ヘレン・メリル さよならコンサート

14歳から第一線で活躍、"You'd Be So Nice To Come Home To" があまりにも有名なヘレン・メリルが引退公演を行うと聞き、またまたブルーノート東京へ。にゃんと!ジャズ歌手として約70年のキャリアを誇るレジェンド中のレジェンド。

オープニングはピアノ、ベース、ドラムスのトリオが、小気味いい大人のジャズを演奏。もうシビレました。改めて、ここってジャズクラブだったのね、と認識。

収容人数は400人だそう。コンサートホールではなく、「クラブ」の程よい大きさ、ステージでの演奏がカラダにビシビシ伝わってくる。

力は抜けているのに、バシッとリズムが決まるドラムとベース、そして軽やかなピアノ。しばし身をまかすの巻。


ヘレンはステージに上がると、ガッツポーズ?!エネルギーがほとばしった。それでいて、喋ったり歌ったりすると、かわいいおばあちゃんになる。キュートなばあちゃん、理想型だなぁ。

"Am I Blue" "Summertime" "Bye Bye Blackbird" "All Of Me" などなど、スタンダードなジャズの名曲を続々歌唱。ジャズって、いいな。

そしてアンコール前のラスト曲は、もちろん "You'd Be So Nice To Come Home To"。

昔、レコードで聴いた、聞き慣れたバージョンがどこからか流れてくる。

"From heaven?" と女優チックに天井を見上げるヘレン。大きくフリを付けながら、声を出さずにワン・コーラスだけ一緒に歌ってから、生歌へ。

口パクする、その仕草がとってもかわいくて、抱きしめたいくらい。

アンコールの "S' Wonderful" を歌い終えると、花束贈呈。暖かいオーディエンスの拍手喝采に見送られ、70年もの長い間歌い続けた歌手がステージを降りる。クラブ全体がハッピー・オーラに満ちた、その瞬間に立ち会えて、幸せ。

ところで、隣りに座った女性と話してたら、1970年代に活躍したバンドのライブにたくさん行ってるって話をしてた。リトル・フィートの名前が出るくらいだから、かなりシブくて、マニアック。

「今、一番行きたいライブは?」と彼女に訊かれ、その場では出てこなかったのにゃ。観たいのに観れてないライブか...。よくよく考えてみると。 

まずはT.Rex。もはや不可能だけど、マーク・ボランの妖艶な魅力にノックアウトされたかった。

そして来日はあり得ない、アルゼンチンの大御所Fito Páez。ネットで事前に世界のチケットが入手できる今の時代だから、行けるうちに、観れるうちに観ておいたほうがいいよね。ベネズエラのLos Amigos Invisiblesも。

7が3つ並ぶと、ついつい写真を撮ってしまう小市民(^^;)

オマケ:麻生太郎宅近くで見かけたツツジ




大食い日記スペシャル 2017年4月 代々木公園 紀尾井町 国立 立川 中目黒 高円寺 神楽坂 北千住

相変わらずあちこち行っちゃあ、食べてます( ^∀^)。東京ってつくづくスゴイ!と思うのは、食べても食べても食べきれないこと( ^ω^ ) 今回は、最近行ったお店をランキング形式で並べてみました。
 
■第1位 キッチン富ヶ谷代々木公園駅近く カレー屋兼週1回だけラーメン屋さん
入口近辺は、そんなに洒落た感じでもないけれど、店内はカフェ風。
 


水曜日以外はカレー
身悶えするほど魅力的なのは、カツカレー。ジャポネスクなカレールーと、サクッと揚がったカツのハーモニーがたまらにゃい。サラダ、ドリンク、食後のミニデザートがついて、にゃんと!1000円。ラッキョウ、付け合わせの野菜が食べ放題。
カツカレーの他にも、黒、チキン、キーマ、インドネシアなどカレーの種類もいろいろ。何度も行って、他のカレーも食べたいにゃ。
 


水曜日はラーメン
「うまからラーメン」はトムヤンクン味で野菜たっぷり。強めの辛味が刺激的。700円。オプションの鶏そぼろ飯100円を付ければ、エスニックなラーメンライスの出来上がり。
 
 
 
■第2位 オアシスガーデン〜ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町地中海料理レストラン



中森明菜の歌の題材になったともいわれる、バブル期に建った赤プリは姿を消し、戦前の洋館は残った。赤プリ、懐かしいなぁ。

 

