かれ、その場では出てこなかったのにゃ。観たいのに観れてないライブか...。よくよく考えてみると。 

まずはT.Rex。もはや不可能だけど、マーク・ボランの妖艶な魅力にノックアウトされたかった。

そして来日はあり得ない、アルゼンチンの大御所Fito Páez。ネットで事前に世界のチケットが入手できる今の時代だから、行けるうちに、観れるうちに観ておいたほうがいいよね。ベネズエラのLos Amigos Invisiblesも。

7が3つ並ぶと、ついつい写真を撮ってしまう小市民(^^;)

オマケ:麻生太郎宅近くで見かけたツツジ




大食い日記スペシャル 2017年4月 代々木公園 紀尾井町 国立 立川 中目黒 高円寺 神楽坂 北千住

相変わらずあちこち行っちゃあ、食べてます( ^∀^)。東京ってつくづくスゴイ!と思うのは、食べても食べても食べきれないこと( ^ω^ ) 今回は、最近行ったお店をランキング形式で並べてみました。
 
■第1位 キッチン富ヶ谷代々木公園駅近く カレー屋兼週1回だけラーメン屋さん
入口近辺は、そんなに洒落た感じでもないけれど、店内はカフェ風。
 


水曜日以外はカレー
身悶えするほど魅力的なのは、カツカレー。ジャポネスクなカレールーと、サクッと揚がったカツのハーモニーがたまらにゃい。サラダ、ドリンク、食後のミニデザートがついて、にゃんと!1000円。ラッキョウ、付け合わせの野菜が食べ放題。
カツカレーの他にも、黒、チキン、キーマ、インドネシアなどカレーの種類もいろいろ。何度も行って、他のカレーも食べたいにゃ。
 


水曜日はラーメン
「うまからラーメン」はトムヤンクン味で野菜たっぷり。強めの辛味が刺激的。700円。オプションの鶏そぼろ飯100円を付ければ、エスニックなラーメンライスの出来上がり。
 
 
 
■第2位 オアシスガーデン〜ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町地中海料理レストラン



中森明菜の歌の題材になったともいわれる、バブル期に建った赤プリは姿を消し、戦前の洋館は残った。赤プリ、懐かしいなぁ。

 

ランチ・ブッフェのスイーツ。前菜とデザートはブッフェ、メインはパスタ、お肉、お魚から選ぶ。36階からの眺めはサイコーだし、おいしいし、サービスもよくて大満足(^^)v
 
■第3位 ランコントル〜国立のフレンチ・レストラン





ボリューミーなサラダ、濃厚スープ、メインのお肉料理、たっぷりスイーツ、飲み物つきのランチコース2900円はお値打ち。地元でも大人気のお店だとか。自然で丁寧な接客もグー👍
 
 
■第4位 東園〜立川駅近くの中華料理店
写真は、豆腐と海老の煮込み系。700〜800円の庶民的定食はどれもお味よく、出てくるのも早く、ゴハンは大盛無料で、デザートまでついて、タバコも吸えるって、すばらしい!
 
■第5位 味安〜綾瀬の大人気定食屋さん
写真は、サバ味噌煮と豚肉生姜焼(だったと思う)。このお店、唐揚げと塩サバが名物なんだわ。欲張って2種類食べようとしたのは、選択ミスでした。次回は唐揚げを食べよう!
 
■第6位 草花木果孤独のグルメに登場!中目黒の沖縄料理屋さん


 
魅惑のラフティー丼。(大盛の)ご飯が見えないほど、大量の角煮が敷きつめられている。今度行ったら、ハーフタコライスとハーフ沖縄そばのセットにしようか...などと、またまた次回を考えるの巻。
 
 
■第7位 ニュー高円寺インディア(高円寺)
 
 
近くの洋食屋さんが準備中で、たまたま見つけたカレー屋さん。チーズナンが絶品(^^)v 高円寺って、飲食店の多さがすごい。あやしいカレー屋があったけど、行こうと思ってるうちになくなった。食べてみたい!と思ったら、即食べるのが鉄則なのにゃ。
 
■第8位 SODESURIZAKA(神楽坂)
「野菜たっぷり」を謳う女子向けブッフェが増えてきた気がする。このお店もまさしくそう。野菜中心だと、ブッフェでたらふく食べても、罪悪を感じないのがうれしい( ◠‿◠ )
 
夜でも野菜たっぷりブッフェが、1100円って、ビックリぽん。
お店の名前は、近くにある「袖摺坂」から。
 
■番外
 
これまた孤独のグルメに登場した、北千住のタイ料理有名店。開店前に到着しても、一巡目には入れず。そのくらい混んでたけど、驚異的に速く出てきて、回転率はスーパー。あっという間に食べ終わる。ただゆっくりできるわけでもなく、ボリュームあるわけでもなく、サラダがつくわけでもなく、デザートやドリンクがつくわけでもない。味も普通。再訪はなさそう。
 
風俗街的なエリアにあり、近くには「ハリウッド」が!
 