ランチ・ブッフェのスイーツ。前菜とデザートはブッフェ、メインはパスタ、お肉、お魚から選ぶ。36階からの眺めはサイコーだし、おいしいし、サービスもよくて大満足(^^)v
 
■第3位 ランコントル〜国立のフレンチ・レストラン





ボリューミーなサラダ、濃厚スープ、メインのお肉料理、たっぷりスイーツ、飲み物つきのランチコース2900円はお値打ち。地元でも大人気のお店だとか。自然で丁寧な接客もグー👍
 
 
■第4位 東園〜立川駅近くの中華料理店
写真は、豆腐と海老の煮込み系。700〜800円の庶民的定食はどれもお味よく、出てくるのも早く、ゴハンは大盛無料で、デザートまでついて、タバコも吸えるって、すばらしい!
 
■第5位 味安〜綾瀬の大人気定食屋さん
写真は、サバ味噌煮と豚肉生姜焼(だったと思う)。このお店、唐揚げと塩サバが名物なんだわ。欲張って2種類食べようとしたのは、選択ミスでした。次回は唐揚げを食べよう!
 
■第6位 草花木果孤独のグルメに登場!中目黒の沖縄料理屋さん


 
魅惑のラフティー丼。(大盛の)ご飯が見えないほど、大量の角煮が敷きつめられている。今度行ったら、ハーフタコライスとハーフ沖縄そばのセットにしようか...などと、またまた次回を考えるの巻。
 
 
■第7位 ニュー高円寺インディア(高円寺)
 
 
近くの洋食屋さんが準備中で、たまたま見つけたカレー屋さん。チーズナンが絶品(^^)v 高円寺って、飲食店の多さがすごい。あやしいカレー屋があったけど、行こうと思ってるうちになくなった。食べてみたい!と思ったら、即食べるのが鉄則なのにゃ。
 
■第8位 SODESURIZAKA(神楽坂)
「野菜たっぷり」を謳う女子向けブッフェが増えてきた気がする。このお店もまさしくそう。野菜中心だと、ブッフェでたらふく食べても、罪悪を感じないのがうれしい( ◠‿◠ )
 
夜でも野菜たっぷりブッフェが、1100円って、ビックリぽん。
お店の名前は、近くにある「袖摺坂」から。
 
■番外
 
これまた孤独のグルメに登場した、北千住のタイ料理有名店。開店前に到着しても、一巡目には入れず。そのくらい混んでたけど、驚異的に速く出てきて、回転率はスーパー。あっという間に食べ終わる。ただゆっくりできるわけでもなく、ボリュームあるわけでもなく、サラダがつくわけでもなく、デザートやドリンクがつくわけでもない。味も普通。再訪はなさそう。
 
風俗街的なエリアにあり、近くには「ハリウッド」が!
 
■オマケ
やっぱり、このくらいボリューミーじゃないとね(下の写真は、新宿三丁目のお気に入りタイ料理屋さん「ロータス・ラウンジ」のランチセット。メインのガパオライスに、フォー、サラダ、スープ、デザート、飲み物までついて、タバコも吸えて、約1000円の感動!あぁ、お腹が空いてきた(^∇^)
 
■終わりに
ランキング形式にしてみたけれど、庶民的な中華定食でも、ホテルのランチ・ブッフェでも、それぞれのおいしさがあって、順位はつけ難いんだにゃ。すっごくおいしいわけじゃないけど印象に残ったお店、フシギなお店、昭和なお店などなど。いろいろストックしておきます。
 
次回の大食い日記は、渋谷特集の予定です。
 
 
 

パクチー!パクチー!パクチー三昧@下北沢HISHIMO

パクチー愛に溢れたお店!
親切に、丁寧に、メニューについて、熱く熱く語ってくれる、店員さん💕 まずは、オススメのパクチー尽くしの前菜3種盛りから。パクチーズ、パクチーナムル、漬物withパクチー。特にクラッカーに載せていただくパクチーズは、悶絶寸前の絶品(^^)v クラッカーは50円?で、追加もオッケー。