■オマケ
やっぱり、このくらいボリューミーじゃないとね(下の写真は、新宿三丁目のお気に入りタイ料理屋さん「ロータス・ラウンジ」のランチセット。メインのガパオライスに、フォー、サラダ、スープ、デザート、飲み物までついて、タバコも吸えて、約1000円の感動!あぁ、お腹が空いてきた(^∇^)
 
■終わりに
ランキング形式にしてみたけれど、庶民的な中華定食でも、ホテルのランチ・ブッフェでも、それぞれのおいしさがあって、順位はつけ難いんだにゃ。すっごくおいしいわけじゃないけど印象に残ったお店、フシギなお店、昭和なお店などなど。いろいろストックしておきます。
 
次回の大食い日記は、渋谷特集の予定です。
 
 
 

パクチー!パクチー!パクチー三昧@下北沢HISHIMO

パクチー愛に溢れたお店!
親切に、丁寧に、メニューについて、熱く熱く語ってくれる、店員さん💕 まずは、オススメのパクチー尽くしの前菜3種盛りから。パクチーズ、パクチーナムル、漬物withパクチー。特にクラッカーに載せていただくパクチーズは、悶絶寸前の絶品(^^)v クラッカーは50円?で、追加もオッケー。

一見、普通のさつま揚げ。実は豚肉。パクチーを添えて。

写真を撮るのを忘れたけれど、小エビとアボカド🥑のサラダも、美味極まってました。もちろんパクチーと共に。

そして、グリーンカレーのパスタ!つまりグリーンカレー味のスパゲティなんだけど、まったく違和感がなく、おいしい〜(^^)v モチモチで、大盛。しあわせ。

他にも、本日のオススメメニューもたくさんあって、桜🌸の季節は終わっても、食欲満開。

飲み物は、スパイスをスピリッツで漬け込んだというSpi-shu。スパイシュと読むそう。例えばカルダモンならジンで漬けこみ、割り方は水、トニック、ミルクなどから選べる。もちろんロックやストレートもあり。ラムで漬け込んだ杏仁をミルクで割ると、杏仁豆腐を飲んでるようなフシギな感覚。スパイス、ベースのリキュール、割り方、組み合わせを選ぶ喜び(^^)

このお店、もともとは1923年(大正12年)開業のドライクリーニング・フランス社。元総理大臣の佐藤栄作氏をはじめ、数々の著名人が顧客だったそうです。お店の看板はドライクリーニングのまま、電話番号は7桁のままっていうのも、伝統を守ることなのかもしれない。ビジュアル的には、下北沢らしくていいな。

お手洗いが外ってのも、どこか下北沢っぽい。

初めて行って、また行きたくなるお店は案外少ない。でもここはぜひまた行きたい。翌日の豪快な新陳代謝も、魅力的なのにゃ(^_-)

▪️駅に向かう道、見かけた風景。

再開発進む北口のマーケット。大正13年創業の和菓子屋さん跡。

「戦前、戦中、戦後の混乱期、昭和の復興発展から今日までお客様と共に頑張ってまいりました」と書かれた、閉店の張り紙。言葉を選んで、選んで書いたんだろうな...と思うと、ウルウル。



2017 さくら (浅草 千鳥ヶ淵 西国立 近所 国立 中野)

桜が咲くと、写真を撮る。毎年同じような写真になるけど、やっぱり撮る。桜の季節を迎えられたことに、感謝しつつ。今年はひさびさ浅草へ。

お店の正面には、演歌歌手のポスターがズラリ。昭和な風景が残ってて、よかった。

伝法院が期間限定で公開されていることを知り、出陣。「でんぼういん」と読むのね。ずーっと「でんぽういん」だと思ってた(°▽°)

日本家屋は、芸術なのにゃ。

ガラスが微妙に凸凹してて、そういえば昔のガラスは、こんな感じだったっけ。温もりを感じるなぁ。


日本庭園、しだれ桜、スカイツリーがある風景。ちょいと近未来的だったりする。

ありゃりゃ🙀 五重の塔が工事中。

1980年代、大林宣彦監督の「異人たちとの夏」という映画があった。

幼い頃、死に別れた両親と、当時住んでいた浅草で出会った主人公。子供に戻って「異人たち」に甘える主人公を待っていたのは...。

浅草に来ると、この映画の舞台となった路地を探してしまう。



隅田川沿いの桜は、まだ約4分咲きだった(4/2)

↓ここから千鳥ヶ淵。タイミングよく、半蔵門でアポが入って、ラッキー。




立川病院あたり

↓ウチから自転車で約15分。空き地の桜。都内ロケーションで、知る限り10年近く空き地のまま。普段はまったく通らないので、毎年「今年もまだあるかな」とドキドキしつつ、行ってみる。実際は、もっと幽玄の世界。



追記:国立駅南口の大学通りブエノスアイレスの7月9日大通りを彷彿とさせるような広い通りに、雨の中、静かに咲く桜たち。おもむろに宴会やってないのがいいな。(4/9)




↓中野通り桜のトンネルは、もう散り始めてた。行かないで〜🌸


そして中野四季の森公園の桃? 長持ちするせいか、あんまり有り難がられないけど、キレイだったにゃ。





村治佳織さん 文春トークライブ

かつて、彼女はJ-Wave"Classy Cafe"という番組でナビゲーターをやっていた。キレ味も気っ風もよくて、自然体なトークが大好きだった。ライブで演奏を聴いてみたいと思っていたけど、なんだかんだで延び延びに。そして今回、トークと生演奏がセットになったライブがあると聞き、紀尾井ホールへ。


14歳で国際コンクール優勝!

19歳、パリ留学中、ホアキン・ロドリーゴに会いにスペインへ。その旅が情熱大陸で放映される。

2000年、デッカ・レコードへ移籍。契約書にサインするためロンドンへ行き、しばらく住んだ。

2013年の秋、京都暮らし

去年、渡辺香津美45周年ライブで、エレキギターに初チャレンジ!


インタビュアーと対談しながら、過去を振り返る。


特に印象に残ったのは、吉永小百合さんとのエピソード。


「小百合さんと出会ったのは、17歳くらいの頃。一人の人間として、普通に生活することをとても大切にしている。地下鉄に乗ることもある。20132014年、音楽活動を休んでいた時には二人でいっしょにプールに行ったりもした。彼女は体育会系で、気遣いの人。根掘り葉掘り訊くこともなく、いろんなところに連れ出してくれた」


ステキだなぁ。お互いに魅力的だから、相乗効果でどんどんいい時間が過ごせるんだろうな。


そして、旅について。


「旅から力をもらった!ネパール、長崎、テレビのドキュメンタリーで訪れたカナダ。休業前にはタンザニアにも。アフリカで夕陽を見ていたら、曲が湧いてきた」


陸前高田気仙沼などの被災地をまわり、仮設住宅で演奏した」


よく出て来た言葉は「ピンと来た!」「ご縁」「試練」。


病気とか、いろんなことがあっても、乗り越えてきた強さと、野生の勘。


演奏はやっぱり、キレ味いい、フラメンコ的要素がある曲がカッコいい。


そして4月から再びJ-Waveでレギュラー番組が始まるアナウンスも。戻れる幸せをうれしそうに語る彼女が、印象に残った。


2017.3.22. 紀尾井ホール

ブルーノート東京 クレモンティーヌ with 野宮真貴

なんとなく敷居が高い気がしてた Blue Note Tokyo。移転前に行った記憶はあるけど、すでに20年以上前か(^_-) 今回は、バブル期からファンだったクレモンティーヌが、野宮真貴と競演することを知り、いざ出陣!
 
 
お店に足を踏み入れると、いきなりジャズクラブな雰囲気。
 
店内はやっぱり高級感満載で、スタイリッシュな大人が談笑している。年齢だけなら立派過ぎるほど大人なはずの自分なんだけどね(°▽°)
 
ビールは似合わない雰囲気。カクテルとか、ワイングラスのほうが似合いそう。
 
でもステージの真ん前の席なのに、アルコールを飲んで、ライブの途中でお手洗いに行きたくなったら、悲惨。
 
そもそもそんなコト考えているのが、すでに大人じゃないでしょう。長い時間、メニューを見つめているのもスタイリッシュじゃないし。
 
そんなとき見つけたのが「雫取り」という伝統的な技術でつくられたという、透明なトマトジュース。その名も「トマトクリスタル」(越前トマト100%)
 
実際の色は、上の写真よりやや薄く、ウィスキーの水割りくらい。なのに味はトマトジュースで、フシギな感覚。
 
 
 
最近、かぶりつきの神様が降りてきくれたのか、先日のBuikaに続き、今回もど真ん中。クレモンティーヌとの距離は、ほんの1.5m程度。
 
ナチュラルで、決して華美でも派手でもないんだけど、どこから見てもエレガントなヨーロピアン。パリのエスプリ、身にまとってました。ヨーロッパを旅してた頃とか思い出して、懐かしさがこみ上げるの巻。
 