一見、普通のさつま揚げ。実は豚肉。パクチーを添えて。

写真を撮るのを忘れたけれど、小エビとアボカド🥑のサラダも、美味極まってました。もちろんパクチーと共に。

そして、グリーンカレーのパスタ!つまりグリーンカレー味のスパゲティなんだけど、まったく違和感がなく、おいしい〜(^^)v モチモチで、大盛。しあわせ。

他にも、本日のオススメメニューもたくさんあって、桜🌸の季節は終わっても、食欲満開。

飲み物は、スパイスをスピリッツで漬け込んだというSpi-shu。スパイシュと読むそう。例えばカルダモンならジンで漬けこみ、割り方は水、トニック、ミルクなどから選べる。もちろんロックやストレートもあり。ラムで漬け込んだ杏仁をミルクで割ると、杏仁豆腐を飲んでるようなフシギな感覚。スパイス、ベースのリキュール、割り方、組み合わせを選ぶ喜び(^^)

このお店、もともとは1923年(大正12年)開業のドライクリーニング・フランス社。元総理大臣の佐藤栄作氏をはじめ、数々の著名人が顧客だったそうです。お店の看板はドライクリーニングのまま、電話番号は7桁のままっていうのも、伝統を守ることなのかもしれない。ビジュアル的には、下北沢らしくていいな。

お手洗いが外ってのも、どこか下北沢っぽい。

初めて行って、また行きたくなるお店は案外少ない。でもここはぜひまた行きたい。翌日の豪快な新陳代謝も、魅力的なのにゃ(^_-)

▪️駅に向かう道、見かけた風景。

再開発進む北口のマーケット。大正13年創業の和菓子屋さん跡。

「戦前、戦中、戦後の混乱期、昭和の復興発展から今日までお客様と共に頑張ってまいりました」と書かれた、閉店の張り紙。言葉を選んで、選んで書いたんだろうな...と思うと、ウルウル。



2017 さくら (浅草 千鳥ヶ淵 西国立 近所 国立 中野)

桜が咲くと、写真を撮る。毎年同じような写真になるけど、やっぱり撮る。桜の季節を迎えられたことに、感謝しつつ。今年はひさびさ浅草へ。

お店の正面には、演歌歌手のポスターがズラリ。昭和な風景が残ってて、よかった。

伝法院が期間限定で公開されていることを知り、出陣。「でんぼういん」と読むのね。ずーっと「でんぽういん」だと思ってた(°▽°)

日本家屋は、芸術なのにゃ。

ガラスが微妙に凸凹してて、そういえば昔のガラスは、こんな感じだったっけ。温もりを感じるなぁ。


日本庭園、しだれ桜、スカイツリーがある風景。ちょいと近未来的だったりする。

ありゃりゃ🙀 五重の塔が工事中。

1980年代、大林宣彦監督の「異人たちとの夏」という映画があった。

幼い頃、死に別れた両親と、当時住んでいた浅草で出会った主人公。子供に戻って「異人たち」に甘える主人公を待っていたのは...。

浅草に来ると、この映画の舞台となった路地を探してしまう。



隅田川沿いの桜は、まだ約4分咲きだった(4/2)

↓ここから千鳥ヶ淵。タイミングよく、半蔵門でアポが入って、ラッキー。




立川病院あたり

↓ウチから自転車で約15分。空き地の桜。都内ロケーションで、知る限り10年近く空き地のまま。普段はまったく通らないので、毎年「今年もまだあるかな」とドキドキしつつ、行ってみる。実際は、もっと幽玄の世界。



追記:国立駅南口の大学通りブエノスアイレスの7月9日大通りを彷彿とさせるような広い通りに、雨の中、静かに咲く桜たち。おもむろに宴会やってないのがいいな。(4/9)




↓中野通り桜のトンネルは、もう散り始めてた。行かないで〜🌸


そして中野四季の森公園の桃? 長持ちするせいか、あんまり有り難がられないけど、キレイだったにゃ。





村治佳織さん 文春トークライブ

かつて、彼女はJ-Wave"Classy Cafe"という番組でナビゲーターをやっていた。キレ味も気っ風もよくて、自然体なトークが大好きだった。ライブで演奏を聴いてみたいと思っていたけど、なんだかんだで延び延びに。そして今回、トークと生演奏がセットになったライブがあると聞き、紀尾井ホールへ。


14歳で国際コンクール優勝!

19歳、パリ留学中、ホアキン・ロドリーゴに会いにスペインへ。その旅が情熱大陸で放映される。

2000年、デッカ・レコードへ移籍。契約書にサインするためロンドンへ行き、しばらく住んだ。

2013年の秋、京都暮らし

去年、渡辺香津美45周年ライブで、エレキギターに初チャレンジ!


インタビュアーと対談しながら、過去を振り返る。


特に印象に残ったのは、吉永小百合さんとのエピソード。


「小百合さんと出会ったのは、17歳くらいの頃。一人の人間として、普通に生活することをとても大切にしている。地下鉄に乗ることもある。20132014年、音楽活動を休んでいた時には二人でいっしょにプールに行ったりもした。彼女は体育会系で、気遣いの人。根掘り葉掘り訊くこともなく、いろんなところに連れ出してくれた」


ステキだなぁ。お互いに魅力的だから、相乗効果でどんどんいい時間が過ごせるんだろうな。


そして、旅について。


「旅から力をもらった!ネパール、長崎、テレビのドキュメンタリーで訪れたカナダ。休業前にはタンザニアにも。アフリカで夕陽を見ていたら、曲が湧いてきた」


陸前高田気仙沼などの被災地をまわり、仮設住宅で演奏した」


よく出て来た言葉は「ピンと来た!」「ご縁」「試練」。


病気とか、いろんなことがあっても、乗り越えてきた強さと、野生の勘。


演奏はやっぱり、キレ味いい、フラメンコ的要素がある曲がカッコいい。


そして4月から再びJ-Waveでレギュラー番組が始まるアナウンスも。戻れる幸せをうれしそうに語る彼女が、印象に残った。


2017.3.22. 紀尾井ホール

ブルーノート東京 クレモンティーヌ with 野宮真貴

なんとなく敷居が高い気がしてた Blue Note Tokyo。移転前に行った記憶はあるけど、すでに20年以上前か(^_-) 今回は、バブル期からファンだったクレモンティーヌが、野宮真貴と競演することを知り、いざ出陣!
 
 
お店に足を踏み入れると、いきなりジャズクラブな雰囲気。
 
店内はやっぱり高級感満載で、スタイリッシュな大人が談笑している。年齢だけなら立派過ぎるほど大人なはずの自分なんだけどね(°▽°)
 
ビールは似合わない雰囲気。カクテルとか、ワイングラスのほうが似合いそう。
 
でもステージの真ん前の席なのに、アルコールを飲んで、ライブの途中でお手洗いに行きたくなったら、悲惨。
 
そもそもそんなコト考えているのが、すでに大人じゃないでしょう。長い時間、メニューを見つめているのもスタイリッシュじゃないし。
 
そんなとき見つけたのが「雫取り」という伝統的な技術でつくられたという、透明なトマトジュース。その名も「トマトクリスタル」(越前トマト100%)
 
実際の色は、上の写真よりやや薄く、ウィスキーの水割りくらい。なのに味はトマトジュースで、フシギな感覚。
 
 
 
最近、かぶりつきの神様が降りてきくれたのか、先日のBuikaに続き、今回もど真ん中。クレモンティーヌとの距離は、ほんの1.5m程度。
 
ナチュラルで、決して華美でも派手でもないんだけど、どこから見てもエレガントなヨーロピアン。パリのエスプリ、身にまとってました。ヨーロッパを旅してた頃とか思い出して、懐かしさがこみ上げるの巻。
 
MCで彼女が話していると、目は合うわ、同意は求められるわで、ドキドキ。
 
そして、あの!ウィスパーボイスで、サントロペも、シャンゼリゼも、ピロートークも歌ってくれました。もちろん、バカボン・メドレーも♪
 
オフィシャルサイト:セットリストとライブレポートは、こちら。
 
 
本気でうれしかったのは「ジェレミー」(1993)が聴けたこと。カフェラテのコマーシャルに使われてて、大好きだった。これまた懐かしい細長いシングルCD。プレイヤーに入れてみたら、ちゃんと聴けるんだよね。感動。
 
至近距離で見ると、クレモンティーヌはけっこう目尻近辺などにシワが。野宮真貴は、かなりスベスベ。で、どちらが好みかっていうと、クレモンティーヌ。自然で、年齢相応、思いっきり笑う。
 
ブルーノート、よかったな。また、行こう。
 
オマケ:喫煙所
ジャズクラブがタバコの煙に包まれていたなんて20世紀の昔話。煙が外に漏れないよう、テクノロジーを駆使した喫煙所があった。
「タバコはテーブルの上でお持ちください。テーブルの下で火のついたタバコを持っていると、テーブルの下に煙が滞留し、臭い漏れの原因となります」「退出時には、壁方向へ深呼吸してください。肺にたまった煙を分煙キャビン外で吐き出すと、臭い漏れの原因となります」などと書いてあり、ここまで来たか!って感じね。ま、店内で吸えるんだから、感謝してねって話だにゃ、これは。
 