MCで彼女が話していると、目は合うわ、同意は求められるわで、ドキドキ。
 
そして、あの!ウィスパーボイスで、サントロペも、シャンゼリゼも、ピロートークも歌ってくれました。もちろん、バカボン・メドレーも♪
 
オフィシャルサイト:セットリストとライブレポートは、こちら。
 
 
本気でうれしかったのは「ジェレミー」(1993)が聴けたこと。カフェラテのコマーシャルに使われてて、大好きだった。これまた懐かしい細長いシングルCD。プレイヤーに入れてみたら、ちゃんと聴けるんだよね。感動。
 
至近距離で見ると、クレモンティーヌはけっこう目尻近辺などにシワが。野宮真貴は、かなりスベスベ。で、どちらが好みかっていうと、クレモンティーヌ。自然で、年齢相応、思いっきり笑う。
 
ブルーノート、よかったな。また、行こう。
 
オマケ:喫煙所
ジャズクラブがタバコの煙に包まれていたなんて20世紀の昔話。煙が外に漏れないよう、テクノロジーを駆使した喫煙所があった。
「タバコはテーブルの上でお持ちください。テーブルの下で火のついたタバコを持っていると、テーブルの下に煙が滞留し、臭い漏れの原因となります」「退出時には、壁方向へ深呼吸してください。肺にたまった煙を分煙キャビン外で吐き出すと、臭い漏れの原因となります」などと書いてあり、ここまで来たか!って感じね。ま、店内で吸えるんだから、感謝してねって話だにゃ、これは。
 
(敬称略)
 
 
 

3月のミッケ + 南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店

春なのにゃ。いつも眠いけど、春の昼間は、とりわけ眠いのにゃ。
 
でも、テレビの情報番組でニュースキャスターが、先っぽが赤い棒でグラフを指しながら解説しているのを見ると、居ても立っても居られなくなり、思わず飛びかかってしまうのにゃ。
 
すると形相が変わったママが「去年、買ったばかりなのに、テレビが壊れる〜🙀」と叫びながら走ってきて、捕らえられてしまうのであった。
 
あと、ママの大切なiPadは紫色の「マグネット式スマートカバー」というものでガッチリとガードされている。ピッタリくっついて、画面を保護してるんだけど、ちょちょっと指を入れてみたら、見事にめくれた。ふふっ、どんにゃもんだい(^^)v 
 
と、自己陶酔してたら、やっぱりママが飛んで来た。
 
「どうやってめくったの? ミッケの鋭い爪から守るためにカバーを付けてるのに」
 
くっくっく、あたしはカバーより、よっぽどスマートなのにゃ(⌒▽⌒)。
 

(せっかくめくったのに元に戻され、ガッカリの巻)
 
ところである晩、黒いものを踏んづけたら、いきなりテレビ画面にYouTubeが現れた。
 
「ミッケ、すごい!!!」
 
どうやらあたしが踏んだのは、リモコンだったらしい。テレビ側の入力を切り替えなくても、Fire TV Stickの「決定」を押せば、YouTubeの画面に切り替わることを、ヒョンなことから発見したのにゃ。ママにとっても褒められました。
 
ってなわけで、今回はこんなところなのにゃ。次のお題は「南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店」。ママにバトンタッチします。
 
ピザトーストなんて、ひさしぶりだなぁ。テーブルには、タバスコ。タバスコもひさしぶり。辛い調味料が少なかった時代、パスタという呼び名もなく「スパゲッティ」には、タバスコと粉チーズが定番だった。
 
ご年配の夫婦。身綺麗な奥様が、注文を取りに来てくれる。お水が少なくなれば、注ぎ足しに来てくれる。2回も!
 
流れるのは、50's〜60's前半のアメリカン・ポップス。"Heat Wave"、"Da Doo Ron Ron"、山下達郎がカバーしてた "Alone"、もちろんエルビス・プレスリーも。そして、お客さんが、テーブルでゆで卵を叩いて割る音も。
 
茶系のウッドを基調にした店内、落ち着くんだよなぁ。高校生のころ、喫茶店っていえば、こんな雰囲気だった。
 
お店はけっこう混んでいて、若い女のコも多い。世代を超えて、落ち着くのかも。
 
歩いてて、通りがかって、ふっと目について入ったお店。いつもこのへんに来るときは自転車だったから、全然気づきもしなかった。
 
最近、肩に力が入っていて、ま、肩に力が入りやすい体質なんだろうけど(^_-)このお店で、かなり脱力できた。和んだにゃ〜。
 
昔々、喫茶店のマッチをあつめていた古い記憶が蘇った。引っ越しの時、処分しちゃったけど、取っておけばよかったな、なんてふと思ったりして。