(敬称略)
 
 
 

3月のミッケ + 南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店

春なのにゃ。いつも眠いけど、春の昼間は、とりわけ眠いのにゃ。
 
でも、テレビの情報番組でニュースキャスターが、先っぽが赤い棒でグラフを指しながら解説しているのを見ると、居ても立っても居られなくなり、思わず飛びかかってしまうのにゃ。
 
すると形相が変わったママが「去年、買ったばかりなのに、テレビが壊れる〜🙀」と叫びながら走ってきて、捕らえられてしまうのであった。
 
あと、ママの大切なiPadは紫色の「マグネット式スマートカバー」というものでガッチリとガードされている。ピッタリくっついて、画面を保護してるんだけど、ちょちょっと指を入れてみたら、見事にめくれた。ふふっ、どんにゃもんだい(^^)v 
 
と、自己陶酔してたら、やっぱりママが飛んで来た。
 
「どうやってめくったの? ミッケの鋭い爪から守るためにカバーを付けてるのに」
 
くっくっく、あたしはカバーより、よっぽどスマートなのにゃ(⌒▽⌒)。
 

(せっかくめくったのに元に戻され、ガッカリの巻)
 
ところである晩、黒いものを踏んづけたら、いきなりテレビ画面にYouTubeが現れた。
 
「ミッケ、すごい!!!」
 
どうやらあたしが踏んだのは、リモコンだったらしい。テレビ側の入力を切り替えなくても、Fire TV Stickの「決定」を押せば、YouTubeの画面に切り替わることを、ヒョンなことから発見したのにゃ。ママにとっても褒められました。
 
ってなわけで、今回はこんなところなのにゃ。次のお題は「南阿佐ヶ谷のレトロな喫茶店」。ママにバトンタッチします。
 
ピザトーストなんて、ひさしぶりだなぁ。テーブルには、タバスコ。タバスコもひさしぶり。辛い調味料が少なかった時代、パスタという呼び名もなく「スパゲッティ」には、タバスコと粉チーズが定番だった。
 
ご年配の夫婦。身綺麗な奥様が、注文を取りに来てくれる。お水が少なくなれば、注ぎ足しに来てくれる。2回も!
 
流れるのは、50's〜60's前半のアメリカン・ポップス。"Heat Wave"、"Da Doo Ron Ron"、山下達郎がカバーしてた "Alone"、もちろんエルビス・プレスリーも。そして、お客さんが、テーブルでゆで卵を叩いて割る音も。
 
茶系のウッドを基調にした店内、落ち着くんだよなぁ。高校生のころ、喫茶店っていえば、こんな雰囲気だった。
 
お店はけっこう混んでいて、若い女のコも多い。世代を超えて、落ち着くのかも。
 
歩いてて、通りがかって、ふっと目について入ったお店。いつもこのへんに来るときは自転車だったから、全然気づきもしなかった。
 
最近、肩に力が入っていて、ま、肩に力が入りやすい体質なんだろうけど(^_-)このお店で、かなり脱力できた。和んだにゃ〜。
 
昔々、喫茶店のマッチをあつめていた古い記憶が蘇った。引っ越しの時、処分しちゃったけど、取っておけばよかったな、なんてふと思ったりして。
 
 
 

フラメンコは進化する!Buika @すみだトリフォニーホール

とってもいい席、かぶりつき。1階の前から2列め、ほぼ中央。もしも仮に、彼女の歯に青海苔がついていたら、見えるくらいの至近距離(^з^)-☆。

裸足で歌っていることも、わかる。ロングドレスから、たま〜にチラッと覗く素足は、例えそこがステージの上だとしても、大地を踏みしめるようなエネルギーを感じさせる。


ギニア共和国出身の両親のもと、スペインのマジョルカ島で生まれたという彼女。見た目はバリバリのアフリカ系だけど、歌声にも動きにもフラメンコ魂が宿っていて、大航海時代を感じさせるような、シギな感覚に包み込まれる。

しかもオリジナリティ溢れるフラメンコ!ソウルフルで、ビートはアフロ、やわらかいラテン・フレーバーも散りばめられたミクスチャー系。そして、ハスキーで一度聴いたら忘れられない個性的な声の持ち主。

「小さい頃、教会の聖歌隊で歌っていたとき、犬みたいな声で歌ってるのは誰?って先生に言われたけど、彼女はクレイジーだったってことよね」

と、楽しそうに、少し鼻をふくらませて、彼女は自信満々に語った。そう、個性はかけがえがない。

しかもしかも、このコンサート正式名称は「ブイカ "シンフォニック・スペシャル・ナイト"」 新日本フィルハーモニー交響楽団との共演。50〜60人ものオーケストラをバックに、時に優雅に、時に激しく、歌いまくる。

そして、アンコール。「もうオフィシャルなショーは終わったから、あたしは弾ける!」と言いながら歌い始めたラストの曲では、ドレスをたくし上げステップを踏み、伝統的なフラメンコモード全開! フラメンコとスペインの多様性に、改めて感動するの巻。最近、ラテン系の音楽を聴く機会が減ってる気がする。増量しよう!


ところで「すみだトリフォニー大ホール」は1801席、立派なパイプオルガンもある、ステキな空間。また行きたいにゃ。







映画 「たかが世界の終わり」

カンヌ国際映画祭グランプリ受賞作品!


12年ぶりに帰郷するルイ。実家では、母はバッチリ化粧をし、マニキュアを乾かし、はしゃぎながら待っている。子供のころに別れたまま、長いこと会っていなかった妹はナーバスになりつつも、どこかトキメイテいるように見える。兄嫁とは初対面。そして兄は、再会するや否や、辛辣な言葉を投げつけ始めた。

本当はルイは「もうすぐ自分は死ぬ」と家族に告げるために、故郷に帰って来たのだ。

ある夏の午後、オードブルからデザートまで。家族は喋り続ける。でも喋れども、喋れども、家族の本音は見えてこない。それぞれの家族の思いが交錯し、マシンガンのように発射され、突き刺さる言葉の連なり。ルイは自分の死期が迫っていることを、口に出せない。さて、ひさびさに再会した家族の行方は?

心をえぐるような嫌味と皮肉を連発し、人を貶めるような言動を繰り返す兄。その奥にあるのは、愛。


監督のグザビエ・ドランは言う。
「不完全な人間に惹かれる」

「言葉を詰め込むことで、一種の間をつくりだしている」

グザビエ監督は1989年生まれの27歳。2009年「マイ・マザー」で監督・脚本家してデビュー。以来、カンヌ映画祭で常連の若き天才。

突然「ボクは女になりたかったんだ」と恋人に告白され、戸惑いながらも受け入れ、共に歩んでいこうとする女性と「彼」との愛を描いた「わたしはロランス」(2012)。スケールが大きくて、壮大な人生ドラマ、すごかったなぁ。

この作品「たかが世界の終わり」での家族の会話...って言うか言葉の応酬、特に主人公の兄の嫌味さは強烈。映画が終わっても、しばらく動けず、帰りの地下鉄でも音楽を聴く気がしないくらい。
その言動の奥底には愛があるって言われてもね〜、っていうのが率直なところだったけど、それって真正面から受け止め過ぎてるんだろうな。


それにしても、皮肉さと、ああ言えばこう言う言葉の応酬は、フランス人ならでは!かと思ったら、監督はカナダ人だし、カナダ映画。カナダでも英語圏だったらこんなに激しくやりあうのか、フランス文化圏だからこうなるのか、ちょいと不思議。今度、カナダ在住の友達に訊いてみよう。

そして、主人公の母役のナタリー・バイ。年齢を重ねた奥深い魅力を見せてくれてます。

このところバタバタ気味で、2か月半ぶりの映画館。アマゾンの見放題だと、いつでも見れるし、作品ごとの課金もないし、寝落ちしちゃったりする。その作品にお金を払って、映画館の暗闇に拘束されるって、やっぱり快感。次は何を観ようかな。

湘南の海

波乗り冬休み中だけど、無性に海に入りたくなり、湘南で入った。
近いし、海水は暖かいし、(ちょっと雲がかかっていたとはいえ)富士山はキレイだし、サザンの曲がピッタリあうし、波がないコトを除けば(^_-)サイコー!
やっぱり波は、千葉がいいんだにゃ。早く水がぬるくなってほしいと切に願う今日このごろ。
 
江の島を見ると、やっぱり「勝手にシンドバッド」のメロディが全身を駆けまわる。

波がなく、寒くても、案外サーファーはいる。
 
 
思いっきりポイントが雲に隠れた富士山。それでも凛々しいんだなぁ。
 

このごろ、ちょいとバタバタしてるので、今週のブログはシンプル・バージョンでした。